♦ OLYMPUS (オリンパス光学工業) OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 100mm/f2(OM)

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※解説とオーバーホール工程で掲載の写真はヤフオク! 出品商品とは異なる場合があります。

今回完璧なオーバーホール/修理が終わりご案内するモデルは、国産は
OLYMPUS製中望遠レンズ・・・・、
OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 100mm/f2 (OM) 』です。


  ЯПОНІЯ З УКРАЇНОЮ!    Слава Україні!  Героям слава!  

上の文は「日本はウクライナと共に! ウクライナに栄光あれ! 英雄に栄光を!」の一文をウクライナ語で国旗色を配って表現した一文です。現地ウクライナでは民衆が「ウクライナに栄光あれ!」と自らの鼓舞を叫ぶとそれに応えて民衆が「英雄に栄光を!」と返すようです。

Slava UkrainieieGeroyam Slava

今回完璧なオーバーホール/修理が終わってご案内するモデルは、当方がオーバーホール作業を始めた13年前からの累計で、当時のOLYMPUS製オプション交換レンズ群の中から特に・・
開放f値F2シリーズ」だけをまとめて括ると16本目にあたりますが、今回扱った「焦点距離:100㎜」だけでカウントすると僅か3本目であり、しかも前回の扱いが2017年なので、凡そ7年ぶりと言う状況です(汗)

先ずは冒頭で、このような大変希少なオールドレンズのオーバーホール/修理ご依頼を賜りま
した事、ご依頼者様に感謝とお礼を申し上げたいと思います・・ありがとう御座います!

13年間で扱い本数が少ないのは敬遠しているワケではないのですが、何しろ当方にとっては高額品の部類に入るシリーズなのと合わせて、実は「光学系内の特に後群側にフローティングシステムを内包するこだわりの設計」なのがハードルを高くしています(汗)

いえ、もっと正確に述べるべきですね(汗)・・ハードルが高いと感じているのは、その「光学系内にフローティングシステムが在るから」ではなく「そのフローティングシステムに白色系グリースを塗ったくったバカな整備をしている個体ばかり」なのが、当方にとってハードルを高くしている最大の要因です(涙)

この当時のOLYMPUS製「開放f値F2シリーズ」は、全モデルの光学系内に必ず「フローティングシステム」を内包する光学設計を採っています。それによりアポクロマートレンズとしての素性をさらに孤高の高みにまで昇華させた「オリンパス光学工業の威信をかけたこだわりのシリーズ」だからです(涙)

フローティングシステム」を日本語で表すなら(笑)、まさに「昇降システム/昇降筒を内包するシステム」と言い換えられます。或いはネット上のサイトによって「エレベーション機構」などと解説している場合もあるようです。

いずれにしても多くの場合で、光学系後群側を距離環の回転に連動させ「直進動だけに限らず横方向にも回転させながら、位置を可変させつつ、繰り出し方向収納方向を織り交ぜて制御させている機構」です(驚)

この「距離環を回して繰り出している最中に、昇降筒内部の光学系後群だけが独自に反対の
方向に動いている
」と言う概念こそが『驚異的』なのです(汗) そこまでこだわってアポクロマートレンズたる「色収差の撲滅」に果敢に挑戦し、しかもそれを大量生産させてしまった点に於いて、当方はOLYMPUSに対し畏敬の念を抱かざるを得ません(涙)

詰まる処、オールドレンズ光学系の動きと言えば「鏡筒内にセットされている光学系の話」なので、ヘリコイド駆動方式が「直進式」であれば、繰り出し/収納は「直進動 (マウント部に
対して前玉方向と後玉方向の区間に限定して移動する前後動と言う意味合い)」の動きしか有り得ません(笑)

ところがその中で「昇降筒内の光学系後群だけは横方向にも独自に回りながら、しかも前後の方向でも前に行ったり、後に戻ったりを繰り返している駆動方法」になり、距離環を最短撮影距離側に回していても、後群だけは無限遠位置方向に戻っていたりもするのです (その後に再び繰り出し方向に移動する)(笑)

・・それを以て「昇降しているシステムフローティングシステム」の概念に至ります。

単に「昇降機能で直進動しているだけの話ではない」点を、先ずは概念としてシッカリご認識頂きたいと思います(涙)

そのようにアポクロマートを体現させるとても重要な部位/機構部なのに・・過去メンテナンス時の整備者は、ここに「白色系グリース」を塗ったくります!(怒)

恐ろしいことに(怖)、今までの13年間に扱ってきた「焦点距離21㎜100㎜」までの「開放f値F2シリーズ」たる16本全ての個体で「白色系グリースが、フローティングシス
テム内に塗ったくられていた
」ことを・・ここに告知します!(泣)

・・よくもそれでプロの整備者たる肩書を恣にできると思いますョ!(怒)

後でオーバーホール/修理の工程内でちゃんと説明しますが、前述のとおり「フローティング
システム
がハードルを高くしている
」との問題意識でなく「過去メンテナンス時の整備者が白色系グリースを塗ったくっているのが問題」と捉えています。それは「白色系グリース塗布により平滑面に酸化/腐食/サビが生じ、抵抗/負荷/摩擦が増大する」からで、当方のオーバーホール工程の中で「それら酸化/腐食/サビを研磨して除去するハメに陥る」ワケです。

ところが、実は「フローティングシステム内の構成パーツは互いが100%接触し合いながら
前述の前後動/回転をしている
」為、サビが酷いなら研磨すれば良い・・とはなりません(汗)

製産時点に、互いが平滑面として仕上げられ、且つ経年の中でリアルな現実に接触しながら駆動していた時、それらを研磨すると「下手すれば許容値を超えて擦り減ってしまい、寸法公差を担保できなくなるフローティングシステムとして機能しなくなる」のが怖いのです(怖)

白色系グリース」など塗布されずに、まさに製産時点のままグリースが一切介在しない状況の中で何十年も過ぎたのであれば、整備の方法もまだ幾つかありますが、塗布されてしまった「白色系グリース」のせいで必要以上に摩耗してしまい、且つ今度はそれを研磨して平滑性を復元した時「はたして寸法公差はちゃんと担保されるのか???」が大きな懸念材料です。

しかし、その研磨作業をしているのは「当方自身」なワケで(汗)、まるで過去メンテナンス時の整備者の尻拭いを捺せられる立場でありながら、実のところその個体は「オーバーホール/修理ご依頼者様の所有物」であり、まさに最終的な責任の全てが当方に係るからです(涙)

・・このような状況を過去メンテナンス時の整備者不始末による不条理と捉えています(涙)

従って「白色系グリースは最新のシリコーン系グリースだから、それで摩耗するハズがない」と思い込んでいるだけの話で「グリースに頼った整備」どころか「グリースを塗布してはイケナイ箇所に塗っている」ことすら自覚していないのが大きな問題なのです(泣)

OLYMPUS製開放f値F2シリーズ」のオールドレンズに対して、このような仕打ちを平気でできてしまう神経が、信じられないと言っているのです!(怒)

・・プロの整備者の方、聞いてますか??? あなた達に言っているのです!

