◎ FUJITA (藤田工学工業) FUJITA F.C 135mm/f3.5 silver(exakta)

オーバーホールのために解体した後、組み立てていく工程を掲載しています。

すべて解体したパーツの全景写真です。

FT13535s(0319)11ここからは解体したパーツを使って実際に組み上げていく組立工程写真になります。

まずは絞りユニットや光学系前群を収納する鏡筒です。

FT13535s(0319)12実際に12枚の絞り羽根を組み付けて絞りユニットを完成させます。

FT13535s(0319)13鏡筒を立てて撮影しました。

FT13535s(0319)14プリセット絞り環の機構部を組み付けます。

FT13535s(0319)15絞り環をセットします。

FT13535s(0319)16光学系後群用の鏡筒をセットします。この状態に光学系(前群・後群)を組み付ければ鏡胴「前部」が完成です。

FT13535s(0319)18真鍮 (黄銅) 製のヘリコイド(オス・メス)を組み上げます。

FT13535s(0319)17ヘリコイドを鏡胴前部にセットします。

FT13535s(0319)19指標値板を組み付けてマウント部をセットします。

FT13535s(0319)21光学系前群です。前玉裏面のコーティングが経年劣化でコーティングハガレを生じています。光学系第2群の貼り合わせレンズ部は、バルサム切れ (貼り合わせレンズの接着剤が経年劣化で剥離し始めている状態) もなく拭きキズや汚れも無いとてもクリアな状態を維持しています。

FT13535s(0319)22こちらは光学系後群です。極微細なヘアラインキズが数本ありますが写真への影響はありません。

FT13535s(0319)20ここからは組み上げが完成した出品商品の写真になります。整備済では出回らない少々珍しい藤田光学工業のモデルです。

FT13535s(0319)1光学系内はとても良い状態を維持しておりクリアです。

FT13535s(0319)2絞り羽根もキレイになり確実に駆動しています。この当時のモデルでは、絞り羽根は「カーボン加工仕上げ」が施されているので、経年の使用によってカーボンが擦れています。汚れや油染みではありません。

FT13535s(0319)3ここからは鏡胴の写真です。経年の使用感が少々感じられますが、鏡胴の腐食もなくキレイな部類に入るレベルでしょうか。

FT13535s(0319)4 FT13535s(0319)5 FT13535s(0319)6 FT13535s(0319)7光学系は3群4枚のゾナー型構成で、その描写はとても端正な写りをしなかなかの描写性能です。

FT13535s(0319)8光学系後群も良い状態を維持しています。

FT13535s(0319)9当レンズによる最短撮影距離1.5m附近での開放実写です。

FT13535s(0319)10