〓 FUJI PHOTO FILM CO. (富士フイルム) FUJICA FUJINON 55mm/f2.2《前期型:一部金属製》(M42)

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※解説とオーバーホール工程で掲載の写真はヤフオク! 出品商品とは異なる場合があります。

今回完璧なオーバーホールが終わりヤフオク!酒するモデルは、国産は
FUJICA製標準レンズ・・・・、
FUJINON 55mm/f2.2《前期型:一部金属製》(M42)』です。


  ЯПОНІЯ З УКРАЇНОЮ!    Слава Україні!  Героям слава!  

上の文は「日本はウクライナと共に! ウクライナに栄光あれ! 英雄に栄光を!」の一文をウクライナ語で国旗色を配って表現した一文です。現地ウクライナでは民衆が「ウクライナに栄光あれ!」と自らの鼓舞を叫ぶとそれに応えて民衆が「英雄に栄光を!」と返すようです。

Slava UkrainieieGeroyam Slava

今回完璧なオーバーホールが終わってヤフオク! 出品するモデルは、当方がオーバーホール作業を始めた13年前からの累計で、当時のFUJICA製標準レンズ域「55㎜/f2.2」の括りで捉えると76本目にあたりますが、今回扱った「前期型」だけでカウントすると53本目です。

さらにその中で今回オーバーホール済でヤフオク!出品する個体の「一部金属製」のカウント数は、累計でも11本目にとどまります。

前回この「一部金属製」のモデルバリエーションをオーバーホール済でヤフオク!出品したのは2022年だったので、凡そ2年ぶりになりますが、本来フィルター枠とマウント部だけが「金属製」である製品ながら、極一部の製造番号帯にバラけて「さらに金属製で筐体外装の
構成パーツが造られていたモデルバリエーションが潜んでいる
」と言う、まるでちょっとした都市伝説的なイメージの話です(笑)

具体的に述べるならレンズ銘板だけが樹脂製の「総金属製 (今までの扱い数:11本)」の他、今回と同じ「フィルター枠/距離環/マウント部が金属製4本目」或いは「フィルター枠/指標値環/マウント部が金属製5本」さらに大変珍しい「フィルター枠/距離環/指標値環/マウント部が金属製2本」と言う状況です・・従って「一部金属製11本」になります。

実際には今年に入って扱った「初期型2本目」と言う光学設計が異なる唯一無二のモデル
バリエーションも顕在し、なかなかに奥が深い当時の廉価版モデルだったりします(笑)

当方に於いて、これら異なる筐体外装パーツで組み上げられた製品の存在が問題なのは、実は「単に樹脂製か金属製かの相違だけで終わらない、内部構造の違い」まで判明している為に、当方では特殊な扱いとしてカウントを続けています(汗)

それは共通構造として「筐体外装パーツの材質だけを設計変更すれば良かった」ものを「敢えて内部構造の設計を違えてきた/コストを掛けてまで設計変更してきた」点に於いて、もはやその時点で「廉価版の格付けから逸脱した製品に成り下がってしまった」ことに着目して、カウントを続けている次第です(汗)

1976年に廉価版の一眼 (レフ) フィルムカメラ「ST605」を発売したタイミングでセットレンズとして用意した標準レンズがこの「FUJINON 55mm/f2.2シリーズ」の登場背景ですが、これだけのモデルバリエーションを設計変更を伴い用意してきたのは、結果的に「廉価版の格付け以上にコストを掛けまくってしまった」点で「???」が拭えません(汗)

↑上の写真は以前扱った時のブログ掲載写真からの転用写真ですが、赤色矢印で指し示しているように「指標値環を締め付け固定するイモネジの場所が違う」と共に、実はこの指標値環のパーツ高すら異なると言う設計変更なのであり、要は内部構造の違いからこのように成らざるを得なかったワケです。

↑さらに上の写真が今回の個体を完全解体した際に発見した相違点で、一部の「総金属製」だけを除いて同一だとばかり思い込んでいた「樹脂製絞り値環」が、実は2種類存在したことに今回初めて気づきました(汗)

この絞り環のパーツ高は同一なるも、実は各絞り値の「絞り値キー」と言う鋼球ボールがカチカチとハマってクリック感を実現する溝の切込み仕様が異なるのまで発見してしまい・・まだまだ修行が足りていません!(汗)