  ●               

今回扱ったモデルの光学系は6群7枚の拡張ダブルガウス型
構成を採っています。右構成図は今回のオーバーホールで
完全解体した際に光学系の清掃時、当方の手によりデジタル
ノギスを使い逐一全ての光学硝子レンズを計測したトレース
図です。

従って、例えば光学系第1群前玉は「凸平レンズ」ではなく、裏面側が極僅かに凹んでいる「凸メニスカスレンズ」ですし、第3群も大袈裟なカタチなるも「凸メニスカス」です(笑)

すると、彼の有名な Albrecht Wilhelm Tronnier (アルブレヒト・
ヴィルヘルム・トロニエ) が製品化にまで仕上げた光学設計たる、
前群単独3枚後群3枚 (うち2枚は貼り合わせレンズ)」として
結実した右構成図 (Adox製Adorette向けKleinbild-Xenon 5cm/f2の1937年カタログからのトレース図) の「前玉の前にもう1枚配置した光学設計」とも指摘できます。

今回のモデルの構成図で 色付の光学系第2群には「特殊低分散ガラス」を配置しています。そして問題の「フローティングシステム」こそが光学系後群側になり、構成図の 色付部分
たる第5群〜第6群であり、この後群が「前後動横方向回転」を独自に執っています。

国内特許情報プラットフォームをOLYMPUSで検索し、凡そ600件をくまなくチェックしてようやく「特開昭57-111506 (1982-07-12)」を発見しました(汗)

右構成図は、その特許出願申請書内の掲載構成図から当方の手によりトレースした図になります。

ここでもう一つのOLYMPUSのこだわりは、前述した「特殊低分散ガラス」の光学系第2群への採用です(汗)

入射光が光学系内を透過する際、その波長の相違から光成分が1点に結像しない「色ズレ」が起きる点については、先日アップしたこのブログ内MC ROKKOR-PG 58mm/f1.2《前期型−II》(SR/MD)』で詳しく解説しているので、ご参照下さいませ。

今回はこの「特殊低分散ガラス」の光学ガラスについて述べたいと
思います。

←左写真はネット上から拾ってきた「蛍石原石」の写真ですがフッ化カルシウム (CaF2) の鉱物なので、本来は無色であるものの、不純物の混入による生成で様々な色合いで採掘されます (左写真の原石は、不純物を含んでいるのでエメラルドグリーン色)。

ここで光学硝子レンズ評価の指標の一つになる「アッベ数 (vd)」を用いることで光の分散度合いの大小を知る機会になります。アッベ数が大きいほど分散度合いが低減するので「色収差は低減される」一方アッベ数が小さくなると「色収差は増大」になり色ズレが激しくなります。

つまりこのアッベ数の評価数値を基に「色ズレ」を極端にコントロールした光学硝子材を採用することで「アポクロマートレンズ」を体現させる狙いで「特殊低分散ガラス」を配置した
光学設計が登場します (結果色ズレが最小値まで低減される)。

するとこの「蛍石」で光学硝子レンズを仮に精製したとすると、そのアッベ数は「95.1vd」を示し、非常に色収差の少ないことが分かります。然し何しろ天然鉱物からの精製なので相当な手間と時間を掛けてようやく精製できることから、最終的なオールドレンズの単体価額は
必然的に極端に高額化します(汗)

そこで人工的にこの「蛍石」に近似したアッベ数を狙うべく開発された光学ガラス材が住田光学ガラス株式会社の製品「K-CaFK95 (製品名:ホタロン)」として1987年に世界で初めて「アッベ数95.0vd」として発売されました。さらに「K-FIR98UV (97.8vd)」そして
ついに2018年アッベ数101.0vdと言う「蛍石」を超越した製品を発売しています。

但し必ずしもこのアッベ数が示す数値だけがすべてではないので、例えば耐水性や耐熱性など
或いはそもそもの物理的な破壊への耐性なども当然ながら考慮されるべき要素なので、詰まる処、未だに総合的には「蛍石一択状態」なのがリアルな現実のようです (特殊低分散ガラスの光学硝子レンズとして完成するまでには、原石から辿れば今現在でも数ヶ月かかる)(汗)

なお前述の人造「特殊低分散ガラス」の呼称として「EDレンズ (Extra-low Dispersion)」が現在は一般的ですが、NikonOLYMPUSでもその呼称を使っていますし、例えばCanonでは「UDレンズ (Ultra-Low Dispersion)」と呼び、tamronは「LDレンズ (Low Dispersion)」或いはVixenTokinaの「SDレンズ (Super Extra Dispersion)」そして新たに2021年に開発された 光ガラス株式会社 (Nikon) の「SRレンズ (Short-wavelength Refractive)」なども登場し、技術革新が進展しています。

ちなみに、このモデルのネット上解説の中で「光学硝子材に屈折率向上の目的でランタン材などを含有しているのか???」との疑問が載っていたサイトがありました。せっかくなので、各群の光学硝子レンズについて、逐一放射線量を計測しました。

《光学系前群》
第1群前玉
0.06µSv/h
第2群
0.05≦µSv/h
第3群
0.05≦µSv/h
第4群
0.05µSv/h

《光学系後群》
第5群構成5枚目
0.06µSv/h
第5群構成6枚目
0.06µSv/h
第6群後玉
0.08µSv/h
※第5群のみ2枚の貼り合わせレンズ、直上にて放射線量計測の平均値
※µSv/hと「マイクロシーベルト/時」で、年間被爆線量1㎜Sv/y(年)を空間線量率に変換したもので、例えば 0.06µSv/hを24時間被曝し続けた場合の年間被曝線量は「0.06µSv/h x (24h x 356日) =525.6µSv/h0.5256mSv/h」が年間推定値になります。

・・このような結果でした。これらの計測値からこのモデルの光学硝子レンズには「特異な
希土類元素を含む鉱物を含有していない
」とも受け取れますが、おそらくは新種硝子を使って
いるのだと思います (よく分かりません)(汗)

↑今回のオーバーホール/修理個体を完全解体した時のパーツ全景写真です。具体的なオーバーホール工程やこのモデルの当時の背景など詳しい解説はOM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 100mm/f2 (OM) 』のページをご参照下さいませ。

ここまで掲載したオーバーホール工程の写真は「全て過去扱い品/個体からの転載」です。オーバーホール済でヤフオク! 出品する際の個体写真とは一部に一致しない場合があります。

DOHヘッダー

ここからは今回扱った個体に於けるオーバーホール/修理工程の中での解説になります。

↑上の写真は、当初バラし始めた時の撮影で「マウント部メクラ (遮光枠) を取り外した状態」です。するとご覧のように光学系後群側に何やらヤバそうなモノがチラホラ見えます(怖)

↑さらに拡大撮影するとご覧のように2つの領域に集約されます。ブルー色の枠内はまるで雪の結晶のようなカタチの微細な点状です。一方赤枠内はまた違うカタチのようにも見えます。

↑さらに寄って拡大すると、赤枠内はどうやら雪の結晶まで成長できていない状況なのが何となく分かります(汗) 一方グリーン色の矢印で指し示している箇所に居るのは「大きめのカビ菌の繁殖」で、正直キモいです(怖)

