◎ Carl Zeiss Jena (カールツァイス・イエナ) Biometar 80mm/f2.8 silver(exakta)

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今回の掲載はオーバーホール/修理ご依頼分に関する、ご依頼者様や一般の方々へのご案内ですのでヤフオク! に出品している商品ではありません。

写真付の解説のほうが分かり易いこともありますが当方の記録データが無かったので (以前のHDクラッシュで消失) 無料で掲載しています (オーバーホール/修理の全行程の写真掲載/解説は有料です)。製造番号部分は画像編集ソフトで加工し消しています。


今回取り扱ったのは、旧東ドイツのCarl Zeiss Jenaから1950年に発売された中望遠レンズ『Biometar 80mm/f2.8 silver (exakta)』です。

【モデルバリエーション】
オレンジ色文字部分は最初に変更になった諸元を示しています。

初期型
鏡胴:シルバー
f値:f2.8〜f16
絞り羽根枚数:12枚
最短撮影距離:80cm
絞り機構:プリセット絞り
フィルター径:⌀49mm

前期型-I
鏡胴:シルバー/Gutta Percha (エンボス加工)
f値:f2.8〜f22
絞り羽根枚数:8枚
最短撮影距離:1m
絞り機構:自動絞り
フィルター径:⌀52mm

前期
型-II
鏡胴:シルバー/Gutta Percha (突起加工)
f値:f2.8〜f22
絞り羽根枚数:8枚
最短撮影距離:1m
絞り機構:自動絞り
フィルター径:⌀52mm

中期型
鏡胴:ゼブラ柄
f値:f2.8〜f22
絞り羽根枚数:8枚
最短撮影距離:1m
絞り機構:自動絞り
フィルター径:⌀52mm

後期型
鏡胴:黒色
f値:f2.8〜f22
絞り羽根枚数:8枚
最短撮影距離:1m
絞り機構:自動絞り
フィルター径:⌀52mm

バリエーション中で光学系のコーティングは「初期型〜中期型」がモノコーティングで「後期型」はマルチコーティングです。シングルコーティング (単層膜コーティング) は戦前に製産されていたオールドレンズが多いのでBiometarでは該当しません。
ちなみにzeissの「T」はモノコーティングであり「複層膜コーティング」なのでシングルコーティング (単層膜コーティング) ではありません。シングルコーティングは一見すると無色透明の「non-coating」に見えますが、光に反射させて裏面側を見ると被膜層 (コーティング層) を視認できるので単層膜コーティング (シングルコーティング) だと言うのが当方の見解です。
従ってシングルとモノを区別しないとzeissの「T」を説明できません。さらに時代を遡ると 本当のノンコーティングになります。
(ネット上にはこの点を正しく説明している人が居るのでさすがです/シングルコーティングと言わないでと訴えている方です)
コーティングについては「解説:コーティングについて」で詳説しています。

   
   

上の写真はFlickriverで、このモデルの実写を検索した中から特徴的なものをピックアップしてみました。
上段左端から「円形ボケ①・円形ボケ②・二線ボケ・ピント面」で、下段左端に移って「背景ボケ・動物毛・被写界深度・ゴースト」です。
(クリックすると撮影者投稿ページが別ページで表示されます)

光学系は4群5枚のビオター型 (クセノター型) で元祖ですね。ピント面のエッジが繊細に出るのでアウトフォーカス部がすぐに破綻して溶けいく ことから鋭さが強調されるzeissらしい写りです。背景のボケ方は僅かに 二線ボケの傾向があるので気を遣うシ〜ンがあったりします。被写界深度も開放f値「f2.8」からそれほど狭くなく使い易いモデルでしょうか。Carl Zeiss Jena製オールドレンズの中にあってワリと大人しめな発色性なのがまた魅力です。

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今回のオーバーホール/修理は、海外オークションebayで手に入れられ届いた商品が致命的な状態に陥っていたためのご依頼です。

