◎ Carl Zeiss (カールツァイス) CONTAX Planar 50mm/f1.4 T*《MMJ》(C/Y)

(以下掲載の写真はクリックすると拡大写真をご覧頂けます)
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※解説とオーバーホール工程で使っている写真は現在ヤフオク! 出品中商品の写真ではありません

今回完璧なオーバーホールが終わって出品するモデルは、旧西ドイツCarl Zeiss製
標準レンズ・・・・、
 『CONTAX Planar 50mm/f1.4 T*MMJ(C/Y)』です。


このモデルの扱いは今回の個体が累計21本目にあたりますが、実は全てオーバーホール/修理ご依頼分としてのみ承りました。さらにその中で今回の「MMJ」タイプのほうは少なくなり、僅か5本目という状況です・・。

そして、オーバーホール済でヤフオク! に出品するのは実は今回が初めてなので、相当気合いを入れて当方の『DOH』を施した次第です(笑)

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戦前の1932年にZeiss-Ikonから発売され世界規模で一世風靡した レンジファインダーカメラ『CONTAX I』が最初のCONTAXブランドになりますが、当初は単に「CONTAX」と呼称されていたようです。
(後の1936年発売のCONTAX II登場時点でCONTAX Iに変わった)

この時セットレンズも含めオプション交換レンズ群の多くのモデルが戦前Carl Zeiss Jenaから供給されました。
(Zeiss-Ikonはカメラメーカーなので)

戦時中は専らレンジファインダーカメラのほうが主流であり、必然的に使われるオプション交換レンズ群もCarl Zeiss Jena製モデル筆頭に初期型CONTAX Cマウントのレンズとして登場しています。

そして戦後になると旧西ドイツのZeiss Optonが一眼レフ (フィルム) カメラ「CONTAREX」を1959年に発売し、ここで初めて旧西ドイツのCarl Zeiss製標準レンズ「Planar 50mm/f2 (CRX)」が登場します (1959年発売)。

製産工場は旧西ドイツはニーダーザクセン州ブラウンシュヴァイク (Braunschweig) 工場で製産されていましたが、経営難から1972年に工場を閉鎖し稼動が停止します。
(従って初期のモデルはMADE IN GERMANY刻印になる)

一方、同じ旧西ドイツのRolleiから1970年に発売された一眼レフ
(フィルム) カメラ「SL35 (QBM)」の交換レンズ群もCarl Zeissが供給し、その中に標準レンズ「Planar 50mm/f1.4 SL (QBM)」がCarl Zeiss銘で登場しています。
(Carl Zeiss銘と共にモデル銘Planar 50mm/f1.4の登場)

1971年にZeiss-Ikonがフィルムカメラ事業から撤退してしまうと、旧西ドイツのブラウン
シュヴァイク工場をRolleiに売却しますが、後にRolleiはシンガポールに自社工場を移管しています (つまり工場を買い取ったRollei自身も決して順風満帆な経営状況ではなかった)。

さらにレンズの協業先を模索していたZeiss-Ikonは日本に目を付け、旭光学工業にコンタクトしますが協業契約に至らず、1975年にヤシカとの技術提携に至っています。

こうして再び「CONTAX」ブランドが復活し、一眼レフ (フィルム) カメラ「CONTAX RTS」の発売に漕ぎ着けます。

従って一眼レフ (フィルム) カメラのボディ側との関係 (供給) との関わりが強い事から、一番最初の (戦前) Zeiss-Ikonに於けるCarl Zeiss Jenaからの供給が、やがて戦後に東西ドイツに分かれた事が影響し、旧西ドイツのCarl Zeissからのオプション交換レンズ群供給へと大きくシフトし、さらにZeiss-Ikonの経営難から自社工場売却先のRolleiとの関係が表れ、且つその後のSingapore工場へと製産が移っていく背景などが時代の流れと共に変化している為、これらの事柄を認識できていないと登場するオールドレンズのモデル銘や発売元メーカーとの関わりが見えなくなってしまいます。

然し基を辿ると実はこのように各社を経営難に追い詰めてしまった根本的な原因は、何と言っても当時「日本光学メーカー/カメラメーカーの世界規模での台頭」と言わざるを得ません。確かに今現在日本の光学メーカー各社共に大変厳しい状況が続いていますが、戦後から70年以上に渡り君臨し続け、フィルムカメラからデジカメ一眼/ミラーレス一眼へと技術革新が進み、まだまだ廃れるワケにはいきませんね(笑)

↑上の一覧は今回『CONTAX Planar 50mm/f1.4 T*MMJ(C/Y)』を扱うのに際し、もう一度製造番号を基に前述の時代背景の流れと共に、Planarがどのように変遷していったのかを検証した一覧表です。