《オーバーホール/修理のご依頼内容》
光学系後玉にカビが3〜4点ほど確認できる。
さらにその後に微細な点状が散らばっているように見える。
今後大切に長く使いたいのでオーバーホールを希望します。

・・とのこと。ご依頼時にちゃんと参照ページまで添付頂いたのに、すっかり失念してしまいチェックしていませんでした(汗)

つまり、現物を手にして上の写真数枚を確認し「初めてバルサム切れを認知」した状況です(汗)

何故なら、後玉とのご指摘でしたが、後玉ではなく「光学系第5群の2枚貼り合わせレンズ」の、まさにその貼り合わせ面のバルサム剤の中で、これらが暴れているのです!(驚)・・然も上の写真のとおり、完璧に全面に渡るクモリを生じている状況です(涙)

↑上の写真は今回の個体から取り出した光学系前群の光学硝子レンズ:第1群前玉第3群を並べて撮影しています。グリーン色の矢印で指し示している方向が「前玉の露出面側の方向を
示す
」意味合いで付記しています。

何しろ当方は「プロにもなれず、マニアすらなれなかった整備者モドキのクソな転売屋/転売
ヤー」との話なので
(笑)
、信用/信頼が皆無であり公然と平気でウソを拡散し続けていると某有名処のコメント欄に誹謗中傷が載っているくらいです(笑) 従っていちいち面倒くさいですが、このような『証拠写真』をちゃんと撮影して載せつつ、解説まで進めないとイケナイみたいです(笑)

↑同じ光学系前群側の第1群前玉第3群ですが、今度はヒックリ返して裏面側を撮影して
います。当然ながらグリーン色の矢印の向きは逆転します。

冒頭で掲載した当方がデジタルノギスを使って計測した光学系構成図のカタチが「ウソでは
ない
」のが、特に第3群を見れば分かると思います (従って証拠写真のつ・も・り)(笑)

↑同じように光学系前群の第4群、そして光学系後群側に移って第5群第6群後玉を撮影しています。同じようにグリーン色の矢印が指し示す方向は前玉の露出面側方向を表します。2枚目はヒックリ返してそれぞれの裏面側を撮っています。

当方の写真スキルが皆無なので上手く撮れておらずスミマセン!(汗)・・光学系第5群の2枚貼り合わせレンズをLED光照射で撮影していますが、貼り合わせ面のバルサム切れ進行により「薄いクモリを全面に帯びている状況」を撮っているつ・も・りです(汗)

↑上の写真は当初バラしている途中での撮影ですが、光学系第5群の2枚貼り合わせレンズを
剥がして分離させたところです・・光学系内の構成で言えば、5枚目6枚目にあたりますし
グリーン色の矢印の意味合いも同じです (前玉方向を示す)

実はこの貼り合わせレンズを剥がす作業の時に過去メンテナンス時に再接着されていた事を
掴みました(汗)

なんと「300℃」まで加熱温度を上げたのにビクともしないのです!(驚)・・普通この温度帯に入るとバルサム剤が溶け始めて勝手に剥離するのですが (薄いほうの光学硝子レンズが勝手に流れ始めて横にズレる)、剥がそうとしても全く動きません(汗)

仕方ないので「400℃」まで加熱し続けてもダメです!(怖) さすがに800℃に近似すると成分と配合によっては光学硝子レンズが溶融解を始めるので、せいぜい「500℃」が限界と踏んでいます (特に厚みが薄い箇所が一番怖い)(怖)

ちなみに「熱伝導率」は金属に比べれば相当低いので耐えられますが、その一方で「圧力には滅法弱い」ので、下手にチカラを加えるとパリンッと逝きます!(怖)

↑「500℃」手前でようやく動き始めましたが、それでもほんの僅かです(汗) やっとのことで剥離したものの、上の写真を見れば分かりますが「過去メンテナンス時に接着した証拠を
発見
」について赤色矢印で指し示しています(笑)

白っぽい点状が複数集中していますが、オレンジ色の矢印の方向に極僅かに「尾を引いているのが分かる」と思います(笑)・・これは上に接着されていた、光学系構成5枚目の光学硝子
レンズが自重で動いた際に「既にバルサム剤が浮いていた箇所がズレた時の跡」であり、まるで彗星のように尾を引いています (前に掲載した写真ブルー色枠内の点状)。

この事実から「製産時点ではなく過去メンテナンス時に一度再接着されている」との結論に
到達せざるを得ません (何故なら、製産時点に不純物は混入していないから/万一混入が認め
られれば検査を通って出荷されていないから
)(汗)

さらに指摘するなら、そもそも「500℃近辺まで加熱しなければ溶け始めない接着剤」自体が製産時点を示していません(汗)・・そしてブルー色の矢印で指し示したように「ペリペリと
めくれ上がる剥がれ方
」であり、その一方でグリーン色の矢印で指し示しているように、ようやく500℃近辺で溶け始めた状態だったのがちゃんと視認できます (溶け始めている箇所)。

逆に言うなら、ブルー色の矢印箇所は溶ける手前の状況でめくれて剥がれたのです (上に乗っていた光学系第6群が動いたから)(汗)・・割れなかったのが不思議なほどです!(怖)

ハッキリ言って、光学硝子レンズを加熱しすぎると、このような「引張力や反発力」だけでもパリンッと逝ってしまいますから、とんでもなく恐ろしい状況だったことを申し上げているのです!(怖)

このようにいくら過去メンテナンス時の整備者の所為としても「自分だけが良ければそれで
いい
」と言う、手前勝手な思想と言うのは、はたしてどうなのかと真剣に疑念を抱きます(涙)

どうして「自分だけ良ければいい」が拙いのかと言えば、それは将来的な「サービスレベルの担保が瓦解してしまうから」と指摘でき、製産時点を大きく外れてその許容値を逸脱した整備を執れば、将来に整備する時に解体すら適わず「製品寿命を迎える結末」だからです(涙)

・・単なる配慮の問題ではなくなり、設計者の企図すら壊滅させてしまうことを意味する。

オールドレンズを整備するとは」そのような要素すら含んでいるのだと、肝に銘じてもらいたいです(涙)

確かに自分の所有物なのだから、何を処置しようが自分の勝手なのかも知れませんが、その
結果50年後にまた1つの個体が消えていく運命を辿るとすれば、その責任を放棄しているとしか思えません(涙)

↑その上に乗っていた光学系第5群を立てて真横から撮影しています。赤色矢印で指し示して
いる面が貼り合わせ面でバルサム剤で接着されていた面です。

・・実はこの写真は、ホラ〜並みに恐ろしい光景を撮影しているのです!(怖)

グリーン色の矢印で指し示しましたが、接着剤たる「バルサム剤の厚み」をご確認下さい。

・・こんなことがあって良いのでしょうか???(涙)

こんなに厚いバルサム剤では「光路長が狂うのは当たり前」なのが判明したのです・・実は、当初バラす前の実写確認で「このモデルにしてはピント面の鋭さ感に違和感が残る」点の他、無限遠位置をチェックするとオーバーインフ量が酷く「距離指標値の50.5ftで無限遠合焦 (距離環のオレンジ色の刻印のほう)」だったのもあり、オーバーホール/修理に際し光学系の
光路長を狂わす因果を確認したかったのです(汗)

