< !! > 注意喚起:当方が知る限り、そんなことは有り得ない・・Meritar 50mm/f2.9

現在「分解整備済」を謳いつつヤフオク!に出品されているオールドレンズの中に、当方が
今までに自ら完全解体しオーバーホールしてきた経験値から捉えて「虚偽を掲載している
ようにしか受け取れない、ヤバイ出品がある
」ので『注意喚起』としてここでご案内します。

旧東ドイツはErnst Ludwig (エルンスト・ルートビィヒ) 製標準レンズMeritar 50mm/f2.9
《中期型−II》
(M42)」
について「分解整備済」を謳いつつヤフオク!出品している個体が流れています。

その出品掲載文を読むと「プリセット絞り環について、距離環が無限遠位置にある時には解除できないのは仕様だ!」と明言していますが(笑)、少なくともこのモデルで、当方が今までに
オーバーホールしてきた個体「17本」に於いて、そのような『仕様』を認知したことは1本たりともありませんでした(汗)

そもそも「プリセット絞り機構装備のオールドレンズについて、距離環の位置如何でその操作方法が変わる」個体を・・当方は知りません (たかが今までの13年間で、僅か3,400本
ちょっとしかバラしていませんが
)(汗)

例えば確かに「F値とT値の2つの切り替えに従い、絞り環の操作が変わる」と言うオールドレンズが顕在し、当方もオーバーホールした経験はありますが、一般的なF値を執るモデルでレンコン内包ソフトフォーカスモデルやフィルター内蔵モデルなど、いろいろあって既にバラした経験もありますが、そのような特殊なオールドレンズ以外に存在を知らないのです(汗)

・・当方は決してプロではない為、単に当方の未熟さ故のお粗末な話なのかも知れません(汗)

そうなのかも知れませんが、少なくとも今までバラして整備してきた17本の経験値から述べれば「鏡筒の直進動が一般的なオールドレンズとは真逆」な設計概念なので(汗)、距離環が
無限遠位置の時、鏡筒は最も繰り出しているように見えます・・これは目の錯覚でもありますが、つい先日初めて扱ったKONICA製HEXANON LENS 35mm/f2 (stain silver)《Limited Edition》(L39)」のように「後玉に逆転した向きの貼り合わせレンズが来ている
特異な光学設計
」ではない限り、鏡筒の直進動で結像まで真逆になる概念のオールドレンズを当方は知りません(汗)

要は鏡筒が直進動したのか、ヘリコイドのオス側が直進動したのかの違いで、外から見た限りは「まるで鏡筒を繰り出した時に無限遠合焦しているかのように見えてしまう」ヘリコイドの回転手法/設計のモデルが (少ないですが) 確かに顕在します。
(普通一般的には、最も鏡筒が収納/格納された時が無限遠位置になる設計が多い)

これは「捉え方」として、直進動しているのが鏡筒なのか、ヘリコイドオス側なのかをチェックすれば、まるで種明かしの如くマジック的にバレてしまいますが(笑)、しかしリアルな現実に整備している身の上としては「その作業中にアッチがコッチで、コッチがアッチ」みたいな思考回路を強要されると言うのは、なかなか厳しい環境だったりします (無限遠合焦には残り
あと僅かに足りないと言う時???になり、思考が停止してしまう
)(笑)

ワリとポピュラーなオールドレンズで、例えばOLYMPUS開放f値F2シリーズ」などを例に挙げれば、内部に「フローティングシステム (昇降筒システム)」を内包している為、光学系後群側の一部、或いは全部が「鏡筒直進動の方向に一致しない動きを  ”回・転・し・な・が・ら”  行っている仕組み」があったりします (距離環の回転と内部で連携している)(汗)

これはその駆動の中で「鏡筒が繰り出しているのに光学系後群側は反対に後退して、再び途中からまた繰り出している (しかも回転しながら)」だったりするので(笑)、要は自分の経験値として「常識」に捉えていた内容が根本からヒックリ返るような話になりかねません(汗)

その意味で「オールドレンズ内部の駆動/制御/設計と、実装光学系の入射光の料理方法とは、必ずしも一致しない」ことを肝に銘ずるべきです (自身の思い込みの懸念が捨てきれない)(汗)

普通なら、あともう少し鏡筒を収納すれば無限遠合焦するとカラダが反応するものの、実際の動きはその真逆なので、いったいヘリコイドをどのように回せば良いのか、鏡筒を何処で固定すれば良いのかの鬩ぎ合いの中で苦しむハメに陥ります(笑)

これが例えば「鏡筒だけ固定位置を反対の前方向に動かせば良い」とか「ヘリコイドオス側を繰り出し方向に回せば良い/収納方向に回せば良い」など、鏡筒とヘリコイドオス側を個別に捉えられるならまだ簡単な話です。ところがそれが両方とも連携している設計になると、相当ハードルが高くなります(汗)

鏡筒を逆方向の前方に押し出しつつ (固定しながら) その一方でヘリコイドオス側をどっちへ
回せば良いのかが「???」になるのです(笑)・・ハイ、実は当方も未だに「???」になること屡々! (恥ずかしい)(笑)

種明かしすれば、その時鏡筒を前に押し出したのなら (普通の逆方向なのだから) ヘリコイド
オス側を逆方向に回せば良いだけになりますが、カラダの反応がそれを許してくれません(笑)

そう言うのが確かに「原理原則」なのですが、そのトリックに騙されてしまうことも、まま
あるのです(汗)

