◆ オーバーホール/修理の注意事項 (特約事項)

オーバーホール/修理に関して当方が使っている用語解説と注意事項をご案内します。会員種別に関係なく必ずお読み頂き、ご了承の上でご依頼下さいませ。以下記載事項に関するクレームはお受けしません (以下記載事項は法的に有効な特約事項として掲載しています/訴訟時は証拠として提出します)

【オーバーホール/修理の受付対象】
  1. マニュアルフォーカスの単焦点レンズのみ:焦点距離 21mm〜135mm
    ズームレンズ、及びズームレンズに近い構造の単焦点レンズも取り扱いできません。
    オートフォーカスのレンズは取り扱いできません。
    ※一部メーカーは取り扱いできません。詳細はご依頼受付フォームを参照下さい。
  2. 当方所有マウントアダプタに対応したレンズマウントのモデルのみ
    当方未所有レンズマウントの場合、ご依頼者様所有マウントアダプタ (SONY Eマウント用)をお貸し頂ければ対応可能です。当方のカメラボディはSONY製α7IIです。

    《当方所有マウントアダプタ》
    Canon:FDマウント、EOSマウント (扱いをやめました)
    ・CONTAX、ヤシカ他:C/Yマウント (一部モデルは扱いません)
    シネレンズ:Cマウント (扱いをやめました)
    ・エクサクタ (東京光学含む):exaktaマウント
    ・KONICA:ARマウント
    ・LEICA、LEITZ:LMマウント、LRマウント、L39マウント
    ・MINOLTA:SR (MD) マウント
    ・MIRANDA:M44/MB (MIRANDAバヨネット) マウント
    Nikon:Fマウント (一部Gレンズ対応)、Sマウント (扱いをやめました)
    ・OLYMPUS:OMマウント、PEN-Fマウント
    ・PRAKTICA:M42 (プラクチカ・スクリュー) マウント
    ・PRAKTIKAR:PB (プラクチカバヨネット) マウント
    ・PENTAX:PKマウント、M37 (スクリュー) マウント
    ・PENTACON SIX:P6マウント
    ・CARL ZEISS、Rollei他:QBMマウント
    T/T2マウント (扱いをやめました)
    ・TAMRON:ADAPTALL2マウント
    ・PETRI:Petriマウント (ブリーチロック式スピゴットマウント)
    ・RoBoT:M26マウント、M30 (スピゴット式) マウント
  3. オールドレンズの現状について
    正常/不具合あり/ジャンク品のいずれも対応可能です。

    ・正常/不具合あり:
    現状についてご依頼者様と当方の認識が一致することが前提です。
    作業前確認時、及び作業開始後に「現状」の認識が相違することがあります。その場合
    当方の認識が優先されます。
    (正常のつもりが不具合ありだった/不具合の内容が全く異なるなど)

    ・ジャンク品:
    如何なる場合も完全修復/改善は見込めません。
    内部パーツの破損/変形/改修/改造などが過去に施されていた場合完全修復できない
    場合があります。
    正常品/不具合ありの認識でご依頼頂いても実際にバラした時点でジャンク品の扱い
    に変わることもあります。
    (過去メンテナンス時の改修/改造で正常にしていた場合は解体時点で戻せません)
  4. オーバーホール/修理ご依頼をお受けする対象者について
    個人の方が対象です (法人からのご依頼はお受けしません)。カメラ店様による販売目的、或いはヤフオク! /海外オークションebayなどへの転売目的によるご依頼は、一切お断りします (同業者の営業行為/販売補助に協力しません)。

    常時有名カメラショップ様やヤフオク! /海外オークションebayなどの出品商品を監視しています。当方がオーバーホールしたオールドレンズを転売している事実を発見した場合事前通告無く会員登録を抹消し以降のご依頼一切をお断りします。
    (複数本/恒常的など勘案し判断します)
【オーバーホール/修理を承るのに際し注意点】

当方の本業はオーバーホール済でヤフオク! にオールドレンズを出品する『転売屋/転売ヤー』です。その傍ら同じオーバーホール/修理の機会を皆様にご提供しているに過ぎず「修理専門 業者」ではありません。
ご依頼者様と当方との立場は「50 vs 50」が当方のスタンスです。オールドレンズやマウント規格、或いは整備に対する認識の相違等排除する目的から「クレームは一切受け付けません」
(認識の相違によるクレームも排除します)
この考え方にご賛同頂けない方は当方へのご依頼を御遠慮下さいませ。プロのカメラ店様や
修理専門会社様にご依頼頂くのが最善かと存じます。