↑上の写真は当然ながら接着剤 (バルサム剤) を剥がすのに、シルボン紙では役に立たず、仕方なく工業用の光学硝子レンズ専用綿棒を使い、ガシガシと擦り剥がしているところを撮っています (マジッで擦りました)。

上の写真の綿棒に付着している「まるでパラフィンの膜の如くペロペロに剥がれている片鱗」を赤色矢印で指し示しています (つまりほぼ90%の領域で溶けていない)(汗)

・・500℃近くでも溶けないって、いったい何を使ったのでしょうか???(汗)

↑貼り合わせ面の接着剤 (バルサム剤) の1/4程度をやっとのことでゴシゴシやって剥がし
終わったところで一旦撮影しています。赤色矢印で指し示している箇所で、めくれ上がって
いるのが分かるでしょうか???(汗)

ちなみに、全面で均質に剥がれるので (ゴシゴシゴシゴシ) この接着剤 (バルサム剤) は「二液性レジン液」ではなく、別モノです(怖)

要は過去メンテナンス時に使った接着剤 (バルサム剤) の塗布時に「不純物 (おそらくガス)」が封入されてしまい、その箇所が逐一浮き始めたが為に、今回の「雪の結晶騒ぎ」に至ったと
推定されます(涙)

逆に言うなら、カビ菌の繁殖などであれば、このような「雪の結晶のようなカタチ」には決して広がりません。このカタチを確認できただけで「バルサム材に混入してしまった不純物 (ガスや空気) が原因で浮き始めている証拠」と捉えて頂いても構いません (少なくともカビ菌の繁殖とは全く別モノの形状)。

もっと言えば、たかだか10年も経っていない経過の中で「全面に渡るクモリの発生バル
サム剤の浮き
」が起きてしまう接着を行うこと自体に問題が在ると当方は捉えます(泣)

・・ロクなことをしません!!!(怒)

皆様も、こういう情報を基にお手持ちのオールドレンズ光学系をご確認頂き、その「正体」を推測してみると、より現状が正確に掴める手立てになると思います(汗)

↑上の写真も当初バラし始めている途中の撮影ですが「光学系前群格納筒」に、おそらく過去メンテナンス時に固着剤を塗りまくったのか、完全固着していて全く外せません(涙)・・この格納筒が外れないと、その直下に居る「絞りユニット」にアクセスできず、絞り羽根の清掃
すらできません(涙)

↑同じ部位をヒックリ返して撮影しました。鏡筒 〜 ヘリコイドオス側 (但し内筒) までの部位になります。見えているのは/露わになっているのは「絞りユニットの裏面側」ですが「樹脂製」です (ブルー色の矢印)。

要は絞りユニットに「樹脂製パーツを一部に使っている」が故に、加熱処置で一つ前で明示した「光学系前群格納筒」を外せないのです (加熱により溶けてしまうから)(泣)

・・従って残念ながら今回の個体はこの部位をバラせていません(汗)

なおここでも問題の事実が判明し、グリーン色の矢印で指し示しているように「なんと光学系後群側のフローティングシステムを締め付け固定する箇所にまで固着剤を塗布している」始末で(汗)、このせいで「光路長がその固着剤の厚み分で狂う」ことが、どうしてプロの整備者なのに、分からないのでしょうか???(涙)

つまり「光学系内に於ける前後方向での固着剤塗布は、そのすべてが光路長を逸脱させていく要因にしかならない」ことを指摘しているのです。

こういう「何でもかんでも固着剤を塗りまくる」所為は、すべてが過去メンテナンス時の整備者の「自己満足大会」でしか有り得ません(汗)

・・そろそろこういう過去の不始末の尻拭いから、当方は開放されたいです(涙)、マジッで。

↑上の写真は「フローティングシステム」を実現させている、とても重要なパーツの一つです。「昇降ガイド (溝)」が斜め上に切削して用意されている、このモデルの描写特性を決定づけてしまうパーツの一つです(怖)

↑同じパーツを、今度は締付ネジで締め付け固定する際の締付穴を拡大撮影しています。すると当初バラした直後は「グリーン色の矢印の位置に締付ネジが締め付けられていた」ものの、そのすぐ左側に隣接して「真鍮材の地が露出している」のを赤色矢印で指し示しています。

つまり「赤色矢印の位置が製産時点を示す」のに、そこから変更しているのです (凡そ1㎜分右方向にズラして締め付け固定しているのがグリーン色の矢印の位置)(汗)

この事実を発見して確信を得ました!(泣)・・この個体は過去メンテナンス時に整備者の不始末で組み上げられていると(涙)

つまりこうです・・距離環を回すトルクが重くなってしまったので、それをごまかすために「昇降ガイドの位置を干渉しない位置までズラして締め付け固定した」のがグリーン色の矢印で指し示した位置の意味合いです!(汗)

・・こう言う「ごまかしの整備」を、隠れてこっそりヤッているんです(笑)

信じられませんョ、こういう行為ができてしまう神経が・・!(涙)

そもそもこの「昇降ガイドのズラし (約1㎜分)」で狂ってしまうのは・・当然ながら「フローティングシステムの描写特性」なのは、誰が考えても一目瞭然です。それをシレッと平気でヤッてしまう、そういう「ごまかしの整備」が横行しているのです(怖)

・・外から見えないので、知られなければ、何をヤッても良いのでしょうか???(涙)

フローティングシステムの描写特性」を狂わせる結末に至ることを承知の上で整備しているその思考回路の裏側には「多少の誤差は勘案されているハズ」との含みが在るのでしょうが、だからと言って自分の不始末をそれでごまかすと言う魂胆が、整備者の資質として罷り通ってしまう今現在も進行形なリアルな現実が、本当に信じられません。

・・世知辛い世の中になりました(涙)

↑上の写真はその「フローティングシステム」たる「昇降筒」を前玉側方向からの向きで撮影しています・・つまり光学系後群なので、絞りユニットの背後にセットされる部位ですね(笑)

外枠が「昇降筒」になり、グリーン色の矢印の3箇所で締め付け固定されます (前述した絞りユニットに固着剤を塗っている箇所)・・同様固着剤が塗布されています(汗)

さらによ〜く見ると「フローティングシステム」の「外筒」と「内筒」の間の隙間から「白色系グリース」がハミ出ています。そのハミ出ている領域を赤色矢印で囲って示しています。

冒頭で述べたとおり、今までの13年間で扱ったOLYMPUS製「開放f値F2シリーズ」の
16本全てで、この「フローティングシステム」に「白色系グリース」が塗ったくられてい
ました(涙)

製産時点と同じである「グリースを塗っていない個体ゼロ」です。様々な整備会社がたくさんあるのに、どうして何処も彼処も「白色系グリース」をこの「昇降筒」に塗るのでしょうか???(涙)・・やるせない思いで一杯です(涙)

↑その「フローティングシステム」内にセットされる「外筒と内筒」ですが、赤色矢印で指し示している箇所が「濁った銀色に変質している」のを撮影しています。

この箇所は「平滑仕上げ」で製産時点は造られています(涙)・・どうしてそう明言できるのか???(笑)