上の写真で下に置かれているタイプの絞り環が「樹脂製距離環に限定して使われている (つまり刻印絞り値が小さいほう)」一方、距離環が金属製に替わると上に乗せてあるタイプの絞り環を使っています (つまり今回の個体のほう)(汗)

逆に言うなら、これらタイプの違う絞り環を用意した時の総数で考えれば、ワザワザ製産ロットを違えてパーツ管理していたハズで、どうしてそんな面倒な事をしてまで変更してきたのかよく分かりません (樹脂を流し込む型枠の相違が在るのは歴然だから)(汗)

ちなみにこの樹脂製の絞り環にヒビ割れや欠損が起きている個体を今までに見た記憶がないので、ハッキリ言ってこの絞り環と同一の成分配合で距離環も指標値環も成型すれば良かったのにと思ったりします (何故ならネジ込みが効くほど硬質だから)(笑)

それをあ~だこ~だ各構成パーツで設計変更してきたので、結果的に廉価版に収まるレベルのコスト管理からは相当乖離してしまい、むしろ企業利潤を食い漁ってしまった製品だったのではないかと危惧するほどです(笑)

↑ちなみに今回の個体も今までのお約束同様に内部の一部構成パーツの使い方を「過去メンテナンス時の整備者自らがミスっており」その影響から「絞り羽根開閉異常が発生」したが為に、それを改善すべく上の写真のように影響を与える構成パーツの一部を、工具を使い強制的に曲げて/変形させて改善する「ごまかしの整備」を執っていた事が白日の下に晒されます(笑)

上の写真で赤色矢印で指し示している箇所を工具を使い強制的にムリヤリ曲げて、グリーン色の矢印で指し示す方向に向きを変える事で「絞り羽根の開閉動作を強制的に変更させてきた」所為がバレバレです(笑)

左側の爪などは、さらにそれだけでは改善できなかったのか、ブルー色の矢印で指し示したように「ペンチで掴んで相当なチカラで曲げた」ことが分かります (ッて言うかペンチで掴んで曲げたから赤色矢印のように変形した)。

そもそもこのような処置を執る必要が生じた原因が「自分が内部の構成パーツの使い方をミスッた為」なのに、それにこの過去メンテナンス時の整備者は一切気づいていません(汗)

もっと言えば、今現在ヤフオク!で「分解整備済」を謳い出品している出品者の中にも「同じように内部構成パーツの使い方をミスったまま組み立てている」出品者が居るのを掴んでおり、全く以てどうして何も考えずに組み立てていくのか「???」しか残りません(汗)

・・当方が掲載写真を見れば、ちゃんと正しく組み立てたのか判定は一目瞭然だからです(笑)

当方が今まで扱ったこのモデル「76本」の中で、凡そ9割方でこういう「ごまかしの整備」が執られているので、おそらくは何処ぞの整備会社が専門的に当時のFUJICA製オールドレンズに対し整備を施していたのではないかとみていますが、その真実はよく分かりません(汗)

逆に言えば、今まで扱ってきた「76本」のほとんどで、これら変形したパーツを「正しい
製産時点のカタチに戻す
」作業を強いられているのは当方だと言う、まさに本末転倒な話に
至っているワケで、本当にロクなことをしません!(怒)

これら変形したパーツを逐一正しいカタチに戻せば、何のことはなく「絞り羽根の開閉動作は正常に戻る」から、今まで解説したストーリーに成らざるを得ないワケです(笑)・・要は過去メンテナンス時の整備者がミスらなければ何も問題なかったと指摘できます(汗)

なお、当方が行うDOHでは、以下の処理を行いません。

水などを使う中性洗剤に拠る筐体外装パーツ、及び内部構成パーツの洗浄
金属用研磨剤を使った研磨
光沢剤を使用した金属材や樹脂材の光沢/艶出し処理
化学薬品 (剤) や合成化合物を使った酸化/腐食/サビの除去
化学反応を利用した酸化/腐食/サビの除去
ブラスト処理による酸化/腐食/サビの除去