【当初バラす前のチェック内容】
 絞り環を回そうとしても完全固着していて一切回らない。
絞り環の位置が「」マーカーの180度反対側に来ている。
距離環を回すと最短撮影距離〜3mまでしか回らず3mで突き当たり停止する。
無限遠位置「∞」まで回らないので実写確認できず
フィルター枠に1箇所打痕あり過去に修復している。

【バラした後に確認できた内容】
過去メンテナンスが2回実施されているのを確認。
1回目に白色系グリース塗布し2回目に潤滑油を注入されたため化学反応している。
絞り環/プリセット絞り機構部共にその影響から完全固着化している。
ヘリコイド (オス側) のネジ込み位置ミス。
 ヘリコイド (オスメス) ネジ山の摩耗/揮発油成分浸透によるトルクムラ発生。
 シム環の厚みが不適正で無限遠が出ない (合焦しない)。

・・とまぁ、今回も少々重症なイメージです。

↑バラして清掃する前に撮った写真でヘリコイド (オスメス) と基台 (マウント部) です。写真が下手クソなので上手く撮影できていないですが、過去メンテナンス時に塗布された白色系グリースによりアルミ合金材のヘリコイドネジ山が摩耗してしまい「濃いグレー状」に至っていたところに、今度は「潤滑油」を注入されてしまい化学反応が起きて粘着化している状態です。

例えば日本の場合 (最近ヤフオク! でも多くなってきていますが) この「潤滑油」が「呉工業製CRC 5-56」だったりすると粘着化が激しくなり (金属への浸透率が非常に高い為) ヘリコイド固着の可能性が高くなるので「潤滑油」の注入は決して笑えません (CRC 5-56が悪いワケではなくオールドレンズに塗布することが問題なのです)。そもそもCRC 5-56は金属材への浸透性を高めることで潤滑性をアップさせている製品ですから、相手がアルミ合金材となれば容易に浸透してしまうことは説明書をちゃんと読めば理解できるハズなのですが「潤滑剤だから」と言う思い込みで塗布してしまう人が後を絶ちません。

今回の個体はヘリコイドがまだ回っていたから良いですが、いずれ1〜2年で粘着性が増して (既にベタベタしているので) ネジ山のカジリ付を起こし製品寿命に至ります (修復不可能)。

↑鏡筒を取り出してプリセット絞り環を外した状態を撮っています (清掃前)。多少光沢感が アルミ合金材にありますが、これが「潤滑油」です。海外なので「呉工業製CRC 5-56」ではなくフツ〜の工業潤滑油でしょうか (臭いでその違いを確認できるから分かります)。

↑さらに解体して鏡筒から絞り環を外しました。ご覧のようにネジ山に過去メンテナンス時に塗られた白色系グリースが見えます (左)。それに注入された潤滑油が化学反応してしまい粘着性を帯びて固着に至っていました。とても手のチカラでは回せなかったので絞りユニットを先に取り外してから (パーツを折ってしまうので) 専用工具を使って一気にチカラを入れて回し ようやく解体できました (つまり相当な固着です)。取り外した絞り環内側 (右) がテカテカしているので潤滑油が注入されたことを確認できるでしょうか?

↑こちらはバラして清掃した後のヘリコイド (オス側) を撮影していますが、赤色矢印の箇所は白色系グリースがアルミ合金材に浸透してしまった箇所であり、必然的にネジ山の「谷部分」も同様です (既に溶剤で古いグリースを除去しているにも拘わらず白っぽくなっているのが浸透箇所)。

↑こちらは当方による「磨き研磨」が終わった後の状態を撮影しました。白色系グリース浸透箇所を可能な限り除去して表層面の平滑性を確保しています。

しかしそうは言っても当方の技術スキルが低いのでヘリコイドネジ山の「谷部分」はなかなか完璧に処置できませんから必然的に組み上げ後のトルクムラは残ってしまいます。つまり当初バラす前よりはまぁマシかなと言う程度の話です。

この件について以前ご質問を頂きましたが「過去メンテナンス時に潤滑油を注入してしまったヘリコイド (オスメス) を一晩溶剤に浸け置きすれば再び白色系グリースを塗布しても大丈夫ですか?」と言う内容です。