この「外筒と内筒」のシルバーな部分を除いた全てが「表裏で/内外で、微細な凹凸を伴う
マットな梨地メッキ加工
」だからです(汗)

つまり「経年劣化進行に伴い揮発油成分が侵入するのを最大限防ぐ/嫌う/くい止める」狙い
から、設計者が敢えて格納筒の内外装を「微細な凹凸を伴うマットな梨地メッキ加工」して
きたのです。

いくらシルバーな部分とは言え、その箇所に「白色系グリース」を塗ったくる神経が異常だと
・・ご理解頂けると思います(汗)

これら昇降筒が内部で前後動しながら横方向にも回転しながら、アッチコッチと位置を変えているのに、そこにグリースを塗っても梨地面にはグリースは付きませんと断言できるハズが
ありません!(笑)

ちなみに赤色矢印で指し示している銀色部分は、既に「白色系グリース」のせいで酸化/腐食/錆びが進んでいる状況です(涙) それだけではなく、本来製産時点は「平滑仕上げ」だったので、ご覧のとおり微細なキズまで着いてしまいました(涙)

・・設計者の意図なんて、これっぽっちも汲んでくれていません!(涙)

そういう整備って、どうしてプロなのに・・できてしまうのでしょうか???(涙) あまりにも悲しすぎます(涙)

当方にしてみれば、憧れて恋焦がれて夢にまで観ていた時期すらある「開放f値F2シリーズ」なので (当方が一番最初に自分で納得できた最初のシステムが、まさにOLYMPUSのフォーサーズ機E-300だったからです)、そのモデルの一つにこのような所為を平気で執られてしまうリアルな現実に、哀しみしか残りませんね(涙)

・・可哀想に、100㎜/F2よ!(涙)

未だにこの800万画素しかないCCD撮像素子が吐き出す、特異なそれでいてCCDとして完成した到達の領域たる写りが当方は好きです (もはや当時の時代の流れとして技術革新の中で限界値だったから)(涙)

↑ここからは当方の手による『磨き研磨』が終わった状態からオーバーホールの組立工程の中で撮影しています。

フローティングシステム」たる光学系後群の格納筒群です。左から順に「昇降筒」で、3本の締付ネジで絞りユニット背後に締め付け固定されます。中央が「外筒」でブルー色の矢印で指し示した位置に光学系後群第6群の後玉がセットされます。一方右端の「内筒」のオレンジ色の矢印で指し示した内部には、光学系後群第5群の貼り合わせレンズが格納されます。

ちなみにグリーン色の矢印で指し示している向きは前玉側の方向を明示しています。ご覧の
とおり「外筒と内筒」のシルバー部分は、当方の手による『磨き研磨』により平滑仕上げが復活しました(涙)

↑実はこの「昇降筒」すら、赤色矢印で指し示している外側メッキ加工は「光沢メッキ加工」に対して、やはり内側には前述の「外筒と内筒」が入るので「平滑面仕上げ」と、メッキ加工が違います (グリーン色の矢印)。

↑外筒のほうは、前述のとおりオレンジ色の矢印で指し示している内外全てが「微細な凹凸を伴うマットな梨地メッキ加工」です。ブルー色の矢印の場所には前述のとおり後玉が入ります。赤色矢印は「平滑仕上げ」です。そしてグリーン色の矢印で指し示している位置に「通気孔」が備わり、昇降筒内部の気圧変化による (前後動と回転などで気圧差が生じるから) 抵抗/負荷/摩擦を防ぐ意味合いがあります (この穴が塞がると全てが重く変わる)。

要はグリースなどが詰まって固まると・・アウトと言う話です(怖)

↑同様内筒ですが、オレンジ色の矢印の「微細な凹凸を伴うマットな梨地メッキ加工」と赤色矢印の「平滑仕上げ」そしてブルー色の矢印の内部には貼り合わせレンズが入ります。

↑組み上げると・・こんな感じです(笑) ネジ穴が用意されていて、そこにシリンダーネジと
ポリエチレン製キャップがセットされます。

↑長いタイプ (1本) と短いタイプ (3本) の2種類のシリンダーネジを使います。ここにポリ
エチレン製キャップ (リング/輪っか) が入ります。

↑こんな感じでポリエチレン製キャップ (リング/輪っか) が用意されていますが、実は過去メンテナンス時の整備者は、このポリキャップの使い方をミスっていました(汗)

もしかしたら、それが原因で前述した「昇降ガイド (溝)」のパーツの固定位置を約1㎜分ズラして固定したのかも知れません。

ネット上を見ると「このポリエチレン製キャップにキズが入ると拙いので外さない」などと
明記していた整備者が居ましたが(汗)、よくもそれで整備をやっているものだと、却って感心
したりします(笑)

要は、前述のシリンダーネジとこのポリキャップの目的と存在価値を全く理解していません(笑)

↑実際に光学系後群側を組み込んでから (もちろん第5群貼り合わせレンズは再接着しました) 昇降筒を完成させたところです。

「観察と考察」「原理原則」に則れば、このように過去メンテナンス時の整備者が執った
不始末により「ポリキャップの使い方が製産時点と違っている事実」までちゃんと掴めます
・・別に手元にサービスマニュアルなど無くても、細かくチェックしていけば自ずと見えて
くるのです
(笑)

当方は、何一つハイレベルな技術スキルなど持ち合わせていません(笑) 単に観て触って考えてを繰り返しているだけの話で、技術スキルなど低いままなのです (そもそもプロではない
から
)(笑)

この「フローティングシステム」に於いて、最も核心で致命的で心臓部に値する要素は「寸法公差を担保できているのか???」しかありません(怖)

寸法公差 (JIS Z 8103:2000 計測用語より参照)
規定された最大値と最小値との差を公差と呼び、その許容範囲値をサイズで明示した数値

すると、例えば光学系の光学設計に於いてのその許容値を「±0.02」とした時、はたして
その光学設計を担保させるべくこの「フローティングシステム」内の誤差は、いったいどの
ような数値なのか???・・と言う話に到達します(怖)

詰まる処、過去メンテナンス時の整備者の所為で「白色系グリース」が塗ったくられ、その結果として「平滑面仕上げが酸化/腐食/サビしてしまった時」それを「再び平滑面へと復元する際、いったいどれだけの許容が残されているのか???」・・が当方にとり、とてつもない
大きなリスクであり、研磨してしまったはいいがその結果、描写性能を落としてしまったとなれば、もう二度とその個体では研磨する前の状況には戻せないのです (研磨して減った金属材は元に戻せない)。

・・だからこそ過去の不始末の尻拭いをするのが「怖い」のです!(怖)

しかも、今回のようにオーバーホール/修理ご依頼分の個体となれば「他人様の所有物」であり、それを台無しにしたら、どんだけの処罰が待ち構えているのか、考えただけで過呼吸に
陥ります(笑)

