解説:開放時の絞り羽根顔出しについて

ヤフオク! に於けるオールドレンズの出品を見ていると、ドイツから出品している出品者の出品ページにムリな説明が掲載されており、特にオールドレンズ沼初心者の方々には不案内な話なのでここで解説したいと思います。
(おかげで当方宛に内容の是非について質問が来ている状況なので/しかも今回3人目)
《事後談をこのページ最後に追加しました》

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まず問題となっているヤフオク! 出品者の解説を以下に示します。
(当方のファンの方から是非の問い合わせを受けた内容)
※なおこの掲載は問い合わせ頂いた方に対する案内ではなく一般向けです
(問い合わせは大変有難いです!)

【ドイツからヤフオク! 出品している出品者の説明】
 絞り羽根が最小絞り値まで絞られている時「歪なカタチ」になる
→ 最小絞り値のまま円形ボケを撮影しないから問題ない
開放時に絞り羽根が顔出ししている
→ 後玉から覗いて絞り羽根が顔出ししていなければ問題無し
旧東西ドイツ製オールドレンズでも数多く絞り羽根が顔出ししている
 個体がある為メーカーはそのまま出荷していたと考えられる

・・このような説明なのですが、すべてムリがあります。と言うよりも、クレームを避けるが為の「逃げ口上」の類と受け取られるので酷い話です。特にオールドレンズ沼初心者の方にはそのまま信じてしまう話も含まれているので、このような説明は要注意です。

すると例えばの話は、確かに最小絞り値まで絞り羽根を絞った (閉じた) 状態で円形ボケを撮影する人は非常に少ないと考えられますし、そもそも最小絞り値の状態で円形ボケが表出できるオールドレンズも少ないと考えます。

ところが、最小絞り値まで閉じずとも例えば「f5.6f8」辺りで円形ボケを表出してきた時、その円形ボケのエッジ部分が「歪なカタチのまま角張って写る」事は容易に推察できます。仮に絞り羽根の枚数が6枚装備したオールドレンズなら「正六角形」のカタチで円形ボケがギザギザに表出するのが適正ですが、それが「歪なカタチ」のまま写るワケですから、決して最小絞り値の時だけの話ではありません。それを最小絞り値での円形ボケ表出に限定するのは非常に乱暴な説明だと言わざるを得ません (少なくとも良心的ではない)。

またについても、確かに前玉側方向から光学系内を覗き込んだ時に絞り羽根が顔出ししていても、逆に後玉側方向から覗いてその顔出ししている絞り羽根が視認できないなら「点光源などの円形ボケ表出」には影響が少ないと言えます。ところがこの説明も非常に乱暴であり、そのオールドレンズの光学系諸元値を全く考慮していない話のまま案内しているので問題だと言えます。

さらにに至っては、いったい誰がそれら絞り羽根が顔出ししているオールドレンズはメーカー製産時からの話だと断言しているのでしょうか? 仮にデッドストック品なのだというなら、では使われていないと言う証拠はどうやって確認できるのでしょうか? 単に筐体外装にキズが無いからとか、外箱を開封した痕跡が無い (封印されていた場合は別) とかの話だけで「未使用品」と考える思考回路自体に危険が伴います。

今回この解説用として使うオールドレンズは左写真の栗林写真工業製標準レンズ『C.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (M42)』がちょうど分かり易いので(解説に適しているので) ご案内していきます。
(現在ヤフオク! に当方が出品中のオールドレンズでもあります)

このモデルは前玉側方向から光学系内を覗き込むと、絞り環の設定が開放f値「f2.0」の時絞り羽根が僅かに顔出ししています。

左写真はこのモデルの光学系前後群を鏡筒ごとそっくりそのまま取り出した写真です。

光学系の前後群の間に「絞り羽根を含む絞りユニット」が配置されています。
(解説用に手元にあるジャンク品から摘出しました/出品中の個体ではありません)