Made by Rollei Planar 50mm/f1.4 Rollei-HFT (QBM)
Carl Zeiss Planar 50mm/f1.4 HFT SL (QBM)
Carl Zeiss Planar 50mm/f1.4 T*《AEJ》(C/Y)
Carl Zeiss Planar 50mm/f1.4 T*MMJ》(C/Y)
Carl Zeiss Planar 50mm/f1.4 T*《COSINA製》(各社)

このような変遷を辿ってきた事が分かります。

【モデルバリエーション】
オレンジ色文字部分は最初に変更になった諸元を示しています
※Rolleiflex SL35用Carl Zeiss製「Planar 50mm/f1.4」からの展開として掲載しています。

前期型:1972年 (一覧表の 部分)
対象フィルムカメラ:Rollei SL35シリーズ
マウント規格:QBM
レンズ銘板刻印:Carl Zeiss銘
コーティング刻印:HFT
生産工場:旧西ドイツCarl Zeissブラウンシュヴァイク工場
光学系:6群7枚拡張ウルトロン型構成 (径小)

後期型:1972年〜1973年 (一覧表の 部分)
対象フィルムカメラ:Rollei SL35シリーズ
マウント規格:QBM
レンズ銘板刻印:Made by Rollei銘
コーティング刻印:Rollei-HFT
生産工場:Rollei シンガポール工場
光学系:6群7枚拡張ウルトロン型構成 (径小)

新生CONTAXブランド1975年発売 (一覧表の 部分)
対象フィルムカメラ:CONTAXシリーズ
マウント規格:C/Y
レンズ銘板刻印:Carl Zeiss
コーティング刻印:T*
生産工場:ヤシカ製
光学系:6群7枚拡張ウルトロン型構成 (径大) AEJタイプ

新生CONTAXブランド:1975年発売 (一覧表の 部分)
対象フィルムカメラ:CONTAXシリーズ
マウント規格:C/Y
レンズ銘板刻印:Carl Zeiss銘
コーティング刻印:T*
生産工場:ヤシカ製
光学系:6群7枚拡張ウルトロン型構成 (径大) MMJタイプ

COSINA製2006年より発売開始 (一覧表の 部分)
対象フィルムカメラ:光学メーカー各社向け
マウント規格:各社マウント規格
レンズ銘板刻印:Carl Zeiss銘
コーティング刻印:T*
生産工場:コシナ製
光学系:6群7枚拡張ウルトロン型構成 (径大) 新設計 (別設計)

すると前述の時代背景と共に変遷していったのが分かります。ここで特に申し上げたいのは、最初の頃に登場していた「QBMマウント」モデルは、そもそもそれまで世界規模で流行った ネジ込み式「M42マウント」モデルの純粋にバヨネットマウント化なので (何故ならマウント面に絞り連動ピンを有する設計)、必然的に光学系の特に後群側の径に制限があります (つまり小さくしか設計できない)。

従って、確かに同じ6群7枚の拡張ウルトロン型構成ですがその吐き出す描写性は、その後の モデルとは全く別モノという話になります。

逆に言えば、ヤシカと提携して新たに「C/Yマウント」でスタートしたモデルからは十分な 面積/容積を使って光学設計できたとも言い替えられます (M42マウントの制約を超越した)。

話が前後しますが、ここで今一度前述の一覧表に戻ります・・。

すると、よ〜くご覧になった方は既に気が付いていると思いますが、製造番号を基に列記するとの並び順が逆である事に気が付きます。つまり確かに製造番号のシリアル値 (昇順) で捉えればこの並び方で間違いないワケですが、当時の時代背景と照らし合わせると「順序が 全く逆」だという話です。

それは 部分のが旧西ドイツの工場ですから、シンガポールに移管後のモデルが「製造場号が若い」話になります。つまりシリアル値で捉えられないという事を言っています

その後の 部分の 部分、さらに最後のコシナ製の並び順はこの通りで適切なのですが、ここも一つ指摘しなければイケマセン。製造番号の中で互いのバリエーションが混在して製産されていた事が分かります (互いに製造番号帯を跨いでしまっている)。

さらにこの考察に適合する検証なのですが、それら製造番号を跨いでいるタイプ「AEJ/MMJ」は全て日本製 (ヤシカ製) です。ところが肝心な「MADE IN GERMANY」の「AEG」が見当たりません。今回ピックアップしたサンプル数は198本なので、確かに少ないので信憑性が低いのは否めませんが、それでも1本も出現しませんでした。

つまり製造番号帯を跨いで製産できていたのが理に適います・・。

AEJモデル:絞り環の最小絞り値が「ホワイト」刻印 (赤色矢印)

AEは「Auto Exposure」の略であり、マニュアル撮影モードの他に
絞り優先モードを備えている。
絞り環の最小絞り値「f16」が「ホワイト刻印」のままのタイプを「AE」+生産国「J」=「AEJ」と俗に呼称している。