答えは「一度でも潤滑油を注入された場合は次回白色系グリースを塗布しても同じように粘着化してきます」と言わざるを得ません。アルミ合金材と言えども金属なので表層面がピッチリ密に硬いと思い込んでいる方が多いですが、実はアルミ合金材は軟らかな金属のほうで、しかも精製時の密度はそれほど高くありません。従って潤滑油を注入すると内部にまで浸透してしまうので (特に呉工業製CRC 5-56はそれを狙っている)、次に再び白色系グリースを塗布するとまた化学反応を始めてしまい、いずれ粘着性が出てきます。

つまりオールドレンズのヘリコイド (オスメス) などに潤滑油を注入するのは「致命的」と考えたほうが正しいのではないでしょうか・・。

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オーバーホールのため解体した後、組み立てていく工程写真を解説を交え掲載していきます。すべて解体したパーツの全景写真です。

↑ここからは解体したパーツを使って実際に組み立てていく工程に入ります。この当時のCarl Zeiss Jena製シルバー鏡胴モデルである広角レンズFlektogonや標準レンズTessarなどと同様の構造化です。

内部構成パーツを見るとすぐに分かりますが「ライトブルー」のメッキ加工が施されているので、この後の時代に登場するゼブラ柄モデルの製産を最後に消滅していったCarl Zeiss Jena 本体工場とは別の工場で生産されていたことが判明します。有名なモデルでは「幻の銘玉」と言われている標準レンズ「Pancolar 55mm/f1.4 zebra」を設計/製産していたのも同じ工場です (つまりライトブルーのメッキ塗色)。

↑絞りユニットや光学系前後群を格納する鏡筒です。この内部にまで経年による潤滑油の揮発油成分が廻っていたので、規定の溶剤洗浄では除去できず3回も洗浄作業を経ています (なので面倒だから潤滑油が塗布された個体は大キライです)。

↑12枚の絞り羽根を組み付けて絞りユニットを完成させます。絞り羽根には表裏に「キー」と言う金属製の突起棒が打ち込まれており「位置決めキー」や「開閉キー」の役目を担っていますが、今回の個体は殆どのキーに「赤サビ」が生じていました。

経年による潤滑油の揮発油成分が廻っていたために絞り羽根にも油染みがうっすらと附着していたワケですが、揮発油成分と言っても「油分」ですからどうして赤サビが発生するのでしょうか? 相手が水分なら容易に赤サビの発生は納得できると思います。

ここが盲点であり、絞り羽根の油染みを放置していると経年の揮発油成分で引き寄せられ留まってしまった水分により酸化が促され赤サビに至ります。上の写真をご覧頂くと分かりますがオールドレンズを使っていると、それぞれの絞り羽根は絞り環操作による開閉で互いに重なり合ったり露出したりを繰り返しています。ところが「キー」だけは絞り羽根の開閉に拘わらず常に露出したままです。従って、この「キー」にだけ水分が留まり赤サビに至る仕組みなのではないでしょうか。「キー」の露出部分が赤サビで酸化してもすぐには大問題になりませんが「キー」の打ち込み面 (つまり絞り羽根の「穴」のほう) にまで赤サビが浸食すると一大事に 至ります。つまり「キー脱落」の原因になるワケで、キーが脱落してしまった絞り羽根は顔出ししますから下手すれば咬んでしまい製品寿命に至ります。

光学系内のカビ発生よりも本当は怖い「油染み」なのですが、皆さんカビは問題にしても絞り羽根が開閉しているうちは「油染み」は放置プレイなのが多いでしょうか(笑)

↑完成した鏡筒を立てて撮影しました。

↑先ずは絞り環をネジ込みます。最後までネジ込んでしまうと絞り羽根の開閉が適正ではなくなります。解説のとおり各絞り値に見合う箇所に「」が備わっており、ここにプリセット 絞り環の内側に用意されている金属棒がカチカチと填ることでプリセット絞りがセットされる仕組みです。

