〓 来年はどうするか・・。
今年も残りあと僅か・・。
皆さんにとって今年はどんな一年だったでしょうか・・。
当方は楽観的な想いが仇となり再び入院するなど自らの甘さに苛まれた一年でした(笑)
もちろんコロナ禍の影響なのか何なのか分析すらできていませんが収入減は相当なレベルで ニコニコしていられる状況ではなくなりました・・(涙)
しかし、それは皆さんも同じこと。
ならば・・来年はどうすれば良いのか・・。
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当方は一般のカメラ店様からの修理依頼などをすべて断っています。
確かに数年前にはカメラ店様からのオーバーホール/修理依頼を受けていた時期がありましたが、まず以て高圧的な物言いと、何となく当方を蔑んだような空気感に嫌気が射してすべて
断ってしまいました(笑)
その後は皆様からのオーバーホール/修理ご依頼を受け付けていましたが、それも夏にやめて しまいました。
理由はご依頼者様との「オールドレンズに対する認識の相違」です(涙)
当方が認知している個体別の状況とご依頼者様の認知との間に齟齬があり、意思疎通の難しさと言う「壁」にブチ当たったとも言えます。要は「できることとできないことがある」にも かかわらず、依頼される皆さんは大きな期待を寄せています (人情として至極当たり前な話)。
その期待に応えられなかった時の情けなさや悔しさは・・それはそれは相当なものです!(涙)
かと言って、作業した内容は歴然とした事実であり、その時間と工数を鑑みてご請求する時の気持ちたるや・・本当に地獄のような想いです!(怖)
・・ご依頼者様は納得してくれるだろうか・・。
・・仕方ないと思って頂けるだろうか・・。
・・そんな想いの葛藤の中でご請求メールを送信する時の「ポチッ」とボタンを押す瞬間に、どうしても『間』が生じます。
そもそも人様の所有物を完全解体でバラしてしまうこと自体に「とてつもない恐怖感」が必ず憑き纏います!(怖)
それはどんなに内部構造を理解しているオールドレンズだとしても変わりません。
・・どうしてなのか???
今ドキのオールドレンズで過去メンテナンスが一度も施されていない個体と言うのは、それ こそ「ワンオーナー品」でない限りあり得ません!
・・これは断言できます!
従ってその過去メンテナンス時に何某かの「ごまかし整備」が施されていれば、それを正した作業まで含め「今回オーバーホール/修理を承った当方が100%その責任を負う」のが道理であり、どうにもこうにも逃げられない現実です!(怖)
然し意外にもそれら「ごまかしの整備」を正す作業は容易ではなく、たいていの場合で影響を解消できません。
「ごまかした箇所を元に戻せば良いだけなのに何が大変なのか?!」
・・とのお叱りを頂くこともありました(涙)
ところが経年でチカラが及び続けたパーツの状態は決して元に戻るような話に到達せず、当方としては単に元に戻すのではなく「ごまかしたが為に及んだチカラの影響を換算して戻すしか手がない」ワケで、ここにご依頼者様との意思の疎通に齟齬が生まれる要素があります。
だからこそご納得頂けないワケです・・。
そのような思考回路が判るがために余計に苦しいワケです(涙)
しかしこのままではとても生活を維持できません・・。
来年はどうすれば良いのか・・悶々とした日々が続いています。
本当に多くの皆様方からオーバーホール/修理受け付けを再開してほしいと言うメールを頂いています。特にヤフオク! で当方がオーバーホール済で出品したオールドレンズをご落札頂いた方はなおさらです!(笑)
・・それも確かに人情であり至極当然な話です!
当方ブログは当然ながらネット上のサイトなので世界中で閲覧されますが、常時2,000人以上のユーザーが毎日訪れています。PVはさらに相当な数なので本当にありがたいのですが・・ はたしてオーバーホール/修理の受け付けはどうするか。
問題となるのは認識の相違なのですが、それはどんなに説明しようとも一致する事がありません。実際に同じレベルの技術スキルに至っていて、且つ現実にその個体を完全解体して作業している状況でない限り一致するハズがないのです(泣)
逆に言うなら仮に一致するとなれば依頼してくるハズがないワケで、そのような前提とも言えます。
来年年明けからオーバーホール/修理の受け付けを再開するのは、このコロナ禍の折りに差し 迫った状況とは言え、はたしてどのようにご依頼者様との認識の一致を図るか・・何とも
悩ましく悶々した日々が続いている次第です(笑)
確かに当方が精神的なプレッシャーを感じないようご配慮頂く方も最近は多く、そのような方々のオーバーホール/修理は受け付けていますが・・。
もう少し・・考えるしか・・ないな・・。
今夜も昨日と同じ結論で終わるようです・・(笑)
・・失礼しました。