  1. 着手料
    ご依頼の都度オールドレンズ1本につき請求される「事務手数料/作業内容管理手数料」です。
  2. 納期
    納期は受付順 (到着順) で前の作業が遅延すれば全て影響を受けるので確定的な返却時期を事前にご案内できません。また、当方の1カ月間作業配分から翌月以降に遅延する場合もあるので最大の期間も掲示しています。あくまでも目安とお考え下さいませ。
    (最大の返却納期を越える場合もあります)
    納期に関するクレーム/催促は一切お受けしません。お待ち頂けない方は一般的なプロのカメラ店様や修理専門会社様宛にご依頼下さいませ。
  3. 送料
    往復の輸送運賃をご依頼者様に全額ご負担頂きます。
  4. 請求料金の未払い
    毎年1〜2人の方が突然音信不通になりご請求金額を支払わず踏み倒しています。
    人としてこのような所為は許せません (何かしらご不満を連絡するべきです)。

    保険会社との契約も考慮しましたが、料金体系に反映させては適切にお支払い頂いている大多数の方々に迷惑が掛かるので当方にて個別対処することにします。
    今後は警察署への「被害届」提出と共に内容証明郵便による支払督促を行い「少額訴訟」及び「少額訴訟債権執行」手続を当方にて被告所在地の管轄簡易裁判所に提訴します。
    過去経験から手数料/口頭弁論などに係る諸費用も相当額が加味された上で具体的な判決が下りますが、その場合被告所有銀行口座の差押などにより被害額を弁済頂きます。
    (少額訴訟債権執行判決に伴う管轄簡易裁判所命令執行に拠る被告所有銀行口座差押)
    内容証明郵便は2回まで郵送し以降訴訟手続に入り管轄簡易裁判所より訴状が送達され
    ます
     (当方所在地は千葉県です)。
【オーバーホール/修理のご依頼方法】
  1. 必ずご依頼受付フォームに必要事項ご入力の上1本ずつご依頼下さいませ。
  2. ご依頼受付後のみ当方との連絡用メールアドレス・・・・「pakira3kara@pakira3.sakura.ne.jp」をご使用頂けます。
  3. 作業の順番は当方にご依頼品が届いた日付を以て「受付日 (到着順)」管理になります。
    (当方への到着が遅れた場合作業の順番もその分遅れます)
  4. ご依頼頂いても一部のモデルはご依頼をご辞退することがあります。
    (過去に整備経験があるモデルでもご辞退することがあります)
【ご依頼品の発送】
  1. 必ず以下の『お知らせ頂きたい内容のメモ (或いは印刷) を同梱願います
    『お知らせ頂きたい内容』
    ・モデル銘:
    ・現状:(なるべく詳細をお知らせ下さい)
    ・依頼内容:(なるべく詳細をお願い申し上げます)
    ・附属品:
    ・ご返送先ご住所 (〒番号付):
    ・お名前様:
    ・お電話番号:(返送時のクロネコヤマト宅急便伝票に記載します)
    ※当方から送信したメール内容を印刷して同梱するのは御遠慮下さい。送信メール内容は
    当方にも残っており意味がありません。必ず上記内容をお知らせ下さいませ。
  2. 完全梱包を心掛けて下さい。
    荷物受領時に「受取連絡」をメール送信しますが、内容物の確認は作業開始直前です
    内部が破損している場合、或いは梱包箱の外損など、荷物の受け取りから2週間を経過
    している場合は輸送会社の「宅急便保証規定」の対象になりません。
    破損も含めオールドレンズの状態に関する当方による弁償などは一切対応しません。

    特に空気封入型の緩衝材などで梱包した場合、空気が抜けてオールドレンズが角当たり
    している事故が頻発しています。エアキャップ (プチプチ) や新聞紙などで充分な緩衝になるよう完全梱包をお願い申し上げます。
    (新聞紙をグルグル巻きしても衝撃を防ぐことにはなりません)
  3. ご依頼品の到着を以て「正式依頼」となり以降キャンセルできません
    また予め告知している予定返却納期を過ぎてもキャンセルできません。
    オールドレンズご使用の予定などがあるなどご事情が御座いましたらご依頼時に必ず
    お知らせ下さいませ。
    ご依頼品の到着日を以て「受付日 (到着順)」として作業順序に組み入れます。
  4. ご依頼品発送時の輸送料金はご依頼者様でご負担下さいませ (発払い)。
    また作業完了後の返却時もクロネコヤマト宅急便を使い発送 (発払い) しますが、係る
    輸送運賃はご請求額に含みます。
【注意事項】