MMJモデル:絞り環最小絞り値が「グリーン」刻印 (グリーンの矢印)

MMは「Multi Mode」の略であり、従来のマニュアル撮影/絞り優先モードの他に新たにプログラムモードとシャッター速度優先モードを備えている。
絞り環の最小絞り値「f16」が「グリーン刻印」のタイプを
MM」+生産国「J」=「MMJ」と俗に呼称している。

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上の写真はFlickriverで、このモデルの特徴的な実写をピックアップしてみました。
(クリックすると撮影者投稿ページが別ページで表示されます)
※各写真の著作権/肖像権がそれぞれの投稿者に帰属しています。

一段目
左端からシャボン玉ボケが破綻して滲み始めて円形ボケへと変わっていく様をピックアップしていますが、光学系が6群7枚の拡張ウルトロン型構成なので、そもそも真円を維持したままで明確なエッジを伴うシャボン玉ボケの表出自体が苦手です。さらにプラスしてアウトフォーカス部が大変美しく滑らかに溶けていくので余計に円形ボケを残したまま写し込むのが厳しくなります。Planarであるが故のヒジョ〜に贅沢な悩みですね(笑)

二段目
さらに背景が収差の影響を受けて汚く乱れていく写真をピックアップしましたが、ここでも前述同様アウトフォーカス部がキレイにトロトロと溶けていくので期待したほどの「乱れ方」をしません(笑) しかもピント面はご覧のとおりこのモデルの特徴たる「これでもか!」と言わんばかりにインパクト強く、然し決して違和感に堕ちない (ある意味美しい) 鋭さに被写体を高めてくれます。

三段目
左端の写真などはまさに今ドキのデジタルなレンズのように緻密で情報量の多い写真に見えますが、実はそれほどキッチリ捉えていないのだと思います(笑) やはりアウトフォーカス部の滲み方に特徴があるので、このように空気感/距離感を留めたとてもリアルな写真として残してくれます。 その意味で今ドキのデジタルなレンズよりもむしろ当方などは安心して観ていられますね(笑)

ダイナミックレンジが相当広く採った設計なので、明暗部がギリギリまで凌ぎ、且つアウトフォーカス部とピント面とのメリハリを適度に柔らかく濁して表現してくれるのが「あぁ〜Planarか・・」と言う溜息にも似た感嘆へと誘います(笑)

光学系は6群7枚の拡張ウルトロン型構成で、後群側に1枚凸メニスカス光学硝子レンズを追加した設計です。

左の構成図は当初一番最初に登場した「QBMマウント」モデルの構成図で、以前扱った際にデジタルノギスで計測してトレースした図です。

従って前述のとおり後玉の外径サイズが小さいので (M42マウントの バヨネット化マウントだから)、単純にこのまま後のモデルと比較して
しまうのは良くありません。

さらに右構成図はやはり以前扱った「AEJ」タイプの構成図で、同様 デジタルノギスで1枚ずつ計測してトレースした図です。

前出の「QBMマウント」モデルの後玉と比べると、確かに径が大型化されている (と言うよりも後群側格納筒の中で径を維持したままの設計な) のが分かります。

そして右図が今回扱う「MMJ」タイプの構成図で、同様バラした際の清掃時に1枚ずつデジタルノギスで当方の手で計測したトレース図です (当方が計測したので信憑性に欠けます)。

すると各群の曲率がビミョ〜に変わっている事に気がつきます。特に 第2群〜第3群がガラッと変化しており、仕様上最短撮影距離含め何も変更がありません。おそらくガラス成分の配合面で「AEJ」タイプから変更したのではないかと推察しています。

その根拠となる要素がこの後のオーバーホール工程の中で現れます。

なお右図はコシナ製モデルの構成図です。

オーバーホールのため解体した後、組み立てていく工程写真を解説を交え掲載していきます。すべて解体したパーツの全景写真です。

↑ここからは解体したパーツを使って実際に組み立てていく工程に入ります。基本的な内部構造の設計概念は、当然ながら「AEJ」と同じヤシカ製なので (実際に設計し作っているのは富岡光学) 大きく変わっていないのですが、1箇所決定的に変化した箇所があり、その結果光学系も再設計されたものと推察しています。

左写真は「固着剤」の種類の違いを綿棒に付けて撮影しています。

富岡光学製オールドレンズの固着剤 (焦茶色)
古い時代の市販品の固着剤 (赤色)
現在市販されている固着剤 (緑色)

たかが固着剤の色が違うだけのように見えますが(笑)、実はその「用途」が全く違います。 一般的な固着剤は「ネジなどの固着」用途なので「72時間で完全固形化する」性質を持ちますが富岡光学製オールドレンズに使われている (製産時点に塗布された) 固着剤は「何十年経っても固形化しません

つまりドロドロッと粘りを持ったままの固着剤であり、これをネジ部などに塗布しても固まらないので意味がありません。

ではいったい何処に何の為に富岡光学はこの固着剤を使っているのか???