↑スプリングを内部にセットして適正な位置でプリセット絞り環を組み付けます。このモデルは鏡胴が「前部」と「後部」の二分割方式なので、これで鏡胴「前部」が完成です。

↑ここからは鏡胴「後部」の組み立て工程に入りますが「後部」はヘリコイド (オスメス) だけなので簡単です。

直進キー」と言う距離環を回す「回転するチカラ」を鏡筒が前後動する「直進するチカラ」に変換する役目のパーツが切削で用意されているので、ヘリコイド (オス側) をネジ込みながら同時にこの直進キーを刺さなければイケマセン。

↑こんな感じで距離環をネジ込んでからヘリコイド (オス側) をセットすれば鏡胴「後部」も 完成です (前述の直進キーが既に刺さっています)。

↑この後は完成している鏡胴「前部」を「後部」にセットすれば工程が終わるのですが、ここで上の写真の「シム環」と言う環 (リング/輪っか) を間に挟まなければ無限遠位置で距離環が回らなくなりますし、そもそも無限遠位置も適正ではなくなります。

上の写真は既に処置した後で撮影していますが、当初の状態はこのシム環をセットすると最終的に組み上がっても無限遠が出ない (合焦しない) 状態でした。つまりオーバーインフではなくアンダーインフです (∞刻印位置に至っても無限遠合焦しない)。

シルバー鏡胴時代のモデルは、例えばM42マウントだとしても後の時代の規格とはネジ切りのスタート位置が違っていると思います (実際に作業していていつもそう言う結果に至る)。それは試しにシルバー鏡胴と黒色鏡胴モデルの2本を同じマウントアダプタ (M42) に装着してみれば無限遠位置のズレを確認できると思います。同様に今回のexaktaマウントモデルも、当初のシム環のまま組み上げると無限遠が出ませんでした (アンダーインフ)。

詳しいことは分かりませんが、この後に登場するGutta Percha巻やゼブラ柄時代とは同じマウント規格でも何かが違うのではないでしょうか。シルバー鏡胴モデルの場合はほとんどの個体でシム環が適正ではありません (但しあくまでもマウントアダプタとの関係での話です)。今回使用したexaktaのマウントアダプタは有名処の高価な日本製マウントアダプタですから、皆さんが信用/信頼を置いている製品です。逆にexaktaマウントのオールドレンズをIhagge製の フィルムカメラVarexなどに装着するとキレイにパッチリ無限遠が出るので、何ともよく分かりませんね(笑)

この後は光学系前後群を組み付けて無限遠位置確認・光軸確認・絞り羽根開閉幅の確認 (解説:無限遠位置確認・光軸確認・絞り羽根開閉幅確認についてで解説しています) をそれぞれ執り行い、最後にレンズ銘板をセットすれば完成です。

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ここからはオーバーホールが完了したオールドレンズの写真になります。

までのすべての問題点を改善させて完璧なオーバーホールが完了しました。生産数自体が少ない中望遠レンズ『Biometar 80mm/f2.8 silver (exakta)』です。マウント種別が「PENTACON SIX (P6)」のモデルなどと比べると小振りで扱い易そうです。

この個体はフィルター枠部分の長さが相当あるので (レンズ銘板が奥まった位置で入ってるので) 当時旧西ドイツ側Zeiss Ikonから制約を課せられ、欧米への輸出時に「Carl Zeiss Jena銘」やモデル銘を名乗れなかった時期の製産ではないでしょうか。その場合の輸出時には「C.Z.Jena」とか「aus JENA」等の刻印で輸出していたようですし、モデル銘もフルで刻印できず「BM」などとしていました (BiotarはB、TessarはT、SonnarはSのみ)。その際 (輸出の際) にはその別銘板をこの上から被せる (ネジ込む) ワケで、そのレンズ銘板に刻印されている製造番号も別の番号だったりします (同一番号ではない/輸出用製造番号を申告していたことの証)。逆に言うと、短縮形表記のレンズ銘板が浅い位置でフィルター枠内にネジ込まれていると、それを外した時本来のレンズ銘板が出てくる可能性が高いと言えます (つまりダブルレンズ銘板と言う意味)。一般的に市場流通時は短縮表記のレンズ銘板個体は安めに入手可能ですから、それを狙うのも一手です (本来のレンズ銘板が既に外されていても知りませんが)(笑)