 料金について:

  1. 当方未扱い、及び過去整備済モデルでも内部構造が異なっていた場合など「構造検討
    料金がご請求額に加算されます。
    構造検討」は内部構造の把握、組立手順、及び調整度合いの判定を行う必須作業です。
    「構造検討」料金の請求にご納得頂けない方は「当方との認識の相違」ですのでご依頼
    頂かぬよう切にお願い申し上げます
    。また「構造検討」料金に該当する金額分を差し引いてお支払い頂いた場合も後日再請求します。
  2. ご依頼の1個体に対するご請求額は「オーバーホール/修理料金一覧」の (11) を除き例外なく「個体別ご請求上限額」を越えません
  3. 「オーバーホール/修理料金一覧」の各作業料金は係る最低限の料金であり、内部構成
    パーツの経年劣化状況や経年摩耗などにより個体別に異なります。各作業料金の範囲内に収まる作業を執り行うことは現実的に不可能でありご指示を承っても対応できません。
    (例:10,000円以内でなるべく改善してほしいなど)

    但し「個体別ご請求上限額」を超えるご請求はありません。
  4. 作業途中のメール問い合わせ
    原則として特殊な状況を除き作業途中にメール問い合わせすることはありません
    (パーツを広げたままなのでメール授受の間作業が止まるため)

    個体別ご請求上限額」範囲内で当方の判断により追加作業を執り行います。
  5. ご請求額のお支払いは返却当日を含む3日以内に指定銀行口座宛お支払い下さいませ。
    (振込手数料ご依頼者様負担)
【作業内容について】
  1. オーバーホールについて
    ネジやスプリングに至る最小単位まで解体し (バラし)、清掃後に必要な処置を施し再度組み上げて正常に使える状態まで戻す作業を指します。一般的なプロのカメラ店様や修理専門会社様が行っている「整備点検作業」は当方ではお受けしません。
    (完全解体が大前提ですが個別修理/調整/光学系清掃はその限りではありません)
  2. 個別修理/調整について (個別修理の扱いをやめました)
    当方ではオールドレンズ内部を「ヘリコイド系/絞りユニット連動系/マウント部内部、及び光学系」の4つの部位に区分けしています。
    ご依頼時に個別修理/調整として承っても、実際にバラしたところ異なる部位からの影響で症状が発生している場合もあります。
    (例:絞り羽根の開閉異常だったがバラしたらマウント部の問題だったなど)

    追加の作業が発生した場合、当初概算見積より割高なご請求になること、或いは当方の
    判断によりオーバーホール扱いとして作業することもあります。
    作業の内容について適時メールでお問い合わせすることはありません。
    (その判断に至った経緯など返却時に可能な限りご案内します)
  3. 「構造検討」について
    内部の構造化から組立手順、或いは調整箇所の把握と調整の度合いなど「観察と考察」により適正な処置を施すことで最善な組み上げを目差す上で必要な作業です。
    これにより過去メンテナンス時の不適切な処置なども判明し、より具体的な改善処置が
    明確になります。単なる整備に留まらないオールドレンズ延命処置の一環として大変重要な作業です。
    (初めての扱い以外に過去経験済モデルでも内部構造の相違から請求することがあります)
  4. 概算見積について
    ご依頼時にご案内頂いた現状や症状など、或いは外観からの判断だけで具体的な内部の
    状況を確定できません (バラさなければ一切不明)。
    概算見積」はあくまでも予測し得る改善処置を施した場合の最低料金なので、その金額や作業内容を確約/保証するものではありません。
    今までの例から概算見積より割高なご請求額になることが多いです。
  5. 機能性能の確認について
    簡易検査具を使って無限遠位置確認光軸確認 (偏心含む)・絞り羽根開閉幅の確認をそれぞれ行います。当方は個人なので (法人格ではありません) 厳密な検査を行う機械設備は一切ありません。それら検査機械設備による確認を期待される方は当方にご依頼頂かぬ
    よう切にお願い申し上げます。
    (プロのカメラ店様や修理専門会社様へのご依頼をお勧めします)

