〓 Kuribayashi (栗林写真工業) C.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (B)《前期型》(M42)

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※解説とオーバーホール工程で掲載の写真はヤフオク! 出品商品とは異なる場合があります。

今回完璧なオーバーホールが終わりヤフオク!出品するモデルは、国産は
栗林写真工業製標準レンズ・・・・、
C.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (B)《前期型》(M42)』です。


  ЯПОНІЯ З УКРАЇНОЮ!    Слава Україні!  Героям слава!  

上の文は「日本はウクライナと共に! ウクライナに栄光あれ! 英雄に栄光を!」の一文をウクライナ語で国旗色を配って表現した一文です。現地ウクライナでは民衆が「ウクライナに栄光あれ!」と自らの鼓舞を叫ぶとそれに応えて民衆が「英雄に栄光を!」と返すようです。

Slava UkrainieieGeroyam Slava

《 更 新 情 報 》   ●               
現在オーバーホール済でヤフオク!出品中の出品個体についての更新情報です!(笑)

当方には変な特技があって・・(笑) 夜寝ていて「夢の中でさらに作業を進めている」と言う
昔の何処ぞのCMで流れていた「24時間闘えますか?!」を地でやっているような、そんなスキルがあります(笑)

昨晩観た『』の中で取り組んでいた作業とは・・(笑)

ヘリコイドオスメスのネジ込み位置を一つ分ズラして、鏡筒の繰り出し/収納位置を変更して
みる作業をヤッてました(笑)

これは無限遠位置での合焦を考えたら、鏡筒の繰り出し/収納位置は当然ながら一意の位置を取るしか有り得ませんが、その際のヘリコイドネジ込み位置は必ずしも1箇所に限定される話ではありません。要は鏡筒の位置が問題なのであって、ヘリコイドオスメスのネジ山で、ネジ込み位置が13箇所備わっていても、その13箇所のいずれか1箇所であれば良いだけの話です(笑)

それで寝る前の作業時に、一番最後にネジ込んだ位置の、もう一つ先 (或いはネジ込みをまだ試していないもう幾つか戻った位置) を試してみて、トルク確認をする作業の続きを「夢の中でヤッていた」次第です(笑)

当然ながら距離環を回す「回転するチカラ」を鏡筒の繰り出し/収納の「直進動するチカラ」に変換する役目の「直進キー」と言うパーツが、必ず介在するのがオールドレンズの駆動原理ですから(笑)、それとの関係性から「オス側のネジ山を一つ分ズラしたらメス側の位置も必然的に変化していく」話に到達するのは、いつもと変わりません(笑)

そう言う「原理原則」に則る世界観が大前提なのは、例え『夢の中』でも同じなワケで(笑)、ちゃんとそう言う事柄に配慮しつつ作業を進めているので、なかなかリアルな夢だったりします (むしろ夢の中では一部が拡大されるので、起きている時よりも分かり易かったりする)(笑)

もちろんこのモデルの場合は、ヘリコイドオスメスをもう一度取り外すのに「完全解体」まで戻る必要が必ずあります(汗) 従って、もう一度出品個体を完全解体までバラして、シッカリとヘリコイドのネジ込み位置を一つ分ズラして試してみました・・!(笑)

そしたら、おぉ〜、何と何と、トルクが「軽く」変わったではありませんか?!(驚)
但し、距離環を強めに掴むとトルクムラが発生するのは変わらず・・ですです(汗) これは構造上/設計上の問題の影響も大きく、特にアルミ合金材削り出しで用意してある「ヘリコイドメス側の肉厚が異常に薄いのに、そこに距離環が締付ネジで締め付け固定されるから」故に、掴んでいる指で強めに回したりすると、途端に「重いトルクに激変する!」問題を抱えています。

これは当初製産時点でどのように対処していたのかと言うと、実は「潤滑剤に分類されるヘリコイドグリース」・・要は純正ヘリコイドグリースの粘性と性質から、この異常に薄いアルミ合金材削り出しのメス側ヘリコイドでも、問題なく軽い操作性が担保できていたのです (当時触ってないので知りませんが/憶測です)(汗)

今現在でも、手に入れた時の多くの個体で、バラすとその純正ヘリコイドグリース (相当経年劣化進行している状態でドロッドロに変質している) が塗られているのを知ることになります(笑)

そのような状況と背景なのに、当方が完全解体してオーバーホールする際の、使用ヘリコイドグリースの特徴から、それら純正ヘリコイドグリースの性質に適合していない点に於いて・・
トルクの問題が起きる」ワケですが(汗)、そうは言っても純正ヘリコイドグリースなど調合できませんし、ましてや最近の「白色系グリース」塗布になれば、尚さらに重めのトルクに変わっていく運命を辿っているのが「現在の市場流通個体の運命」そのモノの話でもあります(涙)