↑別の角度から撮影しました。ご覧のとおり「への字型の切り欠き/スリット/開口部」をシリンダーネジが行ったり来たりしながら、その一方で反対側では「くの字型の切り欠き/スリット/開口部」に従う動き方をしている、その2つの動き方の組み合わせの中で「前に進んだり後退したり、或いは回転したりス~ッと直進したり」と言う複雑な動きをするものの、実は
だいぶ前に出てきた「昇降ガイドの斜めの切り欠き/スリット/開口部」だけでこれらの複雑な動きが実現できてしまうところが「OLYMPUS設計陣の苦労を物語っている動き方」なのだと
当方にはそれだけで畏敬の念なのです!(涙)

・・なおこれらの昇降筒には一切グリースを塗布していません (それが製産時点だから)(笑)

従って上の写真を撮影した時点では、この「フローティングシステム」はグリースなど塗らずとも「シャコン!シャコン!」と小気味良くアッチに動き、コッチに回りを勝手に繰り返す運動を続けます。その時に何一つ抵抗/負荷/摩擦が介在しないのを「掴んでいる指先がちゃんと感じ取っている」からこそ、明言できているのです (ただそれだけの話)(笑)

何処ぞの整備会社のサイトで「ここを外したらポリキャップがキズつきかねない」と解説して、解体せずに済ませていますがとんでもない(笑) いったい何の為にワザワザ金属製シリンダーネジに対して、その上から被せるポリキャップを用意したのでしょうか???(笑)

そういう「観察と考察」が、どうしてできないのでしょうか・・プロのクセにッ

そもそも「への字型」と「くの字型」の切り欠き/スリット/開口部の組み合わせで制御してる以上、その曲がりの中で「カシメ合う」ことが十分に想定できるので、それで敢えてポリエチレン製キャップを用意した、その設計者の意図がどうして汲み取れないのでしょうか???(笑)

しかもこれらの制御駆動の大元は「昇降ガイド (溝)」の一直線上に斜め状に傾斜している切り欠き/スリット/開口部にこのシリンダーネジの1本が刺さって、距離環の回転だけで行ったり来たり上下動する設計です。

その「傾斜への字くの字」の組み合わせの中で、いったいどう言う抵抗/負荷/摩擦が応力まで含めて生ずるのか・・そんなのは一目瞭然であって(笑)「ポリエチレン材の特性を最大限に活かした効果的な素材配置」だからこそのポリキャップの存在価値です(笑)

・・キズがつくもクソもありません!(笑)

そう言うこじつけで、如何にも拙いからと煽って「真っ当な整備をせずに
ごまかす」
魂胆が・・性根が腐っている・・と言っているのです(汗)

真にOLYMPUS設計陣の苦労先達の鑑として敬意を表する気持ちが僅かでも残っているのなら、何が何でもバラして適切な整備を施すのが・・筋なのではありませんか???・・と当方は至極思いますね(笑)

・・そんくらいの価値を伴う、まさに心臓部であるとしか当方にはみえません(涙)

こう言う「低俗な整備者」の思考回路と言うのは、オールドレンズや設計者 (光学メーカー) の設計概念を基準にして一切認識しておらず、整備者たる自分自身の「手軽さ/効率の良さ/合理性」だけを追求しこだわる「自分勝手な思想」でしか捉えようとしないから「低俗だ」と
言っているのです(怒)

・・プロの整備者たる資質も気概も品格も、何も備わっていません。恥ずかしい話です(笑)

そんな真実がリアルな現実なので(汗)、この整備者が手掛けたオールドレンズがGケースに並べられて、販売している店頭の (何処ぞの有名な) カメラショップなど、それを喜び勇んで高い
お金を払って購入しているお客が、本当にアホに見えてきますョ・・情けない(笑)

本当に日本人と言うのは、規格とか体裁/秩序とか社会ルール/慣例、或いはプロなど、何某かの肩書に弱い民族で「真髄を診ようと努力しない」点に於いて、未だに不正が後を絶たない
風土が粛々と続いていて、そのクセ「昭和の気概や息吹はとっくに消滅しきっている」始末で
言っていることとヤッている事に整合性などなく、まるで長いモノには巻かれろ状態丸出しで(笑)、将来のニッポンが益々心配になってきますョ (孫の時代)(泣)

↑上の写真はヘリコイド群を組み込んだところで撮影していますが、この上から本来は鏡筒から続く「ヘリコイドオス側の内筒がネジ込まれる」のが正しい組立て手順です。

ヘリコイドメス側 (内筒)
ヘリコイドオス側 (外筒)
ヘリコイドメス側 (外筒)

ですね(笑) このように「2つのヘリコイド筒のセットが、互いに反対方向へとネジ込まれていく中での駆動方式ダブルヘリコイド方式」であるものの、ネジ山の向きが反転しない設計やタイプ (要は同じ回転方向でのダブルヘリコイド方式) も当然ながらあります。

するとここにOLYMPUS設計陣の狙いが汲み取れる要素が隠れていて、筐体サイズ (製品サイズ) を可能な限りコンパクトに仕上げたかった思想が垣間見え、焦点距離100㎜ながらも
最短撮影距離70cmまで詰めたかった/短縮したかったその現れが、光学設計だけに限らず
こう言う内部構造の設計面でも現れているくのです(涙)

ちなみにブルー色の矢印で指し示しているマーキングは、当方が刻み込んだ印ではなく、過去メンテナンス時の整備者の手によるマーキングであり、この印が意味するモノは「無限遠位置の時のヘリコイド群格納時の限界」を明示しており、要は「単にバラす前の状態に組み上げて戻しただけの、何一つ適正化に努めていない整備だった」ことがバレバレです(笑)

このような思想は、当方の「完全解体が大前提」との概念とは真逆で、対極に位置する思想であり、そこには単にバラして組み立てるだけと言う「本来在るべき姿」へのこだわりが微塵も感じられない、低俗な整備としか言いようがありません(笑)

さらに指摘するなら、グリーン色の矢印で指し示したように「距離環を締め付け固定するイモネジの締め付け痕が複数残っている始末」です(笑)

イモネジ
ネジ頭が存在せずネジ部にいきなりマイス切り込みが入るネジ種で
ネジ先端が尖っているタイプと平坦なタイプの2種類が存在する。

大きく2種類の役目に分かれ、締め付け固定位置を微調整する役目を兼ねる場合、或いは純粋に締め付け固定するだけの場合がある。

距離環を締め付け固定するイモネジは全部で3本用意されていますが、それはイモネジの締め付け痕が3箇所しか製産時点には存在しなかったことを意味します (当たり前の話)(笑)

上の写真のグリーン色の矢印をカウントすると、半周だけで既に4箇所の締め付け痕が確認できるので、数えると全部で7箇所が残っていました(笑) この中の3箇所だけが製産時点です。

↑ようやくオーバーホール/修理が終わり完成した個体の写真撮影と、その解説に移れます(笑) 完璧なオーバーホール/修理が終わりました。

・・誉れ高い銘玉、OLYMPUSの「開放f値F2シリーズ」100㎜です!(涙)

↑光学系内の透明度が非常に高い状態を維持した個体です。LED光照射でもコーティング層経年劣化に伴う極薄いクモリが皆無です。

マウント部に「遮光枠」が備わるので、前玉方向から直視すると、このように角ばって視認できます(笑)

