◎ Steinheil München (シュタインハイル・ミュンヘン) Culmigon 35mm/f4.5(M42)

(以下掲載の写真はクリックすると拡大写真をご覧頂けます)
写真を閉じる際は、写真の外 (グレー部分) をクリックすれば閉じます
※解説とオーバーホール工程で使っている写真は現在ヤフオク! 出品中商品の写真ではありません

今回完璧なオーバーホールが終わって出品するモデルは、旧西ドイツは
Steinheil München製準広角レンズ・・・・、
 『Culmigon 35mm/f4.5 (M42)』です。


特に敬遠していたワケではないのですが、どう言うワケか死角に入っていて今までに扱った事がありません(笑)、今回初めての扱いになります。

発売されたのは1955年で、他のシルバー鏡胴モデルと共に発表されていますが、その中には同じ準広角域である「Auto-Quinaron 35mm
/f2.8
」がちゃんと存在し、5群6枚のレトロフォーカス型光学系構成として実装しています。

一方このモデルは4群4枚の簡略化したレトロフォーカス型光学構成なので、そもそも発売時点から廉価版としての位置付けだったように
考えられます。

と言うのも、実は当時は戦前から戦後すぐまで主流だったのはクィックリターンミラーを装備していないレンジファインダーカメラだったからです。装着するオールドレンズは、フィルム カメラのマウント側にリーフシャッターを有するので、フィルム印画紙面との距離が近い分、バックフォーカスが必要ない時代の設計であり、標準レンズ域の光学設計を以て広角域まで 延伸させて対応できていたのです。

つまり一眼レフ (フィルム) カメラ専用の広角域光学系の設計に必要性を来していない時代だったワケですが、それが戦後すぐに登場したクィックリターンミラーを装備した一眼レフ (フィルム) カメラが主流へと移行する段階で、それまでの標準レンズ域の光学設計の延伸だけでは諸収差の改善が期待値まで執れませんでした。

そこでクィックリターンミラーを装備したいわゆる一眼レフ (フィルム) カメラの登場に合わせていよいよ世界初として鳴り物入りで発売されたのが、彼の有名なフランス屈指の老舗光学 メーカーP. ANGÈNIEUX PARIS社から1950年に登場した「RETROFOCUS TYPE R1 35mm
/f2.5
」と言う準広角レンズでした。

つまりこの時初めて今でこそ当たり前のように使う「Retrofocus
(レトロフォーカス)」型光学系が開発されたと言う次第です。

右図はそのP. ANGÈNIEUX PARIS社製「RETROFOCUS TYPE R1 35mm/f2.5」の光学系構成図ですが、 部分の3群4枚エルマー型光学系を基本成分にしていることが分かります。

そして前述のようにそれまでのレンジファインダーカメラからクィックリターンミラーを装備した一眼レフ (フィルム) カメラへと主流が移行する時点で「バックフォーカスを稼ぐ必要から主成分たる3群4枚テッサー型の直前に両凸レンズと凸メニスカスを配置した」光学設計だったワケです。

逆に言うなら3群4枚テッサー型を透過した入射光を遙か後方に結像させる必要性から (何故ならクィックリターンミラーがフィルム印画紙面の直前に居るから) 新たに開発された光学系の「設計概念そのモノ」と言えます。

つまり今でも時折ネット上で間違った認識で語られ続けていますが「レトロフォーカス」の 意味を「レトロな感覚/古めかしい印象」を連想した「甘いピント面/低コントラスト」として受け取っている人が居ますが、それは違いますね(笑)

Retro (後退)」と「Focus (焦点)」が合体した造語が「Retrofocus」なのであって、要は クィックリターンミラー装備の一眼レフ (フィルム) カメラ向けに「バックフォーカスを稼いだ広角域専用設計」として登場したのが正しい認識になります。

従ってレトロフォーカス型光学系の「主成分」を明確化することでその光学系の特性/性格をも自ずと主成分の光学系の特徴に近似してくると言い替えられます (くどいですがバックフォー カスを稼ぐ目的だけだから諸収差の改善を狙ったとしてもそのオールドレンズの性格は主成分によって大きく限定されるから)。

広角レンズをこのような捉え方で光学系を見ていくと、前述の「レトロな感覚/甘いピント面」などの画造りに至ってしまうハズが無いワケで、それはたまたまその個体の光学系が経年劣化進行に伴い劣化しているだけと言えます。

ちなみにSteinheil Münchenから同じタイミングで1955年に発売された「Auto-Quinar 35mm/f2.8」は右図のような5群7枚のレトロフォーカス型光学系構成であり、 部分の主成分が4群6枚のダブルガウス型構成なのが明白ですね。