もっと言うなら、例えば右利きの人が普通に扉を開ける時、取っ手のノブを掴んで右回りで
回して扉を開けます。ところが左利きの人はノブを掴んで回す時「右回しが逆なのか、左回しが逆なのか???」とのジレンマに、実はその基準の落とし処を疑ったりします(笑)・・はたしてその「基準」とは、いったい何を基にそのように述べているのか、決めているのか・・と言うお話です(笑) 仮に「ネジを締め付け固定する方向」なら、その時の回す方向は右回しが一般的です(笑) もちろんそんなのは取っ手のノブを回す方向を主点に据えれば良いだけの話ですが、そこに「右利き/左利き」の利き手と回す方向との齟齬にまで思いを馳せるから、
おかしくなります (当方の思考回路がおかしいだけの話ですが)(笑)

これは実は、オールドレンズに限って言えば「右回しで締め付けている」ではなく「左回しで締め付けている」設計もあったりするものの、その時「それは前玉側方向から見ていて右回しなのか左回しなのか???」との位置に立ち戻ると、余計に分からなくなります(笑)

・・そんなことで同道巡りして、ひたすらに時間を消費していることがある(笑)

すると今まで扱ってきた17本全ての個体で、決してそのような「無限遠位置の時だけはプリセット絞り機構が機能しない」などと言う仕上がりには至っておらず、当方には真に疑念しか残らない言い回しです(笑)

しかも「仕様」と決めつけ明言している時点で「え`ッ!マジッで??? そうなの???」と正直、焦ったほどでした (要は自分の技術スキルに全く以て自信が無いので自分を信用していない)(笑)

そこで慌てて今までの17本について、データベースの記録に合わせて写真の記録まで調べまくりましたが(汗)、どうもそのような「仕様」には、造られていないようにしか見えません(汗)
(自信が無いから、過去のご落札者様に迷惑をかけていたら大変だと焦ったワケです)(笑)

そんなの・・既に取引が終わっているのだから、気にしない/関係ない・・と割り切っていないと言うか、未だにご落札後に必ずデータベース記録を確認し「既に過去お付き合いが在る方」だったりすれば、できるだけその時のオールドレンズの型番を調べ、その後の様子や調子を
覗ったり、そのように暗黙に匂わせている始末で(汗)、要はやはり自信がないのです(笑)

もちろん何か既にトラブルに見舞われていれば「大変申し訳ございません! すぐに再整備の
後にお戻しします
から送料着払いでご返送下さいませ
」と、その際ご落札頂いた出品個体そっちのけで大騒ぎになったりしています (今までに何件か在るから、本当に困る)(笑)

その意味で当方のオーバーホール済ヤフオク!出品個体は何年経っても「追っかけストーカー丸出し」で、ちょっと怖めだったりします (一度落札すると、しつこいですョ)(笑)

逆に言うなら、もしも本当に「仕様」なら、自分の記憶に明確に焼き付いているハズなのに、それが思い浮かばない時点で「ちょっと、ジブン・・病気???」と怖くなります(笑)

念の為に、当方が過去にバラした個体のブログベージは以下になります (一例として)。
(最も最新のアップで考察がより進んでいると思われるページ)

Ernst Ludwig Meritar 50mm/f2.9 《前期型》(exakta)

そこで考えるに、おそらくはヘリコイドのネジ込み位置をミスッたか、鏡筒の固定位置をミスっているように推測しますが、もちろんその真偽は「???」です(笑)

逆に言えば、鏡筒の固定位置をミスッているのに、ヘリコイドのネジ込み位置で「ごまかしの整備」で仕上げていれば、このような結末に至ってしまう懸念は理解できます(笑)

何故なら、無限遠合焦が適切だと言い切っているので、仮にそれを「」とするなら、鏡筒の固定位置はもう変更できませんから (バックフォーカスの観点から)、残るは「ヘリコイドの
ネジ込みで
・・ヤッちゃったんだ!」と言う方程式しか成り立たないワケで・・ははぁ〜ん!ですです(笑)

そう言う意味で「如何にもメリットの如く、分解整備済を謳う魂胆が汚い」と、まさに『注意喚起』として、ここに告知する次第です(汗)・・お気をつけ下さいませ。

ちゃんと正直に「これが仕様なのかどうか分からない」とか「正しく組み上げられたのか自信がない」など、告知すれば良いのに「仕様」とは・・ちょっと酷すぎませんかね???

また別の出品個体では「光学硝子レンズの一部をソフトコートと明言している」始末ですが、
その光学系の写真を見ると「直線状に清掃してキズつけているシグサが、まるでドシロウト
レベル
」なワケで(笑)、それを以てして「整備している/清掃している」などと告知しているのが、そもそもおかしいです(汗)・・いくら光学清掃にしても光学系の光学硝子レンズを直線状に擦ったりしません (整備する身の上なら、そんくらいネットで調べろョ)!(怖)

もっと遜って敢えて控えめに言うなら「もしかしたら真剣にマジッで仕様だと思い込んでいる人なのかも知れない」かも知れません(汗) しかし、だとすればなおさらに「齟齬と思い込みとの狭間で、ご落札者様だけが損をする方向に向かう出品」でしかなく、やはり『注意喚起』レベルです(笑)

そうやって何某かの疑念を自分が抱いていたのに、却ってそれを「仕様」と明言して記載し
出品している出品者が、実はヤフオク!には数人居るのを当方はカウントしています (どの
IDなのかまで把握し追跡している
)(笑)

確かにバラして整備できるのだから「単なるオールドレンズの所有者に比べれば偉い」のかも知れませんが、それを逆手にとり「仕様」と宣うのは「人としてその人格面でどうなの」と問うているのです(笑)

一部の出品者は落札者からクレームを受けていながら、それを無視している始末で、全く以てそういう人間に限って、何処ぞの知事ヨロシク(笑)「上から目線」で「自分の辞書に謙虚とか自らを律すると言う言葉尻がない人」にしか見えません(汗)

・・それを信じて落札した人は、どうすれば良いのでしょうか (可哀想)???(汗)