それ故、この当時のモデルだけフィルター枠部分が深い設計で作っていたワケですね・・たかがフィルター枠ですが、ちゃんと他のレンズとの相違を「観察と考察」で疑問を抱けば (どうしてこのモデルだけ深いの?)、自ずと当時の時代背景なども勉強になりオールドレンズは奥が深くて楽しいです!(笑)

↑光学系内は有諸バラす前のチェックで前玉外周附近に生じていた薄いクモリを「硝子研磨」で除去しました。光学系内の透明度が非常に高くなっています。

↑後群側も内部の透明度は高いのですが、残念ながら後玉のコーティング層は経年劣化の進行に拠り極薄いクモリが残っています (硝子研磨で除去できませんでした)。
申し訳御座いません・・。

↑12枚の絞り羽根もキーの赤サビを可能な限り取り除いたので将来的にも安心してお使い頂けます。もちろん油染みも無くなり大変キレイで滑らかです。プリセット絞り環の操作も絞り環操作も共に滑らかで確実にセットできるよう改善させています。

↑塗布したヘリコイドグリースは黄褐色系グリース「粘性:中程度」を使い前述の潤滑油成分が浸透してしまっていることを配慮しています。つまり、将来的に再び化学反応で粘着化してくる心配がありません

距離環を回す際のトルク感は「普通」で「全域に渡りほぼ均一」です。黄褐色系グリースの「シットリした操作性」を存分にお愉しみ頂けるよう仕上げています。もちろんピント合わせ時も極軽いチカラだけで微動/調整できますし最短撮影距離〜∞までスムーズに動きます。

4枚目の写真のとおり、フィルター枠に1箇所打痕を修復した痕跡 (冒頭問題点の) が残っていますが、素人整備ではなくプロの手による修復なのでキレイに戻せています。しかしならば何故にヘリコイドのネジ込み位置をミスっていたのか???(笑) もしかすると2回目のメンテナンス時に潤滑油を注入した人が再びバラしているのかも知れません (その時に戻せなくなり処分する為に何とか「らしく」組み上げた)。

↑過去に塗布された白色系グリースと潤滑油との化学反応により粘着性を帯びていた (問題点の③④⑥⑦⑨⑩) ので、製品寿命に至るまでの時間は残り僅か (1〜2年程度) でしたから本当に良かったと思います (完璧な仕上がりです)。また絞り環/プリセット絞り環の完全固着 (問題点①②) も潤滑油の影響でしたからオールドレンズにとって「天敵」と言わざるを得ません。なお最後の問題点もシム環の切削でちゃんと無限遠位置を確定/調整したのでキレイに合焦しています。

無限遠位置 (僅かなオーバーインフ状態に仕上げています)、光軸 (偏心含む) 確認や絞り羽根の開閉幅 (開口部/入射光量) と絞り環の絞り値との整合性を簡易検査具で確認済です。また当方所有マウントアダプタにて装着時に指標値「」マーカーと絞り値が真上に来るよう確認しています (当たり前です)。
筐体外装アルミ合金材は一応当方にて「光沢研磨」を軽く施し、研磨後に「エイジング」工程を経ていますから数年で再び輝きが失せたりポツポツと錆が浮き出たりすることもありません (昔家具屋に勤めていたので職人から磨きについて直伝されており多少なりとも詳しいです)。いつもお世話になっているので今回はサービスで処置しました(笑)

総じて「復活」と言える状態でしょうか・・ご活用願えれば本望です。

↑当レンズによる最短撮影距離80cmでの開放実写です。ピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に「球部分」にしかピントが合っていません (このミニカーはラジコンカーなのでヘッドライトが点灯します)。カメラボディ側オート・ホワイト・バランスはOFFのままです。

↑絞り環を回して設定絞り値「f4」で撮影しました。

↑さらに回してf値「f5.6」で撮っています。

↑f値「f8」になりました。

↑f値「f11」です。

↑最小絞り値「f16」での撮影です。今回のオーバーホール/修理ご依頼、誠にありがとう御座いました。