光学系の「締付環」(のネジ山) に塗っている次第です。どうして光学系の締付環なのか?

それは光学硝子レンズが破壊される原因の一つが「圧力」だからです。意外と温度だと考えている方が多いですが、硝子材はそれそのモノでは熱伝導率が低いので熱で直接破壊される可能性は低いです (但し温度の高低差が急激に変化した場合は膨張/収縮が間に合わず破断する)。

しかし「気圧」には滅法弱いので、それを防ぐ意味から「決して固形化しないが緩みにくい 固着剤」を使う事で、季節などの気圧の変化に耐えているワケです。

従って富岡光学製オールドレンズで「ワンオーナー品」をバラしてみると、その検証ができ ます。固着剤が数種類同時に使われており適材適所と言った感じです。光学系の「締付環」に上記固着剤を塗り、ネジ部には黒色の固着剤で固形化するタイプをちゃんと使っていますし、もっと言えばネジロックには「ネジ山に注入するクリーム色のタイプ」を使っているので、 そもそも「固着用途」が全く皆さんが考えている用途とは異なるワケです。

ネジの固着はネジ山に注入するのが正しい固着化の手法であり (この場合まず緩みません)、ネジ頭に固着剤を塗るのは別の意味/目的で使います。もちろん「固着剤」には「嫌気性」タイプが多いですが違うタイプもあります。

たかが「固着剤」ですが意外にもバラしていると「全く間違った使い方をしている過去のメンテナンス」に頻繁に出くわします(笑) いわゆる「何でも固めればいい」的な発想ですョ(笑)

↑絞りユニットや光学系前後群を格納する鏡筒です。このモデルはヘリコイド (オス側) が独立しており別に存在します。

絞り羽根には表裏に「キー」と言う金属製突起棒が打ち込まれており (オールドレンズの中にはキーではなく穴が空いている場合や羽根の場合もある) その「キー」に役目が備わっています (必ず2種類の役目がある)。製産時点でこの「キー」は垂直状態で打ち込まれています。

位置決めキー
位置決め環」に刺さり絞り羽根の格納位置 (軸として機能する位置) を決めている役目のキー

開閉キー
開閉環」に刺さり絞り環操作に連動して絞り羽根の角度を変化させる役目のキー

位置決め環
絞り羽根の格納位置を確定させる「位置決めキー」が刺さる環 (リング/輪っか)

開閉環
絞り羽根の開閉角度を制御するために絞り環操作と連動して同時に回転する環

ここでご案内したかったのはこの絞りユニットの話ではなく「絞り羽根に打ち込まれている キー」の話です。

上の左写真をよ〜くご覧下さいませ。

絞り羽根の表裏に突出した「キー」が打ち込まれていますが、それこそまるでライカのオールドレンズの如く「本格的な贅沢な設計のキー」なのが分かります (いわゆる単にプレッシングだけで簡素に済ませた設計ではないと言う意味)。

問題なのはそんな事ではなくて(笑)、実は表裏で「キーの材質が違う」点です。気が付かれ ましたか???

片側は「真鍮 (黄鋼) 」を使い、反対側は「アルミ合金材」を使っています。

どうして材質を変えているのでしょうか??? それでは次の写真をご覧下さいませ。

↑6枚の絞り羽根を組み付けて絞りユニットを完成し鏡筒最深部にセットしたところです。絞りユニットは前玉側方向に「位置決め環」が配されていますが、何と「エンジニアリング・プラスティック製 (ネジが利く硬質のタイプ)」なのです。

絞り羽根の表裏にプレッシングされている金属製の「キー」は、その刺さる先が金属 (開閉環) とエンジニアリング・プラスティック (位置決め環) とでは「絞り羽根が角度を変える時」つまり「キー」が回る時の抵抗/負荷/摩擦が異なります。そこで経年使用に於いて「キー」への負担を低減させる目的」で表裏で「キーの材質を変更した」設計だったワケです

つまりこの「位置決め環」をエンジニアリング・プラスティック製にしてしまった為に「光学系が使える面積と容積が変化した」のが冒頭の光学系を再設計していたその根拠です

従来の設計ではすべて金属製 (一部は真鍮/黄鋼製) だったワケですが、発売のタイミングとして1975年ですから、既に富岡光学はヤシカに吸収合併後であり、然しその母体のヤシカ自体が既に経営難の倒産瀕死の状況でした。

つまりコスト削減策ではないかと考えていますが、なにゆえにこの「位置決め環」だけをエンジニアリング・プラスティック製に設計したのでしょうか (他の構成パーツは全て金属製)。