↑光学系後群側もスカッとクリアに戻り、もちろん極薄いクモリが皆無です。目立つカビ除去痕も1点しか残っておらず、それもおそらく探しても発見できないと思います (光学硝子レンズを単独で視認しない限り見つけられない)(笑)

ちなみに「遮光枠」に「TNE2」の印刷が在るので「OLYMPUSの長野県上伊那郡辰野町に在る辰野事業場」にて製産された個体を意味し、且つ1985年の2月のロット品であることが推定できます (オリンパスOMファンOMズイコーデートコードの謎?を参照)。

コツコツと長い時間をかけて、根気よく細かな検証に努めて頂く、このような「神々しい方」がいらっしゃるから、本当にありがたいです・・感謝しています!(涙)

↑ついに9枚の絞り羽根を取り出すことは叶いませんでしたが(涙)、それでも簡易検査具で調べると問題なく各絞り値との整合性を維持しています(涙) もちろん絞り環操作も、マウント面の伝達レバーからの動作も一切問題を感じません。

ここからは鏡胴の写真になりますが、経年の使用感が僅かに感じられるものの当方にて筐体外装の「磨きいれ」を施したので大変落ち着いた美しい仕上がりになっています。「エイジング処理済」なのですぐに酸化/腐食/錆びが生じたりしません。

当方ではヤフオク! で流行っている「抗菌剤/除菌剤による清掃」などは絶対に実施しません。これをやると薬剤に含まれている成分の一部が金属の表層面に対して酸化/腐食/錆びを促す結果に至るので、早ければ1年、遅くとも数年でポツポツと錆が表れ始めます。

詳細は厚労省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」が詳しく解説しています。

もっと言うなら「光沢剤/研磨剤/化学反応」の類も一切利用しないので、金属材表層面に影響を及ぼしてしまう処置は何一つ講じていません(笑) 特にヘリコイドのネジ山などを研磨剤にて処置すると、塗布するヘリコイドグリースの成分/配合によってはそれらの浸透を促してしまうので、ザリザリ感やスレ感が数年で増大し製品寿命の短命化を促す結果に到達しますから要注意です(泣)・・当方独自のヌメヌメ感を感じるシットリしたトルク感は、それら「光沢剤/研磨剤/化学反応」の類を一切利用しない磨き研磨により実現している特異なトルク感であり、巷で流行る「分解整備済」とは全く異なる完全解体を前提とした製品寿命の延命化が最終目的です(笑)

もちろんそれらの根拠として「当時製産時点に使っていたであろう成分/配合の分類に可能な限り近い黄褐色系グリースだけを使う」事をその前提と据えており、今ドキ流行っているシリコーン系「白色系グリースの何♯ (番)」などを謳って整備するのは以ての外で(泣)、そのような整備は「製品の延命処置」からはまさに逆行した所為と指摘せざるを得ません(涙)

実際それらシリコーン系「白色系グリース」が塗布されている個体を数多く確認していますが
距離環を回した時のトルク感は「ツルツルした感触」しか感じず、合わせてピントのピーク/山の前後微動に於いて、意識せずとも微動してしまう使いづらささえその印象として残るので、はたしてそれで撮影に没頭できる操作環境を真に提供できているのかとの疑念さえも湧いて
きます(笑)

その意味でも整備で塗布するグリースの問題は、製産時点/設計概念に配慮した内容だけに留まらず、組み上げられたオールドレンズの使用感にまで気配りした概念がそこには介在し、結果的に「製品寿命の延命化」に到達できていれば、なおさらに最高ではないかとのポリシ~が
根底にあったりするのが当方が施すDOHそのものなのです(笑)

↑塗布したヘリコイドグリースは「黄褐色系グリース」ですが、当初の非常に軽いトルク感を
そのまま参考にして「同じレベルの軽さで仕上げた」ものの、そこには当方独自のヌメヌメッとしたシットリ感漂う軽めのトルク感で、掴んでいる指の腹に極僅かにチカラを伝えるだけでピント面の前後微動が適うトルクに仕上げられており、抜群の操作性を実現しています(笑)

本当は先日のMC ROKKOR-PG 58mm/f1.2《前期型−II》(SR/MD)』もこのくらいの軽さで仕上げられれば良かったのですが、如何せん当方の技術スキルが低いが為に重いトルク感のまま仕上がっています。一晩寝てから「その影響の一因」を夢の中で発見し(汗)、再整備により少しは改善できたものの「基本的に重いトルク感の範疇」でしかありません(涙)

・・申し訳ございません!(涙)

↑今回のオーバーホール/修理ご依頼内容の全てが改善できており、ご報告するべき瑕疵内容は一つも残っていません(汗)

↑組込式の内蔵フードを引き出すと、こんな感じです。

無限遠位置 (当初バラす前の位置から改善/僅かなオーバーインフ状態)、光軸 (偏心含む) 確認や絞り羽根の開閉幅 (開口部/入射光量) と絞り環絞り値との整合性を簡易検査具で確認済です。

被写界深度から捉えた時のこのモデルの無限遠位置を計算すると「焦点距離100㎜開放F値f2.0被写体までの距離193m許容錯乱円径0.026㎜」とした時、その計算結果は「前方被写界深度96m後方被写界深度∞m被写界深度∞m」の為、100m辺りのピント面を確認しつつ、以降後方の∞の状況 (特に計算値想定被写体の200m付近) をチェックしながら微調整し仕上げています。

・・一言に無限遠位置と述べてもいったいどの距離で検査したのかが不明瞭ですね(笑)

オーバーホール/修理ご依頼者様皆様に告知しているとおり、もしもお届けしたオールドレンズの仕上がり状況にご満足頂けない場合は、そのご納得頂けない要素に対して「ご納得頂ける分の金額をご請求金額より減額」下さいませ。
減額頂ける最大値/MAX額は「ご請求金額まで (つまり無償扱い)」とし、大変申し訳御座いませんが当方による弁償などは対応できません・・申し訳御座いません。

オーバーホール/修理ご依頼者様向けにご依頼者様と当方の立場が「50 vs 50」になるよう配慮しての事ですが、とても多くの方々が良心的に受け取って頂ける中、今までの13年間で数人ですが日本語が口語として普通に語れない、おそらく某国人に限って、ここぞとばかりに「無償扱い」される方もいらっしゃいます (漢字三文字、或いは漢字とカタカナ表記を合わせて含むお名前様だけで確定判断はできませんが)(笑)

当方が香港に住んでいた頃に、もぉ〜当たり前に必ず毎日のように目撃しましたが(笑)、相手に対して (本人達は決して口論しているつもりではないが) 指を突き出して指して、自分の言い分を大きな声で捲し立てる表現手法は「まさにこの国の民族の数千年に及ぶ習慣の一つ」なのだと、今も懐かしくその頃の情景を思い出します (同時に街なかのアノ鼻に残る異臭も必然に
思い出しますが
)(汗)

何しろ平気で街なかの道で用を足すので、そこいら中が異臭だらけです(泣) しかも高温多湿なので一年中ジメジメしていて、内地に帰ってきて (日本国内のことを当時内地と呼んでいた)「あぁ〜、何て美しい匂いなのか?!(涙)」と、匂いに「美しさ」を感じ入った、人生の中でたった一度の瞬間でしたね(笑)