実際今まで扱ってきた40本の個体の中で、実に34本に純正ヘリコイドグリースと思しき
ドロッドロの劣化が進んだグリース (潤滑剤系) が残っているので、それを新しいヘリコイド
グリースに変更してあげるだけでトルク改善を期待できますし、そもそもオーバーホール/修理
ご依頼の多くが「トルクを軽くしてほしい」が含まれているのも事実です(汗)

・・と言うことで、既に現在ヤフオク!出品中ではありますが、再度バラし直して「出品時
よりも少しはトルクが改善し軽めに変わった
」点をここに告知させて頂きます。
(ハイ、ちゃんと観た夢のとおり体現完了で御座います)(笑)

・・んだッたら、起きて作業している時にちゃんとヤレョ! 何で夢の中なんだョ!(怒)

・・とのお叱りが聞こえてきますが(怖)、最近「頭の中で思ったとおりに指が動いていない」ことが多くなりつつあり(汗)、合わせて睡眠障害で2〜3時間起きて作業しては、睡魔に襲われ3〜4時間寝ている始末で(涙)、なかなか作業が中断することが多くなっていて、思い通りにコントロールできていません (申し訳ございません!)(汗)

以上、追加作業の告知でした・・(汗)

  ●               

今月7月に入ってからのこの暑さで、スッカリ気力が失せており(汗)、合わせて睡眠障害や冷え性も重なりなかなかです(汗) そもそもコロナワクチン後遺症が続いており、もともと基礎疾患者なので何事も気力を盛り上げてからでないと始められず、ますます作業は計画に対して大幅に遅滞気味です(汗)

今回完璧なオーバーホールが終わってヤフオク! 出品するモデルは、当方がオーバーホール作業を始めた13年前からの累計で、当時の栗林写真工業製標準レンズ「50mm/f2」の括りで捉えると、41本目にあたります(M42マウント規格のみでカウントした場合)。

今回の個体は久しぶりに後玉が「プルシアンブル〜」に光彩を放つ個体をと、さんざん探しまくって気合入りで調達したのですが、バラしてみるといろいろ瑕疵内容が現れ、最終的に「納得いく仕上がりに至らなかった」と言うか、もぅこれ以上はムリと諦めの境地で・・詰まる処「エイッ!」と『ジャンク扱い出品』に音をたてて堕ちた次第です(涙)

普通にオーバーホール自体は無事に終わっていますが、気に入らないのは「トルクが何だか
重い
」と言うほどでもないのですが(汗)、然し「軽め」がお好みの方には十分に「重いじゃ
ねぇ〜か!
」とお叱りが来ること間違いなし(涙)

しかも気合入りで入手する因果に到達した最大級の「後玉のプルシアンブル〜」にカビ除去痕がチラホラ残ってる・・「えぇ〜ッ???!」と、これも全く以て気に入らん!(怒)

さらに距離環を回すと「少々重め (自分的にはその程度) ながらも、このモデルの宿命でヘリコイドメス側の肉厚が薄すぎる設計から、距離環を強く掴むと途端にトルクムラが現れる!」と
これも何だかついでにチョ〜気に入らない!!(怒)

とにかく性格的に「頑固」で「融通利かず」そのクセ「バカ正直」なワケで・・要は、何だか良く分かんない(汗)

・・ッてなワケで、勢い余って『ジャンク扱い出品』ですから、お好きな価格でどうぞ!

ちなみに、このモデルのオーバーホール工程などはC.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (P)《前期型》(M42)』のページをご参照頂き、描写性などのこのモデルの特徴的な話は、今年2月に掲載したC.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (P)《前期型》(M42)』のページをご参照頂くと、相当気合入りで解説しています(笑)

↑今回出品の個体を完全解体した時のパーツ全景写真です。

ここまで掲載したオーバーホール工程の写真は「全て過去扱い品/個体からの転載」です。オーバーホール済でヤフオク! 出品する際の個体写真とは一部に一致しない場合があります。

DOHヘッダー

ここからは完璧なオーバーホールが完了した出品商品の写真になります。

↑完璧なオーバーホールが終わっています・・が然し、冒頭解説のとおり、当方の基準からすると (意外とチョ〜細かい性格なので)(笑)、全く以て気に入らないので、突き放したら可愛そうじゃないかとも思うものの、リアルな現実は厳しいのだと言い聞かせつつ『ジャンク扱い出品』です!(怒)

↑一応、光学系内は「後玉を除いて」スカッとクリアで、LED光照射でもコーティング層経年劣化進行に伴う極薄いクモリすら皆無です・・が然し、何しろめちゃくちゃ楽しみにしていた『プルシアンブル〜』の後玉に、カビ除去痕が複数残っていて、もぉ〜それだけで気に入らない!(怒)