とにかく、この影響で光学系の再設計は免れず冒頭の構成図に至ったと推測しています。

従ってこのモデルは光学系前群や後群が外れないからと「溶剤を流し込む」或いは「加熱処置する」とイキナシバラす以前に「製品寿命」としてジャンクに堕ちてしまいます! (溶剤の 成分で溶けるから)(怖)

↑完成した鏡筒をひっくり返して後玉側方向から撮影しています。

開閉アーム
マウント面に配された「絞り連動レバー」の動きに従い絞り羽根を瞬時に開閉するアーム

制御アーム
絞り環に刺さり設定絞り値を伝達する役目

制御環
途中に「なだらかなカーブ」を備えた絞り羽根の開閉角度を決めている感 (リング/輪っか)

カム
なだらかなカーブ」の勾配 (坂) に突き当たることで絞り羽根の開閉角度を決め伝達する役目

すると「絞り環」を操作する事でこの鏡筒裏の「制御環」が回るので、カムが突き当たる先の勾配 (坂) が変化して「絞り羽根の開閉角度が決まる」仕組みです。坂の麓部分が最小絞り値側になり、坂を登りつめた頂上が開放側に当たります。上の写真ではカムが麓のところで突き 当たっているので「最小絞り値まで絞り羽根が閉じている」ワケですね (グリーンの矢印)。

ところが、実はここに「大きなコスト削減策の理由」が隠されていました。この絞り羽根の 開閉幅 (開口部の大きさ/カタチ/入射光量) の微調整を、従来は「鏡筒の固定位置の変化」に よって微調整機能として設計していたのですが、この手法だといちいち解体しなければならず非効率的です。

この「MMJ」タイプからは「光学系前群を外すだけ」で絞り羽根開閉の微調整機能を附加したかったのが「エンジニアリング・プラスティック製を使ったそもそもの理由」だったのです。

ちゃんと「観察と考察」を進めれば、このように答えに導かれますね(笑)

さすがの富岡光学も「工程数の削減」にようやく気が付いたと言う話なのでしょうか・・(笑)

↑ヘリコイド (オス側) を鏡筒にセットします。このヘリコイド (オス側) の肉厚があるので、 その分鏡筒のサイズも小型化されており、前述のとおり「光学系の再設計は免れない状況」 だった事が推測できます。

↑距離環やマウント部を組み付ける為の基台です。

↑真鍮 (黄鋼) 製のヘリコイド (メス側) を、無限遠位置のアタリを付けた場所までネジ込み ます。最後までネジ込んでしまうと無限遠が出ません (合焦しません)。

実はこのヘリコイド (オスメス) の「ネジ山数」も「AEJ/MMJ」の違いで変化しており「MMJ」のほうが1列少ないのです。

↑ヘリコイド (オス側) を、やはり無限遠位置のアタリを付けた正しいポジションでネジ込み ます。このモデルは全部で9箇所のネジ込み位置があるので、さすがにここをミスると最後に 無限遠が出ず (合焦せず) 再びバラしてここまで戻るハメに陥ります。

↑面倒なのでここで先に距離環を仮止めしておきます。

↑ひっくり返して「絞り環」をセットします。

↑こちらはマウント部内部の写真ですが、既に当方により各構成パーツを取り外して「磨き 研磨」が終わった状態で撮っています。

↑取り外していた各構成パーツも個別に「磨き研磨」を施しセットします。当初バラした際は過去メンテナンス時にこのマウント部内部にまで「白色系グリース」が塗られており、既に 経年劣化進行で「濃いグレー状」に変質していました (スプリングは一部に赤サビ発生)。

すると上の解説のとおり「アルミ合金材の環 (リング/輪っか)」の表面が「表裏で鏡面仕上げ」で設計されています。過去メンテナンス時にはそんな事はお構いなしに「白色系グリースを 塗ったくり」だったワケですが(笑)、実は「鏡面仕上げ」にした理由は「平滑性を何十年も 維持させる必要性があった」からです。

つまり設計した富岡光学はこのマウント部内部にグリースを塗るつもりが無かったことになりますね(笑)

過去メンテナンス時の整備者はそんな事は一切お構いなしです・・(笑)

さらに「絞り値キー」と言う穴が用意されており、ここにベアリングがカチカチとハマるので絞り環のクリック感を実現しています。ここもよ〜く観察すると実は「穴に面取り加工が施されておりグリースが必要ない」のが歴然です。

もっと言うなら「絞り値キーの穴の箇所にベアリングが経年使用で擦っていた痕跡 (横方向に擦れた痕) が一切残っていない」事に気が付きます。つまりはグリースなど塗る必要が無い 設計だった事が検証できるのではないでしょうか?