逆に言えば単にバックフォーカスを稼ぐ目的だけで直前に凸メニスカスを1枚配置しただけなので、諸収差の改善にはまだまだ厳しい画 造りだったことも納得できますね。

ちなみにこの当時の旧東ドイツはMeyer-Optik Görlitzから発売されていた同じ準広角レンズの「Primagon 35mm/f4.5 V」も実は全く同じ設計思想で4群4枚の簡易型レトロフォーカス型光学系を実装しており、 部分3群3枚トリプレット型が主成分になっています。

3枚玉トリプレットが得意なMeyer-Optik Görlitzですが、確かに その吐き出す画を観るとボケ味が調っているように見えますが、実はダイナミックレンジが狭いと言う当時のMeyer-Optik Görlitz製オールドレンズに共通する欠点があり、その点に於いて今回のSteinheil München製モデルのほうが立体的でリアルな写真を残せています (強いて言うならPrimoplan 58mm/f1.9 Vが唯一のダイナミックレンジが広く採ってきたモデルと言えるでしょうか)。

右図が今回の個体をバラした際に光学系清掃の時、当方の手でデジ タルノギスを使って逐一計測したトレース図になります。すると大きく異なるのは絞りユニットを第3群の前に配置している点で、その分後群側で諸収差の処置が実現できているとも言えます (基本的に3枚玉トリプレット型の場合は第2群の次に絞りユニットが配置されるのが正しい)。

その意味で今回のモデルの4群4枚レトロフォーカス型構成は、それなりにムリを承知で光学設計したモデルだったのではないでしょうか。その甲斐ありダイナミックレンジを広く採ってきており明暗部が頑張るので感心です。



上の写真はFlickriverで、このモデルの特徴的な実写をピックアップしてみました。
(クリックすると撮影者投稿ページが別ページで表示されます)
※各写真の著作権/肖像権がそれぞれの投稿者に帰属しています/上記掲載写真はその引用で あり転載ではありません。

一段目
Meyer-Optik GörlitzのPrimagon 35mm/f4.5 Vとは異なり大きめの円形ボケがあまり得意ではありません (マイヤーのほうが大きくて綺麗な円形ボケが表出します)(笑) また背景の滲み方も二線ボケの傾向が憑き纏うのでどうしても硬いボケ味になってしまいます。

しかし最も大きなメリットは奥行き感をシッカリ確保している3枚玉トリプレットの要素としているので、ご覧のような背景ボケとの兼ね合いで (大まかなボケ味と相まり) 距離感や空気感を表現するのが得意です(笑) さすがにマイヤーではこの立体的な表現性が全く以て適わず、どのモデルも一貫して平面的なノッペリした画造りに至っています (前述のとおりPrimoplanだけは異なる)。

二段目
この段では敢えて階調が少ない実写をピックアップしてダイナミックレンジを調べています。シアン寄りに振れるので空の青さなど大変美しく表現します。また壁の階調のとおりノッペリした印象に固まらずビミョ〜な階調表現をキッチリこなしているのがたいしたモノです。その傾向はアンダーな部分にも現れるので明暗部で大きくMeyer-Optik Görlitz製オールドレンズと差が出ているのが分かります。

一番右端の実写に至ってはこれだけ素材感や材質感を写し込む質感表現能力の高さを物語っていますから、さすがにこのレベルになるともはやマイヤーは太刀打ちできません(笑)

三段目
ご覧のとおりちゃんと人物撮影もこなすので平面的な写りになっていませんね。その意味でMeyer-Optik Görlitz製オールドレンズの多くのモデルは白黒写真に於いては平面的な画造りもまだ逃げようがあるのでしょうが、カラー成分になると全く以て適いませんね(笑)

オーバーホールのため解体した後、組み立てていく工程写真を解説を交え掲載していきます。すべて解体したパーツの全景写真です。

↑ここからは解体したパーツを使って実際に組み立てていく工程に入ります。内部構造がとても簡素でパーツ点数も少ないことから「初心者向け」と言えるオールドレンズです。

↑絞りユニットや光学系前後群を格納する鏡筒です。このモデルは鏡胴が二分割なので「前部/後部」に分かれ、ヘリコイド (オスメス) は鏡胴「後部」側に配置されています。

絞り羽根には表裏に「キー」と言う金属製突起棒が打ち込まれており (オールドレンズの中にはキーではなく穴が空いている場合や羽根の場合もある) その「キー」に役目が備わっています (必ず2種類の役目がある)。製産時点でこの「キー」は垂直状態で打ち込まれています。

位置決めキー
位置決め環」に刺さり絞り羽根の格納位置 (軸として機能する位置) を決めている役目のキー

開閉キー
開閉環」に刺さり絞り環操作に連動して絞り羽根の角度を変化させる役目のキー

位置決め環
絞り羽根の格納位置を確定させる「位置決めキー」が刺さる環 (リング/輪っか)