またDOHでは、最後の工程で必ず対象材に見合うエイジング処理を全てのパーツに施す為、整備後の経年劣化進行に耐性を担保できるよう配慮しています。

従って「水利用に拠る中性洗剤での洗浄」や「金属用研磨剤の使用」など、
凡そ金属材表層面の経年劣化進行を促しかねない所為を一切執りません。

↑完全解体した時の内部構成パーツ全景写真です。オーバーホール工程やこのモデルの当時の背景など詳しい解説はFUJINON 55mm/f2.2《初期型》(M42)』のページをご参照
下さいませ。

ここまで掲載したオーバーホール工程の写真は「全て過去扱い品/個体からの転載」です。オーバーホール済でヤフオク! 出品する際の個体写真とは一部に一致しない場合があります。

DOHヘッダー

ここからは完璧なオーバーホールが完了した出品商品の写真になります。

↑完璧なオーバーホールが終わっています。一般的に言えば筐体外装が金属製なんて言うのは当たり前のような話なので、きっとどうでも良いのでしょうが(汗)、当方からすれば「金属製の距離環」に替わっただけで、何だか高級感さえ抱くから不思議なものです(笑)

↑光学系内の透明度が非常に高い状態を維持している個体です。LED光照射でも極薄いクモリすら皆無です。但し、残念ながら後玉露出面側だけは「相応にカビ除去痕が複数残っている」状況なので、その芯に付随して微細で薄い菌糸状のクモリがあります (写真には影響しないレベル)(涙)

↑上の写真 (3枚) は、光学系前群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

この前玉に薄いクモリが生じていない個体と言うのも、実は意外にも珍しかったりします(汗)

↑光学系後群側も内部はスカッとクリアですが、後玉の表面側だけ複数のカビ除去痕が残っています。

↑上の写真 (3枚) は、光学系後群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

【光学系の状態】(LED光照射で様々な角度から確認)
・コーティング劣化/カビ除去痕等極微細な点キズ
(経年のCO2溶解に拠るコーティング層点状腐食)
前群内:20点以上、目立つ点キズ:17点
後群内:20点以上、目立つ点キズ:20点以上
・コーティング層の経年劣化:前後群あり
・カビ除去痕:あり、カビ:なし
(前玉/後玉に微細カビ除去痕複数あり/特に後玉は芯に付随する薄いクモリ状のカビ除去痕が少々多めです。撮影写真への影響には至りません)
・ヘアラインキズ:あり(前後群内僅か)
(前後群内に極微細な2mm長数本あり)
・バルサム切れ:なし (貼り合わせレンズなし)
・深く目立つ当てキズ/擦りキズ:なし
・光源透過の汚れ/クモリ (カビ除去痕除く):なし
(但し前述通り微細なカビ除去痕複数あり)
・光学系内は透明度が非常に高いレベルです。
(LED光照射で確認しても極薄いクモリが皆無)
・その他:光学系内は微細な塵や埃が侵入しているように見えますが清掃しても除去できないCO2の溶解に拠る極微細な点キズやカビ除去痕、或いはコーティング層の経年劣化です。

↑上の写真解説のとおり「開放測光用の爪」がマウント面から飛び出ています (グリーンの矢印)。当時のFUJICA製フィルムカメラ「ST-801/901/AZ/1」などに装着すると開放測光機能がご使用頂けます。

もしもマウントアダプタ (ピン押し底面タイプ) 経由デジカメ一眼/ミラーレス一眼に装着される場合は、ご使用になられるマウントアダプタによってはマウント面の「開放測光用の爪」が当たって擦れるので/最後までネジ込めないので切削する必要があります

申し訳御座いませんが切削はご落札者様自身で行って下さいませ (当方では切削しません)。

またK&F CONCEPT製のマウントアダプタをご使用頂ければ/手に入れればこの「開放測光用の爪」を回避するので干渉せずに正常使用が可能ですからご検討下さいませ。

↑5枚の絞り羽根もキレイになり、絞り環共々確実に駆動しています。絞り羽根が閉じる際は「完璧に正五角形を維持」したまま閉じていきます。

ここからは鏡胴の写真になりますが、経年の使用感が僅かに感じられるものの当方にて筐体外装の「磨きいれ」を施したので大変落ち着いた美しい仕上がりになっています。「エイジング処理済」なのですぐに酸化/腐食/錆びが生じたりしません。