↑するとこの光学系前後群を含む鏡筒は上の図のように分解できます。
(上の写真は解説用のイメージなのでサイズやカタチ/位置は厳密に正確ではありません)

光学系は「前群と後群」に分かれて鏡筒の前後からネジ込まれています。また鏡筒の内部には「絞りユニット」と当方で呼んでいる「開閉環や絞り羽根」などがセットされます。

つまり「鏡筒を基準として光学系前後群で絞りユニットをサンドイッチした構造」と言えますね (グリーンの矢印のように格納していく)。

光学系前後群
一般的なオールドレンズの場合、光学系は必ず「前群」と「後群」に分割された設計

C型環
開閉環」を固定する役目

開閉環
絞り羽根の「開閉キー」が刺さり絞り羽根を開閉する役目の環 (リング/輪っか)

絞り羽根
入射光を遮る事で光量をコントロールする為に用意されている遮蔽パーツ

鏡筒
光学系前後群や絞りユニットを格納する基準になりヘリコイドの中で直進動する

絞り羽根には表裏に「キー」と言う金属製突起棒が打ち込まれており (オールドレンズの中にはキーではなく穴が空いている場合や羽根の場合もある) その「キー」に役目が備わっています (必ず2種類の役目がある)。製産時点でこの「キー」は垂直状態で打ち込まれています。

位置決めキー
位置決め環」に刺さり絞り羽根の格納位置 (軸として機能する位置) を決めている役目のキー

開閉キー
開閉環」に刺さり絞り環操作に連動して絞り羽根の角度を変化させる役目のキー

位置決め環
絞り羽根の格納位置を確定させる「位置決めキー」が刺さる環 (リング/輪っか)

今回の解説として使うオールドレンズは、鏡筒の最深部に「位置決めキー用の穴」が切削されているので「位置決め環が独立して存在しない」とも言えます。

左写真はその「位置決めキー用の穴」が見えるように前玉側方向から撮影した鏡筒の写真です。

従って、分解すると上の図のような並び順で格納されていた事になりますね。このモデルは「絞り羽根が顔出ししている状態で開放f値f2.0を実現している」設計なのです。

逆に言えば、開放時に完全開放してしまった調整で組み上げられている個体が時々あったりしますから「原理原則」を理解していない整備者の手により過去メンテナンスされていたとも言えます (つまり最小絞り値側で簡易検査具で検査すると最小絞り値まで到達していない)。

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では、ここからはいよいよ冒頭の解説を進めていきます。

↑上図は解説の為に用意したイメージ図で、鏡筒を横方向から見た時の断面図ですが、説明の為に簡素化しています (実際の光学系の道理には合致しない簡略化した図)。

光学系の硝子レンズは凸レンズを1個だけ「絞りユニット」の前に配置し、解説する上で「開放時の状態」として作図しています。

【各色別項目の説明】
↑↓:被写体 (左側) に対して光学系を透過した後の結像 (右側)
グリーンのライン:被写体からの入射光の一つ
濃い赤色のライン:被写体からの入射光の一つ
明るいオレンジ色の縦線:開閉環
グリーンの縦線:絞り羽根
明るい赤色の縦線:位置決め環

上図の例では光学系内を覗いた時「開閉環絞り羽根位置決め環も全て飛び出ていない」のでオールドレンズ諸元値のままの開放時と言えます。

↑上図の場合、絞りユニット内の「開閉環位置決め環よりも絞り羽根だけが飛び出ている」状態なので、前玉側方向から覗き込んでも、後玉側方向から覗き込んでもいずれの場合でも「絞り羽根の顔出し」と言えます。

従ってそのオールドレンズの諸元値から「さらに暗くなった状態」であり開放f値よりも暗い状況と言えます。何故なら「飛び出ている絞り羽根」に一部の入射光が当たってしまい遮られるので像面まで到達していないからです (つまり光量が少なくなるので暗い状態と言える)。

実際のオールドレンズの実写などでは、このような状況の時「コントラストや解像度低下」が表れて眠い印象の写真になったりします。

この状態は明らかに光学系内を覗き込むと「絞り羽根の顔出しが見える」ので誰でも分かる話だと思います。

↑では、こちらの場合はどうでしょうか?