どんだけ「観察と考察」が重要なのか、お分かり頂けたでしょうか?(笑)

さらに「絞り連動レバーの環 (リング/輪っか)」にはベアリングが組み込まれていない「純粋に2つの環が接触して回る方式」を採っており、この平滑性だって必要になります。

しかしたいていの整備者はこの「絞り連動レバーの環」にはグリースを塗りません (グリースを塗る隙間が無いから)。

つまり過去メンテナンス時の整備者は「滑らかにする為にグリースを塗っている」と言う言い分なのでしょうが、だとすれば言っていることとやっている事の辻褄が合っていませんョね? (同じように平滑性が必須なのにどうして塗る箇所と塗らない箇所があるのか?)(笑)

結局「単なる整備者自身の自己満足」或いは「長年処置され続けてきた慣例」としてグリースを塗ったくる処置を今もなお続けているワケです(笑) そこには理論も何も存在しません(笑)
まさに光学系の光学硝子を締め付け固定する「締付環」に、反射防止黒色塗料を塗ったくっているのと同じ発想ですョね?(笑)

そういう低俗な整備が今もなお施され続けているのが現実です・・(笑)

本当にグリースが必要な箇所、例えばヘリコイド (オスメス) には適切な種別と粘性のグリースを塗り、グリースを必要としない「平滑性だけを必要とする部位」には、経年で生じてしまった酸化/腐食/錆びを排除して、再びパーツに適切な平滑性をちゃんと与えて (戻して) あげる 処置が「本来あるべき整備」なのではないでしょうか?(笑)

要は富岡光学はこのマウント部内部も相当なコスト削減策を採って設計し直していた事が分かります。それほど母体のヤシカは逼迫していたと言う背中合わせでしょうか。

↑完成したマウント部を組み付けて、この後は光学系前群をセットしてから無限遠位置確認・光軸確認・絞り羽根開閉幅の確認 (解説:無限遠位置確認・光軸確認・絞り羽根開閉幅確認についてで解説しています) をそれぞれ執り行い、最後にフィルター枠とレンズ銘板をセット すれば完成です。

修理広告DOHヘッダー

ここからはオーバーホールが完了した出品商品の写真になります。

↑完璧なオーバーホールが終わりました。規定の工程を経て、且つ各部位の微調整も完璧に こなして最後まで仕上げたのですが、その仕上がった出品個体を手にして「目を点にして恍惚化」して距離環を回すと「・・・」ウ〜ン「・・・」つまり距離環を回す時のトルクが気に入らないワケです(笑)

当初バラす前のトルクは十分軽めでしたが、実はピント合わせの際にククッと微動してしまう「スリップ現象」が起きており、ハッキリ言ってこのモデルのピントの山は一瞬なので「前後に戻すのが面倒」と受け取られる懸念がありました。

そこでオーバーホール工程の中で「軽め」に仕上がるよう塗布するグリースの種別と粘性を チョイスして組み上げた次第です。確かに十分軽いトルク感なのですが「相変わらずスリップ現象が (僅かながら) 残っている」のが気に入らないワケです (だッて神経質な人は絶対気に するから)(笑)

こうなると何度も何度も、それこそ何度も何度も距離環を回しては「恍惚の世界の中でトルク感を感じ取る」事になります(笑)

試す事、数十回距離環を回した結果・・またバラしました!(笑)

バラしてはグリースの種別と粘性を変更して組み上げて「恍惚化」した後、再びバラしてまたグリースを入れ替えて組み上げて・・。

これを4セットほど繰り返して最終的に「重めのトルクに仕上げる」事としました。

距離環を回す時のトルクに影響を来すのは、このモデル「MMJ」の場合、もちろん塗布する グリース種別や粘性は重要ですが、それ以前にそもそも「直進キー」と言うパーツが両サイドに1本ずつ刺さりますが、互いにカタチが違います。

さらに距離環を回してヘリコイド (オスメス) の繰り出し/収納をしている最中、ず〜ッと絞り環が「鏡筒の制御アームを掴んだまま離さない」ワケですから、その分抵抗/負荷/摩擦が伝わります。

もっと言えばそもそも鏡筒がアルミ合金材なのですが、前述のエンジニアリング・プラスティック製の「位置決め環」のせいでビミョ〜に膨れます。するとそのビミョ〜に膨れた分ヘリコイド (オス側) にチカラが加わるので「トルクが変わる」ワケです(笑)

従ってこんな感じで複数箇所からの抵抗/負荷/摩擦などを受けて最終的に距離環を回すトルクが決まっていくものの、ひと言に微調整と言っても一筋縄では済まない話です(笑)

なお距離環を回してチェックしている最中に「目が点になって恍惚化」している理由は(笑)、おそらくオークションでご落札頂く方は「目一杯期待して (楽しみにして) 届くのを待っているハズ」ですョね?(笑)

それが人情と言うモノです。するとご落札者様が一番最初に手にして「距離環を回した時の 印象」どのように感じられるのか、それをチェックする為に「恍惚化」しているワケです(笑)

自分が整備した仕上がりで気に入らない要素に対し、その言い訳をこじつける為ではなく
あくまでも「120%の期待値の中で一番最初に距離環を回す瞬間」に感じ取る・・
へッ?重い???」とか「軽すぎじゃねぇ〜?」に対して、ではどうすればそれを調度良い状態に改善できるのか「???」答えがあるのか無いのか?