開閉環
絞り羽根の開閉角度を制御するために絞り環操作と連動して同時に回転する環

↑こんな感じで絞りユニットが最深部にセットされます。

↑完成した鏡筒を立てて撮影しました。写真上部が前玉側方向にあたります。

↑光学系前群の硝子レンズ格納筒自体が絞りユニットの「押さえ環」の役目を兼ねているので、光学系前後群を先に組み付けてしまいます。特に光学系後群の「後玉⌀ 8.97mm」しかないので如何に小っちゃな後玉に設計しているのかが明白です。逆に言えば、こんだけ小さいのにシッカリとダイナミックレンジを確保できているところがさすがSteinheil Münchenだけはあると感心しています(笑)

↑鏡胴「前部」がほぼ仕上がったので、ここからは鏡胴「後部」のヘリコイド (オスメス) の組み込みに移ります。距離環やマウント部を組み付ける為の基台でヘリコイド (メス側) ネジ部が切削されています。

↑真鍮 (黄銅) 製のヘリコイド (オス側) を無限遠位置の当たりを付けた正しいポジションでネジ込みます。このモデルは全部で5箇所のネジ込み位置があるので、さすがにここをミスると最後に無限遠が出ず (合焦せず) 再びバラしてここまで戻るハメに陥ります。

↑距離感を仮止めしてから完成している鏡胴「前部」をセットします。

↑マウント部をセットしたところです。この後は鏡胴「前部」を組み込んでから無限遠位置確認・光軸確認・絞り羽根開閉幅の確認 (解説:無限遠位置確認・光軸確認・絞り羽根開閉幅確認についてで解説しています) をそれぞれ執り行えば完成です。

DOHヘッダー

ここからはオーバーホールが完了した出品商品の写真になります。

↑今回初めての扱いになりますが完璧なオーバーホールが終わりました。このモデルは距離環を回していくと「一緒に絞り環側まで回転して行ってしまう回転繰り出し式」の操作性で設計されている為、どうしても距離感でピント合わせしたあとにボケ味をイジる絞り環操作するとピント位置がズレてしまう厄介さがあります。

他方「絞り環」側はクリック感など無い無段階式 (実絞り) 絞り環操作なので、どうしてもスカスカな操作感になってしまいます。

従って、今回の個体はヘリコイド (オスメス) に相応なトルクを故意にワザと与えており、ピント合わせした後に絞り環操作しても (そもそもスカスカですが) ピント位置がズレないよう微調整してあります。

↑光学系内のクモリが全て除去できたので透明度が非常に高い状態を維持した個体です。LED光照射でもコーティング層経年劣化に伴う極薄いクモリすら皆無です。

↑上の写真 (3枚) は、光学系前群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

↑光学系後群側もLED光照射で極薄いクモリが皆無です。多少経年による点キズが前群と比較すると多めです。

↑上の写真 (3枚) は、光学系後群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

【光学系の状態】(LED光照射で様々な角度から確認)
・コーティング劣化/カビ除去痕等極微細な点キズ
(経年のCO2溶解に拠るコーティング層点状腐食)
前群内:13点、目立つ点キズ:9点
後群内:19点、目立つ点キズ:15点
・コーティング層の経年劣化:前後群あり
・カビ除去痕:あり、カビ:なし
・ヘアラインキズ:あり(前後群内僅か)
(極微細で薄い21ミリ長が数本あります)
・バルサム切れ:なし (貼り合わせレンズなし)
・深く目立つ当てキズ/擦りキズ:なし
・光源透過の汚れ/クモリ (カビ除去痕除く):なし
・その他:光学系内は微細な塵や埃が侵入しているように見えますが清掃しても除去できないCO2の溶解に拠る極微細な点キズやカビ除去痕、或いはコーティング層の経年劣化です。
・光学系内は透明度が非常に高いレベルです。
(LED光照射でも極薄いクモリすら皆無です)
・いずれも全て実写確認で写真への影響ありません。

↑意外とシッカリ作られている8枚の絞り羽根もキレイになり絞り環共々確実に駆動しています。絞り羽根が閉じる際は「完璧に正八角形を維持」したまま閉じていきます。

ここからは鏡胴の写真になりますが、経年の使用感が僅かに感じられるものの当方にて筐体外装の「磨きいれ」を施したので大変落ち着いた美しい仕上がりになっています。「エイジング処理済」なのですぐに酸化/腐食/錆びが生じたりしません。

特にこのモデルは筐体外装がアルミ材削り出しによるアルマイト仕上げなので、処置をミスると数年でポツポツと錆が浮かび上がります(笑)

当方ではヤフオク! で流行っている「抗菌剤/除菌剤による清掃」などは絶対に実施しません。これをやると薬剤に含まれている成分の一部が金属の表層面に対して酸化/腐食/錆びを促す結果に至るので、早ければ1年、遅くとも数年でポツポツと錆が表れ始めます。

