◎ Rollei Rolleinar – MC 105mm/f2.8(QBM)
オーバーホールのために解体した後、組み立てていく工程を掲載しています。
すべて解体したパーツの全景写真です。
ここからは解体したパーツを実際に組み上げていく組立工程写真になります。
まずは絞りユニットと光学系前群を収納する鏡筒(ヘリコイド:オス側)です。
実際に絞り羽根を1枚ずつ組み付けて絞りユニットを完成させます。
ヘリコイド(メス側)をネジ込みます。この時点で無限遠域の当たりをつけておきます。
鏡筒(ヘリコイド:オス側)を正しいポジションにてネジ込みます。
こちらはマウント部です。絞り連動カムや絞り連動ピンなどをセットしておきます。
先の基台に絞り連動アームを噛み合わせた状態でマウント部をセットします。
絞り環をセットして各部の確認を行い、後は光学系をセットして距離環を組み付けてから無限遠と光軸確認をすれば完成間近です。
こちらは前玉の中央ヘアラインキズやアタリのキズを写しています。
次の写真は後玉ですが、ヘアラインキズは極微細なので写りませんでした。
中央辺りに数本ヘアラインキズがあります。
マミヤの「AUTO mamiya/sekor SX 105mm/f2.8」とレンズ銘板と距離環、絞り環のデザインを替えただけのOEMモデルです。
前後玉にはヘアラインキズや拭きキズ、アタリなどもありますが、光学系内部はとてもクリアな個体です。
ここからは鏡胴の写真です。経年の使用感を感じさせないキレイな状態を維持した個体です。
ネット上でもほとんど解説が見受けられず、写真の掲載数も少な目で一体どのくらいの本数が生産されたのでしょうか?
光学系後群もヘアラインキズは大変微細なので写真への影響はまったくありません。
当レンズによる最短撮影距離1.2m附近での開放による実写です。なかなかの端正なシッカリした描写で意外でした。