当方ではヤフオク! で流行っている「抗菌剤/除菌剤による清掃」などは絶対に実施しません。これをやると薬剤に含まれている成分の一部が金属の表層面に対して酸化/腐食/錆びを促す結果に至るので、早ければ1年、遅くとも数年でポツポツと錆が表れ始めます。

詳細は厚労省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」が詳しく解説しています。

もっと言うなら「光沢剤/研磨剤/化学反応」の類も一切利用しないので、金属材表層面に影響を及ぼしてしまう処置は何一つ講じていません(笑) 特にヘリコイドのネジ山などを研磨剤にて処置すると、塗布するヘリコイドグリースの成分/配合によってはそれらの浸透を促してしまうので、ザリザリ感やスレ感が数年で増大し製品寿命の短命化を促す結果に到達しますから要注意です(泣)・・当方独自のヌメヌメ感を感じるシットリしたトルク感は、それら「光沢剤/研磨剤/化学反応」の類を一切利用しない磨き研磨により実現している特異なトルク感であり、巷で流行る「分解整備済」とは全く異なる完全解体を前提とした製品寿命の延命化が最終目的です(笑)

もちろんそれらの根拠として「当時製産時点に使っていたであろう成分/配合の分類に可能な限り近い黄褐色系グリースだけを使う」事をその前提と据えており、今ドキ流行っているシリコーン系「白色系グリースの何♯ (番)」などを謳って整備するのは以ての外で(泣)、そのような整備は「製品の延命処置」からはまさに逆行した所為と指摘せざるを得ません(涙)

実際それらシリコーン系「白色系グリース」が塗布されている個体を数多く確認していますが
距離環を回した時のトルク感は「ツルツルした感触」しか感じず、合わせてピントのピーク/山の前後微動に於いて、意識せずとも微動してしまう使いづらささえその印象として残るので、はたしてそれで撮影に没頭できる操作環境を真に提供できているのかとの疑念さえも湧いて
きます(笑)

その意味でも整備で塗布するグリースの問題は、製産時点/設計概念に配慮した内容だけに留まらず、組み上げられたオールドレンズの使用感にまで気配りした概念がそこには介在し、結果的に「製品寿命の延命化」に到達できていれば、なおさらに最高ではないかとのポリシ~が
根底にあったりするのが当方が施すDOHそのものなのです(笑)

↑【操作系の状態】(所有マウントアダプタにて確認)
・ヘリコイドグリースは「粘性:中程度+軽め」を使い分けて塗布し距離環や絞り環の操作性は非常にシットリした滑らかな操作感で距離環を回す時のトルクの印象は「普通」人により「軽め」に感じ「全域に渡り完璧に均一」です。特にピント合わせ時は距離環を掴んでいる指の腹に極僅かなチカラを伝えるだけで微妙な前後動が適い正確にピント合わせできる素晴らしい操作性を実現しています。
距離環を回すとヘリコイドネジ山が擦れる感触が指に伝わります(神経質な人には擦れ感強め)。
・マウント部内部の捻りバネの経年劣化進行に伴い僅かに弱っている為鏡筒から飛び出ているアームを掴んでいる爪が擦れて「カリカリ音」が聞こえてくる事があります(特にマウントアダプタに装着すると聞こえてきます)。捻りバネの経年劣化が原因なのでこれ以上改善できません。またこの瑕疵が原因で将来的に不具合を起こすことはありません。

【外観の状態】(整備前後関わらず経年相応の中古)
・距離環や絞り環、鏡胴には経年使用に伴う擦れやキズ、剥がれ、凹みなどありますが、経年のワリにオールドレンズとしては「超美品」の当方判定になっています (一部当方で着色箇所がありますが使用しているうちに剥がれてきます)。
当方出品は附属品に対価を設定しておらず出品価格に計上していません(附属品を除外しても値引等対応できません)。
指標値環は横方向から3箇所で均等にイモネジにより締め付け固定される設計ですが、イモネジ用の穴のうち2箇所にヒビ割れが入っています。裏側を強力接着力のアルミ板で補強した為、割れが進行しないよう処置してあります

