◎ Rollei Rolleinar – MC 55mm/f1.4(QBM)
オーバーホールのために解体した後、組み立てていく工程を掲載しています。
すべて解体したパーツの全景写真です。
ここからは解体したパーツを実際に組み上げていく組立工程写真になります。
まずは絞りユニットと光学系前群を収納する鏡筒(ヘリコイド:オス側)です。
実際に絞り羽根を1枚ずつ組み付けて絞りユニットを完成させます。
距離環用のヘリコイド(メス側)をネジ込みます。この時点で無限遠域の当たりをつけておきます。
鏡筒(ヘリコイド:オス側)を正しいポジションにてネジ込みます。
こちらはマウント部の基台です。絞りユニットとの各連動パーツをセットしておきます。
鏡筒からの絞り連動アームを噛み合わせてから、マウント部を基台に組み付けます。
絞り環をセットして、後は光学系前群後群と距離環をセットしたら無限遠と光軸確認をすれば完成間近です。
外周部のヘアラインキズは見る角度では視認できない程度の微細な拭きキズで、中央のヘアラインキズは極微細なために写りませんでした。写真はワザと写る角度で撮っていますが目視では探すのが大変かも知れません。
下の写真は後玉ですが、やはり極微細なヘアラインキズのため写りませんでした。
ここからは鏡胴の写真です。経年の使用感が少ないキレイな状態を維持した個体です。
距離環や絞り環の駆動も滑らかになりピント合わせが楽になりました。
当レンズによる最短撮影距離45cmでの開放実写です。被写界深度が浅いのでミニカーのヘッドライトにしかピントを合わせられません。