カビ除去痕に付随して微かなクモリも残っているので、ポツポツと点状のカビ除去痕くらいなら我慢できるものの、芯付で菌糸状の付随薄クモリともなれば「気に入らねぇ〜ッ!」になるワケです(笑)・・但し、おそらくは逆光撮影時でも、たいして影響が現れないレベルのカビ除去痕なので、多分「た・ぶ・ん」普通に写真撮影できてしまうレベルです。

・・でも、気に入らないモノは、気に入らない (頑固です)!(怒)

↑上の写真 (3枚) は、光学系前群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

↑この後玉です!(怒) ウ〜ン・・めちゃくちゃ楽しみにしていたのになぁ〜!(怒)

↑上の写真 (3枚) は、光学系後群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

【光学系の状態】(LED光照射で様々な角度から確認)
・コーティング劣化/カビ除去痕等極微細な点キズ
(経年のCO2溶解に拠るコーティング層点状腐食)
前群内:20点以上、目立つ点キズ:20点以上
後群内:20点以上、目立つ点キズ:20点以上
・コーティング層の経年劣化:前後群あり
・カビ除去痕:あり、カビ:なし
(後玉に菌糸状/点状の状微細カビ除去痕複数あり)
・ヘアラインキズ:あり(前後群内僅か)
(光学系内は薄い極微細な最大7mm長数本あり)
・バルサム切れ:なし (貼り合わせレンズあり)
・深く目立つ当てキズ/擦りキズ:あり
(後玉に複数の微細な点キズあり)
・光源透過の汚れ/クモリ (カビ除去痕除く):あり
(後玉にごく薄いクモリが僅かに残っています)
・光学系内は透明度が非常に高いレベルです。
(LED光照射で確認しても極薄いクモリが皆無)
(後玉を除く)
・その他:光学系内は微細な塵や埃が侵入しているように見えますが清掃しても除去できないCO2の溶解に拠る極微細な点キズやカビ除去痕、或いはコーティング層の経年劣化です。

↑10枚の絞り羽根もキレイになり、プリセット絞り環や絞り環共々、確実に駆動しています。絞り羽根が閉じる際は「完璧に円形絞りを維持」しながら閉じていきます。

ここからは鏡胴の写真になりますが、経年の使用感が僅かに感じられるものの当方にて筐体外装の「磨きいれ」を施したので大変落ち着いた美しい仕上がりになっています。「エイジング処理済」なのですぐに酸化/腐食/錆びが生じたりしません。

当方ではヤフオク! で流行っている「抗菌剤/除菌剤による清掃」などは絶対に実施しません。これをやると薬剤に含まれている成分の一部が金属の表層面に対して酸化/腐食/錆びを促す結果に至るので、早ければ1年、遅くとも数年でポツポツと錆が表れ始めます。

詳細は厚労省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」が詳しく解説しています。

もっと言うなら「光沢剤/研磨剤/化学反応」の類も一切利用しないので、金属材表層面に影響を及ぼしてしまう処置は何一つ講じていません(笑) 特にヘリコイドのネジ山などを研磨剤にて処置すると、塗布するヘリコイドグリースの成分/配合によってはそれらの浸透を促してしまうので、ザリザリ感やスレ感が数年で増大し製品寿命の短命化を促す結果に到達しますから要注意です(泣)・・当方独自のヌメヌメ感を感じるシットリしたトルク感は、それら「光沢剤/研磨剤/化学反応」の類を一切利用しない磨き研磨により実現している特異なトルク感であり、巷で流行る「分解整備済」とは全く異なる完全解体を前提とした製品寿命の延命化が最終目的です(笑)

もちろんそれらの根拠として「当時製産時点に使っていたであろう成分/配合の分類に可能な限り近い黄褐色系グリースだけを使う」事をその前提と据えており、今ドキ流行っているシリコーン系「白色系グリースの何♯ (番)」などを謳って整備するのは以ての外で(泣)、そのような整備は「製品の延命処置」からはまさに逆行した所為と指摘せざるを得ません(涙)

実際それらシリコーン系「白色系グリース」が塗布されている個体を数多く確認していますが
距離環を回した時のトルク感は「ツルツルした感触」しか感じず、合わせてピントのピーク/山の前後微動に於いて、意識せずとも微動してしまう使いづらささえその印象として残るので、はたしてそれで撮影に没頭できる操作環境を真に提供できているのかとの疑念さえも湧いて
きます(笑)

その意味でも整備で塗布するグリースの問題は、製産時点/設計概念に配慮した内容だけに留まらず、組み上げられたオールドレンズの使用感にまで気配りした概念がそこには介在し、結果的に「製品寿命の延命化」に到達できていれば、なおさらに最高ではないかとのポリシ~が
根底にあったりするのが当方が施すDOHそのものなのです(笑)