まだ香港に高層ビルが1本しか建っておらず (貿易センタービル) ひたすらに下町と富裕層の
街区とに明確に分断されていて、それにプラスして「水上生活者」も当たり前に揃っていた
時代で、ビクトリアピークの山頂で「帝国陸軍太平山◯◯隊△△智」との筆書き残る蛸壺を
発見して (記号部分は崩れていて不明)、リアルな現実にその時ここに日本軍兵士が居たのだと、実に感無量だった思いが昨日のように蘇ります (当時ビクトリア・ピークとは呼称せずに
太平山
(トゥアイ・ピ(ィ)ン・サン) と現地広東語で呼んでいた)(涙)

戦中の日本軍による香港占領時代には抗日運動も盛んだったので、戦後も相変わらず対日感情はヨロシクなく(汗)、当方が香港在住時もマンションのエレベーター内で刺されて亡くなった日本人も居ますし、街なかで襲撃されることもありました(怖) さらに当方は銀行強盗と香港軍との銃撃戦の中で跳弾に怯え隠れていた数時間の経験もあり (その際友達の足の脛に当たり血だらけになった)、なかなかの体験だったと思います (1970年代初頭の話/まだ英国統治領だった頃)(汗)

不思議に跳弾がパシッとアッチコッチ来る中でも、死に怯えると言う感情が全く生じなかったのを、今でもハッキリ覚えています(笑) 今でこそ、YouTubeのGoPro動画で、いくらでもUkraineの最前線塹壕戦の状況を生々しく体験できますが(笑)、マジッで本当にああいう感じで普通に会話したり、歩いたり走ったりと、まるで自分は弾に当たらないとでも言わんばかりに行動しているのが、よ〜く理解できたりします(笑)

つい先日、元自衛官がドンバス地域の攻防戦で爆風により亡くなったと言うニュース記事を
観ましたが (ご冥福を祈ります)(涙)、確かに戦地に赴くのが普通にできるのだと言う感覚は、
自分でも納得していますから、今ドキの平和ボケニッポン人と言われても、イザッとなれば
多くの日本人が立ち上がるのは十分当方には分かります(笑)

意外とそういうもので、死ぬ時はあっけなかったりするのだと思います(汗) ましてや戦地となれば、そんなことで死んでしまうのか?との、それこそまるで無駄死にの如く言われるものの、実はそれが真実なのだと確信しています。

映画のワンシ~ンのような「意義のある死に方」などは、リアルな現実の戦地では起きない話なのだと、端から分かっているとも思います(笑)

自爆型ドローンに遊ばれるが如く追い回され(笑)、それでも体力が続く限り逃げ回り、ドローンが当たる直前に一瞬見える「死に逝くロシア兵の顔」には、死相も悲哀も絶望も・・何もありません・・ただ爆死するだけです。単なる肉と骨に砕け散って死んで逝く運命なのに、自らが志願して徴兵の募集に臨む彼等は、いくらお金の為 (1千万円を超える遺族年金支給が目当て) とは言え、そういう社会環境が国家体制として罷り通ってしまう国に、自分は生まれていなくて本当に良かったと、今だからこそ強く感じます(怖)

二人居た伯父の一人は生き存えてビルマから復員できましたが(涙)、もう一人は今もシベリアの何処か凍土の中に埋もれたままです(涙) 先の大戦の話は多く語りませんでしたが、その顔には並ならぬシワが刻まれていて当方は直視できませんでした(涙)

両足切断で帰国した徴集ロシア兵の生き残りを取材したロシア人若者に対し「オマエは祖国に殉じないのか???!」と真顔で詰め寄っていたシ~ンを観て、欧米にも在る同じ「誇り/栄誉/正義」にしても、その殉ずるレベル/次元が違うと強く印象を受けました(汗)・・単に死に逝くだけが祖国愛の表現でしかない体制に「人の命の重みの違いを観た」気がします(汗)
(まさにそれこそ旧ソビエト連邦時代から続くドクトリンの継承/人海戦術の本質なのです)

そういう相手を「」とした時、はたしていったいどれだけの革新的最新兵器が役立ち、効果を発揮するのか、なかなか疑わしいところです(怖) 「平和憲法を武器に抑止する」とマジッに信じてやまない人達/勢力が居るのは理解しますが、それでどんだけこういう体制の国/民族/人種からの侵略 (自分たちが潤う為だけに他国侵略は当然な話との認識しかない人達) が防御できるのか、精神論が最後は勝つと言うストーリー性に、甚だ懐疑的だったりします(笑)

・・詰まる処、当方の心は、未だ20世紀の延長線上で、立ち尽くしているままです(涙)

↑当レンズによる最短撮影距離70cm付近での開放実写です。ピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に「球部分」にしかピントが合っていません (このミニカーはラジコンカーなのでヘッドライトが点灯します)。カメラボディ側オート・ホワイト・バランス設定はOFFです。

各絞り値での「被写界深度の変化」をご確認頂く為に、ワザと故意にピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に電球部分に合わせています。決して「前ピン」で撮っているワケではありませんし、光学系光学硝子レンズの格納位置や向きを間違えたりしている結果の描写でもありません (そんな事は組み立て工程の中で当然ながら判明します/簡易検査具で確認もして います)。またフードは組込式のスライドフードを伸ばして撮影しています。

↑絞り環を回して設定絞り値「f2.8」で撮影しています。

↑さらに回してf値「f4」での撮影です。

↑f値は「f5.6」に上がっています。

↑f値「f8」での撮影です。

↑f値「f11」になりました。

↑f値「f16」ですが、まだまだ「回折現象」の影響を身近も感じません(涙)・・素晴らしい写りです!(驚)

 回折現象
入射光は波動 (波長) なので光が直進する時に障害物 (ここでは絞り羽根) に遮られるとその背後に回り込む現象を指します。例えば、音が塀の向こう側に届くのも回折現象の影響です。
入射光が絞りユニットを通過する際、絞り羽根の背後 (裏面) に回り込んだ光が撮像素子まで届かなくなる為に解像度やコントラスト低下が発生し、眠い画質に堕ちてしまいます。この現象は、絞り径を小さくする(絞り値を大きくする)ほど顕著に表れる特性があります。

被写界深度
被写体にピントを合わせた部分の前後 (奥行き/手前方向) でギリギリ合焦しているように見える範囲 (ピントが鋭く感じる範囲) を指し、レンズの焦点距離と被写体との実距離、及び設定絞り値との関係で変化する。設定絞り値が小さい (少ない) ほど被写界深度は浅い (狭い) 範囲になり、大きくなるほど被写界深度は深く (広く) なる。

焦点移動
光学硝子レンズの設計や硝子材に於ける収差、特に球面収差の影響によりピント面の合焦位置から絞り値の変動 (絞り値の増大) に従い位置がズレていく事を指す。

↑最小絞り値「f22」での撮影です。

このたびのオーバーホール/修理ご依頼、真にありがとう御座いました。本日MC ROKKOR-PG 58mm/f1.2と共に厳重に梱包して、クロネコヤマト宅急便にて発送申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。