◎ 補足解説:オーバーホール/修理ご依頼のシステム変更について・・

当方が受付している「オーバーホール/修理ご依頼」について、一部システムを変更しました。

今回、ご依頼者様から (お支払い可能な) ご予算の掲示を予め受けて、オーバーホール/修理
ご依頼を賜るシステムを追加しました。

このシステムは、実はいつも懇意にして頂いている方からのご提案がヒントになっています
・・ありがとう御座います!(涙)

皆様からのご提案やチカラをお借りして、少しでも皆様の写真ライフが心豊かになりますよう、1本でも多くのオールドレンズの製品寿命を延ばす「延命化処置」に励みたいと思っています(涙)

システムの変更を実施するも、その解説が上手く表現できず、少々分かりにくい状況になってしまいました(汗)

要はオーバーホール/修理ご依頼に際し、ご依頼者様のご都合を追求するが為に「支払い可能なご予算」を事前に設定するか、或いは今までと同じスタンスのままご依頼されるか、選択肢を一つ多くしただけの話で御座います(笑)

今までどおり「納得ずくできっちり仕上げほしい」方は、そのようにご依頼頂ければ良いですし、このオールドレンズにはあまりお金を掛けたくないので「支払う金額を予め決めたい」とお考えのご依頼者様は「ご予算の掲示」を選択してご依頼頂けるシステムです。

納得ずくできっちり仕上げてほしい」場合は、オールドレンズ内部の経年劣化進行に伴う
酸化/腐食/錆びなどを限りなく排除しまくって(笑)、最終的に「限りなく製産時点に近づけた仕上がり本来在るべき姿」に仕上げてお届けします (今までと同じです)。

一方「ご予算の掲示」を選択してご依頼頂いた場合は、例えば距離環を回すトルクが重いのがどうしても気になって仕方ないので、それを主眼として仕上げてほしい・・など、ご依頼者様の様々なご期待を細かく全て伺いつつも、ご掲示頂いたご予算内に収まるよう配慮しながら
オーバーホール/修理の作業に臨みます。

どちらをご選択頂こうとも「届いたオールドレンズは100%間違いなく完全解体して、当方特異なDOHを経て組み上げていく」ことには変わりありません。

そのオーバーホール組立工程の際に「ご予算の掲示」内に収まるよう「一部を妥協して仕上げていく」か、或いは今までどおりご依頼頂いた場合は「一切の妥協なく納得ずくで仕上げる」かの違いしかありません。

・・それゆえ、ご依頼者様のご都合により合わせられる、との狙いがあります。

但しご注意頂きたいのは、どちらのシステムをご選択頂いても「完璧に完全解体してオーバーホールしていく作業」が大前提ですから、例えば光学系の清掃だけとか、ヘリコイドグリースの交換だけを依頼したいとの「部位を限定した整備は、当方のポリシ~から逸脱している為、一切お受けしません」と言うことです。

・・当方のポリシ~とは「オールドレンズの製品寿命を延ばす延命化処置」しかありません。

その点で、一般的な整備会社での作業とは「基本前提が違う」のを、是非ともお汲み取りおき頂きたくお願い申し上げます。

だからこそDOH拘り続けているワケで、その場凌ぎでチョコッと整備して「整備したつもり」になっている整備や使い方を、当方はヨシと捉えていません。

確かにいくらオールドレンズと言えども、個人の所有物であることが一般的ですから、どのように使おうが捨てようが勝手なのでしょうが、常に当方の頭の中に残っているのは「50年後には半減以下まで減ってしまう絶滅危惧種」との脅威から、1本でも多く残したいと強く感じているだけのことです(汗)

システム変更の詳細はオーバーホール/修理受付の料金表或いはオーバーホール/修理受付フォームをご参照下さいませ。

皆様からのオーバーホール/修理ご依頼を、心よりお待ち申し上げています。