詳細は厚労省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」が詳しく解説しています。

↑【操作系の状態】(所有マウントアダプタにて確認)
・ヘリコイドグリースは「粘性:中程度+重め」を使い分けて塗布し距離環や絞り環の操作性は非常にシットリした滑らかな操作感でトルクは「普通」人により「重め」に感じ「全域に渡り完璧に均一」です。
距離環を回すとヘリコイドのネジ山が擦れる感触が伝わる箇所があります
・ピント合わせの際は極軽いチカラで微妙な操作ができるので操作性は非常に高いです。
・絞り環操作も確実で軽い操作性で回せます。絞り環にはグリースを塗布していますが構造上どうしてもトルクが無い為スカスカに印象に仕上がっています。
【外観の状態】(整備前後関わらず経年相応の中古)
・距離環や絞り環、鏡胴には経年使用に伴う擦れやキズ、剥がれ、凹みなどありますが、経年のワリにオールドレンズとしては「超美品」の当方判定になっています (一部当方で着色箇所がありますが使用しているうちに剥がれてきます)。
当方出品は附属品に対価を設定しておらず出品価格に計上していません(附属品を除外しても値引等対応できません)。
・フィルター枠に1箇所打痕の修復がありますがフィルター着脱には支障ありません。念の為に新品でフィルターを手に入れて附属品にしています(ネジ込んで梱包してあります)。

↑新品で調達して附属品を揃えています。

汎用樹脂製スナップ式前キャップ
ハクバ製MCフィルター
本体『Culmigon 35mm/f4.5 (M42)』
汎用樹脂製ネジ込み式後キャップ

↑鏡胴を見ると赤色矢印で指し示していますが、絞り環の基準「」マーカーと刻印絞り値との位置が僅かにズレています (全ての絞り値で僅かにズレます)。これは構造上改善できないのでクレーム対象としません。またこのモデルは距離環を回していく時に「一緒に絞り環まで回っていく回転式繰り出し方式」ですから、絞り値の刻印が2箇所にあります。

↑マウント面の光学系後群側突出が「4.3㍉」マウント面から計測すると「7.89㍉」あるので一部デジカメ一眼/ミラーレス一眼ではミラー干渉するかも知れません (マウントアダプタは関係無し)。

無限遠位置 (当初バラす前の位置に合致/僅かなオーバーインフ状態)、光軸 (偏心含む) 確認や絞り羽根の開閉幅 (開口部/入射光量) と絞り環絞り値との整合性を簡易検査具で確認済です。

もちろん光学系の光路長調整もキッチリ行ったので (簡易検査具によるチェックなので0.1mm単位や10倍の精度ではありません)、以下実写のとおり大変鋭いピント面を確保できました。電子検査機械を使ったチェックを期待される方は、是非ともプロのカメラ店様や修理専門会社様が手掛けたオールドレンズを手に入れて下さい当方の技術スキルは低いのでご期待には応えられません

↑当レンズによる最短撮影距離50cm付近での開放実写です。ピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に「球部分」にしかピントが合っていません (このミニカーはラジコンカーなのでヘッドライトが点灯します)。カメラボディ側オート・ホワイト・バランス設定はOFFです。

各絞り値での「被写界深度の変化」をご確認頂く為に、ワザと故意にピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に電球部分に合わせています。決して「前ピン」で撮っているワケではありません。またフード未装着なので多少フレア気味だったりします。

↑絞り環を回して設定絞り値「f5.6」で撮影しています。

↑さらに回してf値「f8」で撮りました。

↑f値は「f11」に上がっています。

↑f値「f16」です。もうだいぶ絞り羽根が閉じてきているのですが「回折現象」の影響を感じ取れません。

 回折現象
入射光は波動 (波長) なので光が直進する時に障害物 (ここでは絞り羽根) に遮られるとその背後に回り込む現象を指します。例えば、音が塀の向こう側に届くのも回折現象の影響です。
入射光が絞りユニットを通過する際、絞り羽根の背後 (裏面) に回り込んだ光が撮像素子まで届かなくなる為に解像度やコントラスト低下が発生し、眠い画質に堕ちてしまいます。この現象は、絞り径を小さくする(絞り値を大きくする)ほど顕著に表れる特性があります。

被写界深度
被写体にピントを合わせた部分の前後 (奥行き/手前方向) でギリギリ合焦しているように見える範囲 (ピントが鋭く感じる範囲) を指し、レンズの焦点距離と被写体との実距離、及び設定絞り値との関係で変化する。設定絞り値が小さい (少ない) ほど被写界深度は浅い (狭い) 範囲になり、大きくなるほど被写界深度は深く (広く) なる。

↑最小絞り値「f22」での撮影です。