・・つまりはそれが問題なワケです。

恍惚化」して答えを導き出せなかった時、初めて「これ以上はムリだわ」と諦めの境地に到達するワケですね(笑)

しょせん当方の技術スキルは・・その程度なんです(笑)

↑光学系内の透明度が非常に高い状態を維持した個体です。もちろんLED光照射してもコーティング層経年劣化に伴う極薄いクモリすら皆無です。

当方が「皆無」と言えば本当に皆無です・・(笑)

実はこの「MMJ」モデルは、時期的に最後に登場していたにも関わらず「光学系がクモリが発生している個体が多い」のが実情ですが、その原因が前述のエンジニアリング・プラスティック製パーツを絞りユニット内に使ってしまったからです。

従って「AEJ」よりも光学系が曇る確率が高いのは否めません(泣)

↑上の写真 (3枚) は、光学系前群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

↑光学系後群側も透明度が高く、LED光照射で極薄いクモリが皆無です。クモリは全く無いのですが、実は光学系を組み上げて最後まで仕上げていくと「絞りユニットのエンジニアリング・プラスティック製位置決め環の静電気」のせいで極微細な塵/埃が何処ともなく現れて (ちゃんと強力にブローしているにもかかわらず) チラホラと特に後群側に溜まります。

頭に来るのなんのって・・!(笑)

この光学系の極微細な塵/埃の附着を除去する為だけに、バラすことさらに6セット・・!(笑)

もぉ〜何でも来い状態でしたね・・(笑)

クリーンルームではないので致し方ないのですが、そうは言ってもゼッタイに期待してご落札者様は到着を待っているハズです・・(笑)

↑上の写真 (4枚) は、光学系後群のキズの状態を拡大撮影しています。すべて極微細な点キズを撮っていますが微細すぎて全部写りませんでした。

【光学系の状態】(LED光照射で様々な角度から確認)
・コーティング劣化/カビ除去痕等極微細な点キズ
(経年のCO2溶解に拠るコーティング層点状腐食)
前群内:11点、目立つ点キズ:6点
後群内:18点、目立つ点キズ:14点
・コーティング層の経年劣化:前後群あり
・カビ除去痕:あり、カビ:なし
・ヘアラインキズ:あり(前後群内僅か)
(極微細で薄い2ミリ長が数本あります)
・バルサム切れ:なし (貼り合わせレンズあり)
・深く目立つ当てキズ/擦りキズ:なし
・光源透過の汚れ/クモリ (カビ除去痕除く):なし
・その他:光学系内は微細な塵や埃が侵入しているように見えますが清掃しても除去できないCO2の溶解に拠る極微細な点キズやカビ除去痕、或いはコーティング層の経年劣化です。
・光学系内は透明度が非常に高いレベルです。
(LED光照射でも極薄いクモリすら皆無です)
・いずれも全て実写確認で写真への影響ありません。

↑6枚の大変贅沢な造りの絞り羽根もキレイになり絞り環共々確実に駆動しています。絞り羽根が閉じる際は「完璧に正六角形を維持」したまま閉じていきます。

ここからは鏡胴の写真になりますが、経年の使用感が僅かに感じられるものの当方にて筐体外装の「磨きいれ」を施したので大変落ち着いた美しい仕上がりになっています。「エイジング処理済」なのですぐに酸化/腐食/錆びが生じたりしません。

↑【操作系の状態】(所有マウントアダプタにて確認)
・ヘリコイドグリースは「粘性:中程度+軽め」を使い分けて塗布し距離環や絞り環の操作性は非常にシットリした滑らかな操作感でトルクは「普通」人により「重め」に感じ「全域に渡り完璧に均一」です。
距離環を回すとヘリコイドのネジ山が擦れる感触が伝わる箇所があります
・ピント合わせの際は極軽いチカラで微妙な操作ができるので操作性は非常に高いです。
・絞り環操作も確実で軽い操作性で回せます。

【外観の状態】(整備前後関わらず経年相応の中古)
・距離環や絞り環、鏡胴には経年使用に伴う擦れやキズ、剥がれ、凹みなどありますが、経年のワリにオールドレンズとしては「超美品」の当方判定になっています (一部当方で着色箇所がありますが使用しているうちに剥がれてきます)。
当方出品は附属品に対価を設定しておらず出品価格に計上していません(附属品を除外しても値引等対応できません)。
・附属の中古フィルターは清掃済ですが微かな拭きキズなどが残っています(実用レベルでキレイ)。