前玉側方向から覗き込むと「開閉環が細いために絞り羽根が見えている」状態です。しかし後玉側方向から覗き込むと「絞り羽根が顔出ししているようには見えない (つまり視認できない)」状態です。

つまり「絞り羽根が見えている状態」なのですが、これは光学系の設計よりも絞り羽根を開放時に僅かに閉じる事で諸元値としている場合のオールドレンズが多く存在し、今回の解説用で使った栗林写真工業製標準レンズ『C.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (M42)』が当てはまります。

光学系の設計は開放f値「f2.0」よりも明るいのですが、絞り羽根が顔出ししている状態で「開放f値」とした設計なので絞り羽根が顔出ししているのがオリジナルの正しい状態です。従ってこれを以て「絞り羽根が顔出ししている」とは言いませんね。

もちろん入射光は規定の開放f値「f2.0」を実現する分の光量がちゃんと透過して結像しています。

↑ところがこのような状況でも、やはり絞り羽根だけが飛び出ていると入試光量不足を来すので、これを以て「絞り羽根が顔出ししている」状況と言えます。実際入射光の一部が飛び出ている絞り羽根に遮られて透過できていないのを上図で案内しています。この時、後玉側方向から覗き込めば「飛び出ている絞り羽根が見えている」ので分かりますが、もともとの設計自体が前玉側方向から覗き込んだ時「絞り羽根が顔出ししている」ので分かりにくいですね (後玉側方向から見れば一目瞭然)。

上図の4つのパターンでは全て「絞り羽根の状態/絞り羽根が視認できるか否か」にスポットを当てて解説しましたが、実はそもそも最初から「位置決め環」の径 (の大きさ) で入射光量は決まってしまいますから「絞り羽根の顔出し」以前の話とも言えます。

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すると、冒頭の問題であるの範疇で考えると、以下のような解説ができます。

絞り羽根が閉じる際は歪なカタチにならないほうが良い

6枚の絞り羽根を実装しているなら絞り羽根を閉じていく時「正六角形」をイジしていれば、開放時には円形ボケに写ったとしても最小絞り値までの途中「f5.6f8」辺りで表出する角張ったカタチのボケは、そのまま「正六角形に近いカタチ」でエッジが表れます。従って、その時に「絞り羽根の開閉幅 (開口部の大きさ/カタチ/入射光量)」が歪なら、それは「そのまま歪なカタチのまま表出する」からこそ「歪が問題になる/歪なのを気にする人が居る」と言えるのではないでしょうか?

それを点光源のボケだとか最小絞り値で円形ボケは表出しないとか「意味不明なこじつけで言い訳を言う」のは不案内であり不親切です。

開放時の絞り羽根顔出しが問題ではなく光学系の設計がどうなのか

これは前玉側方向から覗き込んだ時に「絞り羽根が見えているのかどうか」が問題なのではなく、そもそもそのオールドレンズの設計諸元値としての開放f値に対してどうなのかを考えなければイケマセン。それは後玉側方向から覗き込んで絞り羽根が視認できるか否かでチェックできる話でもなく、要は光学系の設計との関係で変わる話なので一概に判定できません (つまり冒頭の説明は非常に乱暴)。

どのようなオールドレンズも実際にバラしてみれば絞り羽根の制御系に関してどのような設計概念で作られているのかが一目瞭然です。それを以て初めて語る事ができる話であり、絞り羽根開閉の微調整幅がどのようになっているのかが必ず問われます。

