♦ オーバーホール/修理の保証期間とは・・

実は、当方が今まで14年間行っている『オーバーホール/修理ご依頼受付』分の保証期間は『オーバーホール/修理の注意事項 (特約事項)』ですら、そこに一切明確に謳っていません(汗)

・・それは当方が法人格ではなく、個人的に皆様にその機会を提供しているからです。

当方の精神面や、体調の具合などからの影響で、確かに今までに一時期『オーバーホール/修理ご依頼受付』を停止していた/お断りしていた時期があります。然しそんな中でも、概ね14年間も続けてこられたのは、偏に皆様方からの励ましやご支援、或いは賛同者やファンの皆様方による、とても温かくも大切で宝物たるメール着信の一つ一つだったりします(涙)

・・ありがとう御座います!(涙)

当方は今までに自ら整備してきた個体が、再びヤフオク市場に出品されたりした際に、ちゃんと落札して (落札代金を払って) ご出品者の方に (多くの場合で過去オーバーホール/修理した際のご依頼者様だった方々) 長年ご活用頂いたお礼を申し上げつつ再入手/回収して御座います。

・・その目的はたったの一つ『自分の整備状況の把握』しかありません!(恥)

オーバーホール/修理ご依頼を受け付けていながら、その整備内容に自身が無いのです!(恥) そもそも巷で当方は「プロにもなれず、マニアすらなれなかった整備者モドキのクソな転売屋/転売ヤー」との話で「公然と平気でウソを拡散し続けている」と某有名処のコメント欄に誹謗中傷され続けている始末です(笑)

そのような身の上の為、自ら行うオーバーホール/修理作業に明確な自身を持っていません(恥)

仕方ないので、先ずは「客観的事実」の検証からスタートしない限り・・誰も信用などしません(笑)

その一環として、今までに「5年後、6年後、7年後、そして8年後」経過した、当方が過去にオーバーホール/修理した個体を回収しています。

もちろん回収して手元に届いたら即座に再び完全解体しての「検証作業」に入ります!(怖)

・・毎回、大キライなホラ〜映画どころではない、とんでもない恐怖感に苛まれます(怖)

中にはたまたまオーバーホール/修理依頼受付の着信メールの内容が「過去に当方が整備した個体の不具合発生再整備」と言う事実も、間違いなくありました。その累計本数は、本当に運の良い話ですが、未だ2桁に達していません(怖)

その「再整備個体」の中で、真に当方の整備不始末によりご依頼者様にご迷惑をおかけしてしまった個体数は、さらに片手の指を下回ります(怖)

多くの場合で、このブログに掲載したオーバーホール/修理作業時のページに「事後談」として、当方の不始末の内容を正直に、まるであからさまに告知しつつ、何がどう拙かったのかまで、詳細を克明に述べています(恥)・・その中には、もちろん例えばマウントアダプタの問題や、そもそも当方が気づけない要素である事柄も幾つか含まれています (それらを除けば片手の範疇と言う話)。

今までの14年間で、せいぜい3,511本しか扱っていないのに、それだけの数で不始末を起こしているのがリアルな現実なのです (数値にすれば0.14%と言う、とんでもないパーセンテージです!)(恥)

・・はい、ゼロではないのです!(恥)

本当に、そのようにご迷惑をおかけした皆様方、改めて申し訳ございませんでした!(涙)

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今回オーバーホール/修理ご依頼受付分として「再整備」したのは、実は「9年前の整備個体」でした!(驚)

意図せずして運良く手元に「9年前の整備個体」が届き、手にした時の感動と言ったら、ちょっとコトバに表せません!(涙)

里子に出したことがないので、例えようがありませんが、然しそれでも今一度手にしてイジると「まるで昨日のように整備した時の情景が思い出される」から、不思議なものです(涙)
(記録して残してあるデータベースを探っても思い出さないのに、不思議・・・)

手にとって触ってイジッた瞬間に「あッ! これねッ。これこれッ!」と、例え9年前でも、何がどう大変な作業だったのか瞬時に脳裏に蘇るから不思議なのです(涙)

今回の「再整備」は「光学系内に薄いクモリを帯びてきた」だけで、他のヘリコイドの駆動など操作性についてはご指摘がありませんでした (気持ちよく使えているとのお話しでした)・・本当にありがたいことで御座います!(涙)

そして実は、以前に「再整備」した個体の中に「8年経過後」の個体がありました。この個体を完全解体した時、初めて「オールドレンズ内部の、特にヘリコイドオスメスの縁に、ようやく揮発油成分の滲み出しを認めた」のです!(涙)

逆に言うなら「5年後、6年後、そして7年後」の個体には、そのような経年劣化進行に伴う揮発油成分の滲み出しは確認できていないのです。

そこから「もしかしたら当方が使っているヘリコイドグリースの耐性は、せいぜい8年後なのか」との話に至らさを得ませんが、実はヒタヒタ状態ではなく「あくまでも微かに滲み出しが始まっている」程度の状況なのです(汗)

そのような当方的な客観的事実から「当方が執ったオーバーホール/修理の整備は、8年経つと塗布した黄褐色系グリースの滲み出しが始まる」との検証に到達していましたが、今回扱った「9年経過後の個体」でも同様に「滲み出しが始まっている程度のレベル止まり」であり、やはり「白色系グリース」とはまるで異なり「黄褐色系グリースの優位性」が確認できたと、また一歩確信に近づけた思いです(涙)

そしてもちろん今回「再整備」した光学系の薄いクモリは「完全無償扱い」にてキレイにスカッとクリアに戻しました!(涙)・・但し前玉だけは経年劣化が既に進行している個体だったので、薄いクモリが残ります (おそらく9年前とたいして変化していないので、劣化の進行が既に止まっているとも考えられる/ホッと一安心!)。

・・これこそが冒頭で述べた「保証期間を明示しない理由/根拠」だったりします!(涙)

当方の整備に起因していた不具合なのか否かは、整備した本人が手にとってイジれば・・一目瞭然なのです!(涙)

だからこそ、今まで大事に大切にご活用頂いてきた慈しみ多き個体は・・いつまで経っても「完全無償再整備」がタテマエだったりするのです(涙)

然し、例えば過去のオーバーホール/修理作業時に「明確に判明している瑕疵の因果内容」・・それは例えば既に金属材が摩耗している場合など・・それに起因して起きている不具合は、当然ながら「有償修理」になることも多々あります。

・・要は、ケースバイケース、ですね。

これで「8年経過後の個体の状況がほぼ確定できた」ので、おそらく10年経過しても同じでしょう。するとでは「耐えられないレベルの揮発油成分の滲み出し (いわゆるヒタヒタ状態)」へと向かう検証が、今後の課題に変わりました!(涙)

・・次なる命題は、まだまだ続きます(涙)

ありがとう御座いました!(涙)

巷で数多くあるプロの整備会社では、はたしていったい何年まで「無償再整備」してくれるのでしょうか(笑) 看板を背負っているのか否か、確かに個人で提供しているが故に皆無な信用/信頼では御座いますが(笑)、だからこその融通というのがあって良いのが『人情』ではないかと、チッとばかし思ったりもしますね(笑)

・・そういうのが再整備している最中に、独りニマッと微笑んでいる処なのです(笑)

要は、プロの整備会社様をヨソに、悦に浸っている瞬間が・・ホントに楽しいのです!(笑)

オールドレンズ・・真摯に向き合えば、本当に飽きませんねぇ〜。

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