↑【操作系の状態】(所有マウントアダプタにて確認)
・付属マウントアダプタのヘリコイドグリースは「粘性:中程度+軽め」を使い分けて塗布し距離環や絞り環の操作性は非常にシットリした滑らかな操作感で距離環を回す時のトルクの印象は「普通」人により「重め」に感じ「全域に渡り完璧にほぼ均一」です。
距離環を回すとヘリコイドネジ山が擦れる感触が指に伝わります(神経質な人には擦れ感強め)。再現性が低いですが僅かにトルクムラが出る事があります(距離環を強めに掴むと現象が現れます)。
・絞り環はプリセット絞り方式の無段階式(実絞り)ですが、絞り環操作自体は構造上スカスカ感が強い印象です。
・オールドレンズを振ると内部からカタコト音が聞こえますが、絞りユニット内の開閉環のマチ(隙間)が構造上あるために振れている音です。
(故障や異常ではありません)

【外観の状態】(整備前後関わらず経年相応の中古)
・距離環や絞り環、鏡胴には経年使用に伴う擦れやキズ、剥がれ、凹みなどありますが、経年のワリにオールドレンズとしては「超美品」の当方判定になっています (一部当方で着色箇所がありますが使用しているうちに剥がれてきます)。
当方出品は附属品に対価を設定しておらず出品価格に計上していません(附属品を除外しても値引等対応できません)。

今回のオーバーホール済でのヤフオク! 出品に際しセットした附属品の一覧です。

《今回のヤフオク! 出品に際し附属するもの》
純正金属製被せ式前キャップ (中古品)
本体C.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (B)《前期型》(M42)』
汎用樹脂製ネジ込み式M42後キャップ (新品

無限遠位置 (当初バラす前の位置から改善/ほぼピタリ状態)、光軸 (偏心含む) 確認や絞り羽根の開閉幅 (開口部/入射光量) と絞り環絞り値との整合性を簡易検査具で確認済です。

被写界深度から捉えた時のこのモデルの無限遠位置を計算すると「焦点距離50㎜開放F値f2.0被写体までの距離49m許容錯乱円径0.026㎜」とした時、その計算結果は「前方被写界深度24m後方被写界深度∞m被写界深度∞m」の為、30m辺りのピント面を確認しつつ、以降後方の∞の状況 (特に計算値想定被写体の50m付近) をチェックしながら微調整し仕上げています。

・・一言に無限遠位置と述べてもいったいどの距離で検査したのかが不明瞭ですね(笑)

↑当レンズによる最短撮影距離50cm付近での開放実写です。ピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に「球部分」にしかピントが合っていません (このミニカーはラジコンカーなのでヘッドライトが点灯します)。カメラボディ側オート・ホワイト・バランス設定はOFFです。

各絞り値での「被写界深度の変化」をご確認頂く為に、ワザと故意にピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に電球部分に合わせています。決して「前ピン」で撮っているワケではありませんし、光学系光学硝子レンズの格納位置や向きを間違えたりしている結果の描写でもありません (そんな事は組み立て工程の中で当然ながら判明します/簡易検査具で確認もして います)。またフード未装着なので場合によってはフレア気味だったりします。

↑絞り環を回して設定絞り値「f2.8」で撮影しています。

↑さらに回してf値「f4」での撮影です。

↑f値は「f5.6」に上がっています。

↑f値「f8」での撮影です。

↑f値「f11」になりりました。

↑f値「f16」です。

↑最小絞り値「f22」での撮影です。もうほとんど絞り羽根が閉じきっている状況ですが「回折現象」の影響をさほど感じない素晴らしい写りです!(涙)

 回折現象
入射光は波動 (波長) なので光が直進する時に障害物 (ここでは絞り羽根) に遮られるとその背後に回り込む現象を指します。例えば、音が塀の向こう側に届くのも回折現象の影響です。
入射光が絞りユニットを通過する際、絞り羽根の背後 (裏面) に回り込んだ光が撮像素子まで届かなくなる為に解像度やコントラスト低下が発生し、眠い画質に堕ちてしまいます。この現象は、絞り径を小さくする(絞り値を大きくする)ほど顕著に表れる特性があります。

被写界深度
被写体にピントを合わせた部分の前後 (奥行き/手前方向) でギリギリ合焦しているように見える範囲 (ピントが鋭く感じる範囲) を指し、レンズの焦点距離と被写体との実距離、及び設定絞り値との関係で変化する。設定絞り値が小さい (少ない) ほど被写界深度は浅い (狭い) 範囲になり、大きくなるほど被写界深度は深く (広く) なる。

焦点移動
光学硝子レンズの設計や硝子材に於ける収差、特に球面収差の影響によりピント面の合焦位置から絞り値の変動 (絞り値の増大) に従い位置がズレていく事を指す。