メーカーの出荷基準を今の時点で知る手段は無い

デッドストック品だとか新品未使用品だとかの判定がそもそも信憑性がありません。また旧東ドイツのCarl Zeiss Jena製広角レンズ「Flektogonシリーズ」を引き合いに出していますが、光学系前群を取り外した状態で絞りユニットの内部で絞り羽根が顔出ししているのは「超広角域の20mmと25mmだけ」であり、広角レンズの「35mm」は絞り羽根は顔出ししていません。しかもそれら超広角域の20mm/25mmは光学系前群がセットされると絞り羽根は決して顔出ししていません (あくまでも絞りユニット内部で顔出ししているだけの話)。

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要は、前玉側方向から光学系内を覗き込もうが後玉側方向から覗き込もうが、絞り羽根が顔出ししているのか否かが問題なのではなく「その根本は光学系の諸元値に対して適正な絞り値として調整が施されているのかどうか」なのではないでしょうか?

当方は今までに2,000本以上のオールドレンズをオーバーホールしましたが、ハッキリ言ってまず間違いなく過去メンテナンスが一度は施されている個体ばかりです。逆に言えば、新品で購入してから一度も整備に出していないと言うワンオーナー品は、その所有者自らご申告頂いた個体だけしか今までに見た記憶がありません。それはバラせば内部の状況や各部位の調整などから過去メンテナンスの有無は一目瞭然だからです。

もっと言えば、当方が「黄褐色系グリース」に拘っているのは、それら数本しか今までに関わっていない「ワンオーナー品」の個体で使われていたヘリコイドグリースが全て「黄褐色系グリース (メーカー純正)」だったからでもあります。1980年代以降登場してきたオート機構を装備したオールドレンズは当方は扱ったことが無いので知りませんが、少なくともそれ以前のマニュアルフォーカスのオールドレンズは製産時点で使われていたヘリコイドグリースは「黄褐色系グリース」だと結論しています。

それは1950年代〜1970年代までのオールドレンズ製産時に既に「白色系グリース」が使われていたと言うのも、技術革新から考えれば考えられないとのグリース業界の方からのお話とも合致します (当然ながら日本国内での話ですが)。

そして重要なのは、オーバーホールして組み上げたオールドレンズが適切な絞り値で調整が施されたのかどうかは、いちいち検査しなければ不明なままであり、個人たる当方には検査機械設備が無いので簡易検査具でしかチェックできていないとも言えます

例として使った栗林写真工業製標準レンズ『C.C. Petri Orikkor 50mm/f2 (M42)』も、光学系を覗き込むとパッと見で「絞り羽根が顔出ししている」ように見えますが、それは簡易検査具で検査すれば適正な開放f値 (或いは最小絞り値) に適合しています。すると重要なのは絞り羽根の顔出しの有無ではなく「光学系の諸元値に見合う調整が施されたのかどうか」なのであり、それは例え諸元書が手元に無いとしても (実際に当方には一切諸元書の類はありません) 検査すれば自ずと明確になってしまう話でありごまかす事はできません

ヤフオク! の出品者の中には整備業者に対して設計時の諸元書が手元に無いまま整備している事を貶している人が居ますが(笑)、そんな諸元書が製産メーカーの外部に流出する事も希でしかありません。しかし諸元書が手元に無くても検査すれば自ずと明白になってしまうワケで、何故に諸元書に拘るのかが意味不明です(笑)

当方には電子検査機械設備は一切ありませんが、それを貶すならなんら反論はできません。しかしできる処置として簡易検査具を使い検査しつつ微調整を個体別に施して仕上げているワケで、もっと言えばちゃんと検査機械設備を所有し、それで検査しつつ組み上げている整備会社だって今の日本国内にちゃんと存在します。全ての整備会社/業者がいい加減な整備をしているワケではありませんが、そもそも自ら整備していないクセにテキト〜な説明をする事が甚だ信じられませんね。もっと言うなら「f値」は「理論値」です。方や光学系を透過した実際の絞り値は「t値」です。その説明もせずに論じられる話でもありません。