今回のオーバーホール済でのヤフオク! 出品に際しセットした附属品の一覧です。

《今回のヤフオク! 出品に際し附属するもの》
HAKUBA製MCレンズガード (新品)
本体『FUJINON 55mm/f2.2《前期型:一部金属製》(M42)』
汎用樹脂製ネジ込み式M42後キャップ (新品)
汎用樹脂製スナップ式前キャップ (新品)

無限遠位置 (当初バラす前の位置に合致/僅かなオーバーインフ状態)、光軸 (偏心含む) 確認や絞り羽根の開閉幅 (開口部/入射光量) と絞り環絞り値との整合性を簡易検査具で確認済です。

被写界深度から捉えた時のこのモデルの無限遠位置を計算すると「焦点距離55㎜開放F値f2.2被写体までの距離53m許容錯乱円径0.026㎜」とした時、その計算結果は「前方被写界深度26m後方被写界深度∞m被写界深度∞m」の為、30m辺りのピント面を確認しつつ、以降後方の∞の状況 (特に計算値想定被写体の53m付近) をチェックしながら微調整し仕上げています。

・・一言に無限遠位置と述べてもいったいどの距離で検査したのかが不明瞭です(笑)

↑いつもどおり当方所有のマウントアダプタではありますが、ちゃんと事前に装着して「操作性の確認と共に各部位の駆動をチェック」しています(笑) 上の写真は中国製のK&F CONCEPT製「M42 → SONY Eマウントアダプタ」に装着し、合わせてマウントアダプタ内側のピン押し
底面を「平面」にセットした状態で全く問題がない正常動作である事を確認しています。

赤色矢印で指し示している隙間がオールドレンズとマウントアダプタ側の互いのマウント面に生じているのは、オールドレンズ側マウント面に「開放測光用の突起」があるモデルの場合にそれが干渉しないよう、約1mmほど突出させた設計で造られているからで、製品上の仕様になります (隙間があってもちゃんと最後までネジ込めて指標値も真上に来ているのが分かる)。

ちなみに「ピン押し底面」は両面使いできますが「平面側/凹面側」どちらでも絞り環操作、或いは絞り羽根の開閉角度など「凡そ当方が気になって確認するべき事柄は全て逐一チェックし微調整が終了している状態」での、オーバーホール済ヤフオク!出品になっています (当たり前の話ですが)(笑)

この「K&F CONCEPT製M42マウントアダプタ」に関する解説は、ちゃんと補足解説として『◎ 解説:M42マウント規格用マウントアダプタピン押し底面について』で詳しく説明して
いるので、気になる方はご参照下さいませ (別に中国のK&F CONCEPT社からお金を貰って
いるワケではありませんが/皆様の利便性追求を以て解説すると、今度はそのような意味不明
な批判を言ってくる人が居るからウケます
)(笑)。

↑同様今度は日本製のRayqual製「M42 → SαE マウントアダプタ」に装着して「操作性の確認と共に各部位の駆動をチェック」しています(笑) 赤色矢印で指し示している隙間がオールドレンズとマウントアダプタ側の互いのマウント面に生じているのは、オールドレンズ側マウント面に「開放測光用の突起」があるモデルの場合に、それが干渉しないよう約1mmほど突出させた設計で造られているからで、製品上の仕様になります (隙間があってもちゃんと最後まで
ネジ込めて指標値も真上に来ているのが分かる
)。

↑当レンズによる最短撮影距離60cm付近での開放実写です。ピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に「球部分」にしかピントが合っていません (このミニカーはラジコンカーなのでヘッドライトが点灯します)。カメラボディ側オート・ホワイト・バランス設定はOFFです。

各絞り値での「被写界深度の変化」をご確認頂く為に、ワザと故意にピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に電球部分に合わせています。決して「前ピン」で撮っているワケではありませんし、光学系光学硝子レンズの格納位置や向きを間違えたりしている結果の描写でもありません (そんな事は組み立て工程の中で当然ながら判明します/簡易検査具で確認もして います)。またフード未装着なので場合によってはフレア気味だったりします。

↑絞り環を回して設定絞り値「f2.8」で撮影していますが、絞り環の刻印は単なる「●」だったりします(笑)

↑さらに回してf値「f4」で撮影しています。

↑f値は「f5.6」に上がりました。

↑f値「f8」での撮影です。

↑f値「f11」です。

↑最小絞り値「f16」での撮影です。