↑期待に反して当初のトルク感よりも軽めに仕上げる事ができず、さらに丸2日掛かりもオーバーホールに費やしてしまい、如何に当方の技術スキルが低いのかを思い知らされた作業でした(笑)

最終的に距離環のトルク調整で再びバラして組み上げる作業を4セット、さらに光学系の極微細な塵/埃除去の為にまたバラしては清掃して組み上げる作業を6セット、合計10セットの組み直しですからこれを以てして「低い技術スキル」と言わずして何と言いましょうか(笑)

このブログをご覧の皆様も是非ともご承知置き下さいませ。

結局、距離環を回すトルクは少々「重め」になると思います。当方は「重め」が好みなのでこの程度で全く苦にならないのですが、そうは言っても「軽め」がお好みの方には重く感じられるハズです。いわゆる「CONTAX Planarシリーズによくありがちなトルク感」であり、ちょっと表現が難しいですが(笑)、一般的なオールドレンズとの比較なら「普通」程度のトルク感です。

どうしてもシットリ感/ネットリ感がある仕上がりにしようとすると「ス〜ス〜と軽く滑る」ような印象の軽さには仕上げられません。そのように滑るような軽さにするとやはりククッと微動するスリップ現象がピント合わせの際に発生するので、ピントの山が一瞬のモデルの場合使いにくくて仕方ありません。

従って「CONTAX Planarのトルク感」としてご認識頂ければ十分適切な表現になります。 普通に言うところの「ピント合わせできない重さ」では・・ありません(笑)

↑純正のPフィルターや前後キャップが附属します。光学系内の透明度だけは相当なレベルですから (極微細な塵/埃も取りまくったので) きっとご満足頂けると思います。

オーバーホール済でヤフオク! に出品するのは「MMJ」では初めての扱いになりますが、渾身の仕上がりです (但しトルクは重めですョ〜ぉ)。
ッて言うか、そんなに重くないと思うのですが、どうなんでしょうかね・・(笑)

何度も何度も「恍惚化」していると、しまいには分からなくなってきます(笑)
人に厳しく自分に甘い性格なので・・(笑)

一応当初バラす前の描写よりも僅かに「鋭いピント面」に改善できています (光学系内の一部の締付環が既に緩んでいました)。

無限遠位置 (当初バラす前の位置に合致/僅かなオーバーインフ状態)、光軸 (偏心含む) 確認や絞り羽根の開閉幅 (開口部/入射光量) と絞り環絞り値との整合性を簡易検査具で確認済です。

もちろん光学系の光路長調整もキッチリ行ったので (簡易検査具によるチェックなので0.1mm単位や10倍の精度ではありません)、以下実写のとおり大変鋭いピント面を確保できました。電子検査機械を使ったチェックを期待される方は、是非ともプロのカメラ店様や修理専門会社様が手掛けたオールドレンズを手に入れて下さい当方の技術スキルは低いのでご期待には応えられません

↑当レンズによる最短撮影距離45cm付近での開放実写です。ピントはミニカーの手前側ヘッドライトの本当に「球部分」にしかピントが合っていません (このミニカーはラジコンカーなのでヘッドライトが点灯します)。カメラボディ側オート・ホワイト・バランス設定はOFFです。

この実写はミニスタジオで撮影していますが上方と右側方向からライティングしています。その関係でフードを装着していない為に絞り値の設定によりハレ切りが不完全なまま撮影しています。一応手を翳していますがハレの影響から一部にコントラスト低下が出てしまうことがあります (簡易検査具による光学系検査を実施済で偏心まで含め光軸確認は適正/正常)。

ピンボケに見えますが(笑)、ちゃんと手前側ヘッドライトの電球の球にシッカリと合焦しており、もちろんピントの山は鋭いです。

↑絞り環を回して設定絞り値「f2」で撮影しています。

↑さらに回してf値「f2.8」で撮っています。

↑f値は「f4」に変わっています。

↑f値「f5.6」になりました。

↑f値「f8」です。

↑f値「f11」ですが、まだ「回折現象」の影響が感じられません。

 回折現象
入射光は波動 (波長) なので光が直進する時に障害物 (ここでは絞り羽根) に遮られるとその背後に回り込む現象を指します。例えば、音が塀の向こう側に届くのも回折現象の影響です。
入射光が絞りユニットを通過する際、絞り羽根の背後 (裏面) に回り込んだ光が撮像素子まで届かなくなる為に解像度やコントラスト低下が発生し、眠い画質に堕ちてしまいます。この現象は、絞り径を小さくする(絞り値を大きくする)ほど顕著に表れる特性があります。

↑最小絞り値「f16」での撮影です。もう絞り羽根は「ほとんど閉じきっている状態」なのに、如何ですか? まだこれだけコントラストが明確で下手すると背景が極僅かにボケています。恐ろしいくらいの光学系性能ですね!(驚)