詰まるところ、当方は完全解体し各部位の調整まで施してオーバーホールしていますが、その証拠写真を掲載して解説しても信じてもらえません(笑) 一方ヤフオク! ではこのように「逃げ口上」を平然と謳って出品している出品者 (整備して出品している出品者も居れば当方と同じ単なる転売屋/転売ヤーも居る) のほうが、むしろ信用/信頼が高いので毎週飛ぶように落札されていきます。しまいには当方宛是非を問う質問が送られる始末で笑ってしまいますね(笑)

まさに当方が如何に信用/信頼が無いのかを物語るような話ではないでしょうか・・(笑)

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【事後談】

この問題についてお問い合わせ頂いた方々から、さっそくメールを頂戴しました (3人中2人)。
いつも当方ブログをご覧頂き、大変ありがとう御座います!

お二人とも至極納得できたとのご感想で安心しました。あまりにも早くメールを頂いたので、却ってこちらがビックリです(笑)

問題のドイツから出品しているヤフオク! 出品者は、出品ページの掲載文が一部変わってしまい、今現在は今回問い合わせを受けた内容の文面が掲載されていません。

しかし例えば、マウントアダプタに装着してオールドレンズを使った時に「無限遠が出ない規格のM42マウントモデルが顕在する」については、いまだにそのまま掲載を続けています(笑)

これは例えば左写真の場合ですが、赤色矢印で指し示した箇所の突出が「ピン押し底面を有するM42マウントアダプタ」にネジ込んだ時に途中で「ピン押し底面内径の縁」に突き当たってしまい最後までネジ込めません。

すると最後までネジ込めないので当然ながら無限遠合焦しません (ギリギリ甘いピント面どころの話ではなく全く合焦しないレベル)。

そのような場合に「ピン押し底面が無いマウントアダプタ」が必要になるのですが、それについては落札後にメッセージでやり取りすると出品ページで謳っています。

【そのようなマウント突出があるオールドレンズ】
旧東ドイツCarl Zeiss Jena製Flektogon/Biotar/Tessarなどのシリーズ (シルバー鏡胴モデル)

しかし、そのようなM42マウントアダプタは「FOTGA製M42マウントアダプタ (左写真)」しか現在市場に出回っていません。このマウントアダプタを使えば内側に「ピン押し底面が無い」のでちゃんと最後までネジ込めるワケですが、問題なのは「フランジバックが適合していない」点です。

【M42マウント規格にみるフランジバック整合性】
 M42マウント規格 (フランジバック):45.46mm
SONY Eマウント規格 (フランジバック):18mm
その差分 (製品全高):27.46mm

するとFOTGA製M42マウントアダプタは「0.37mm超過」している為にフランジバックが適合しない、つまりオールドレンズの距離環を回しきって無限遠位置「∞」でカチンと停止しても無限遠合焦しないままと言えます (それをアンダーインフと言う)。

このマウントアダプタは「マウント面 vs マウント面」のサイズ (当方が製品全高と呼んでいるサイズ) が「27.83mm」なので、全く以てフランジバック内に入らずアンダーインフ状態に陥るワケですね。

少なくとも特殊なマウントアダプタでない限り無限遠位置が適合していない話を「落札後ではなく出品の時点」でちゃんと明示するべきではないでしょうか?

そのような事はいまだに蔑ろにしたまま出品が続いています。趣味人、収集家としてヤフオク! に出品しているとのことですが、ドイツの現地法なら問題ないにしても、日本国内の商法なら年間で300万円を超える売上の時、はたして「趣味人/収集家」として認めてくれるのでしょうか?(笑) 少なくとも当方自ら出品の際調べた「特定商取引法」の「特定商取引法ガイド」の「インターネット・オークションにおける販売業者に係るガイドライン」によれば「転売屋/転売ヤー」に入ってしまうので (つまり小売業を営んでいるので) 趣味人/収集家とはきっと認めてくれませんね(笑) もっと言えばヤフオク! で出品を続けている限り国内法が適用されるかも知れませんが (すると消費税も絡みますから未申告なら遡って追徴課税されます)(怖)