    なお、現在カメラ店様などからの外注依頼をお断りしているのでカメラ店様へのご依頼品が当方に流れてくることはありません。
  6. 当方の技術スキルについて
    当方の技術スキルは独学による個人レベル止まりなので、プロに師事した正しく適正な技術スキルではありません。そのような技術スキルを求められる方は当方にご依頼頂かぬよう切にお願い申し上げます。
    (プロのカメラ店様や修理専門会社様へのご依頼をお勧めします)
  7. フィルムカメラへの装着について
    当方ではマウントアダプタに装着しての確認/調整しか対応できません。フィルムカメラに装着使用される場合はご依頼時に必ずその旨ご案内下さいませ。その場合、無限遠位置は当初位置で調整しますが、光軸確認 (偏心含む)・絞り羽根の開閉幅確認はマウントアダプタによる確認しかできません。
    当方で用意しているフィルムカメラは旭光学工業製「SPOTMATIC (M42)」とCanon製「Canon 7 (L39)」のみです。
  8. マウント規格について
    オールドレンズが生産されていた当時の装着先はフィルムカメラです。一方現在市場に
    流通しているマウントアダプタ (デジカメ一眼/ミラーレス一眼との装着用媒介) は擬似的にマウント規格を適合させているだけに過ぎません。規格上同一マウント名だとしても、厳密にはオールドレンズ内部の機構部調整には微妙な相違があります。

    マウント規格に対する過信、或いは日本製マウントアダプタに唯一無二な信用を置いて
    いる方からのご依頼はお断りします

    (プロのカメラ店様や修理専門会社様へのご依頼をお勧めします)
  9. 無限遠位置について
    一般的に「無限遠位置」とは「距離環でピント合わせを必要とせずに合焦している距離の距離環位置」を指し、距離環指標値刻印の「」で突き当て停止します (距離環がカチンと突き当たってそれ以上回らず止まる状態)。

    フィルムカメラへの装着、或いはマウントアダプタ経由の装着の違いにより現実的な調整は微妙に異なります。フィルムカメラ/マウントアダプタの両方で使用される場合、当方の整備はそれを勘案した調整を施します。

    現実的に「マウントアダプタとの相性問題」が顕在する以上、無限遠位置は距離環指標値刻印「∞」の僅か手前でピント合焦し以降ピント面が再びズレていく「オーバーインフ」で仕上げます
    お手持ちのフィルムカメラやマウントアダプタにピタリと無限遠位置を合致させる調整は当方では実施しません。
    (フィルムカメラやマウントアダプタとデジカメ一眼/ミラーレス一眼が必要になるため)
    そのような調整を望まれる方は当方ではなくプロのカメラ店様や修理専門会社様にご依頼下さいませ。
  10. ライカ判L39スクリューマウントについて
    ライカ判フィルムカメラ、或いはライカカメラボディに装着してご使用になる場合は必ずご依頼時にその旨お知らせ下さいませ。当方所有フィルムカメラCanon製「Canon 7 (L39)」にて距離計連動と二重像確認を執り行います。
    但し、厳密な距離計連動の調整はできかねますので距離計連動のピント精度を求められる方はプロのカメラ店様や修理専門会社様にご依頼下さいませ。
    当方では「目視確認」による調整しかできません。
  11. マウントアダプタについて
    当方所有マウントアダプタによる調整/確認しか保証できません。ご依頼者所有マウントアダプタに係る問題は当方の責として対応しません。
    また、ご依頼者様所有マウントアダプタに合致させた調整は一部を除き対応できません。これは拡大撮影機能の拡大倍率が問題になるためカメラボディ側機種によっては確認できず現状すべてのマウント規格カメラボディを用意できません。
    (SONY Eマウントのみ対応可能)
  12. 距離環のトルクについて
    距離環を回す際の感触「軽い・重い・固い」などを当方は「トルク」と表現しています。
    オールドレンズは過去に塗布されているヘリコイドグリースの経年劣化から「液化進行」が推測されます。結果トルク感は「軽め」になっており当方整備でヘリコイドグリースを入れ替えた場合トルク感が変わります (重く感じる場合もあります)。
    ご依頼頂く以上ヘリコイドのトルク感は変わることをご覚悟の上でご依頼下さいませ。
    整備後のトルクに関するクレームは一切対応できません。

    距離環のトルク感はヘリコイドのネジ山摩耗度合いや、その他部位 (絞りユニット連動系
    /マウント部内部) との兼ね合いでも変わるので単純にグリース (及びグリースの粘性) の問題だけで完結する内容ではありません。仮にご依頼時トルク感を「正」としヘリコイドグリース交換しない場合でも、その他部位からの影響で距離環のトルク感は変化します。ご依頼頂く以上、距離環のトルク感は変わるものとご認識下さいませ。
    (一切トルクを変えたくない場合はご依頼頂くこと自体意味がありません)
  13. 使用するグリースについて
    基準グリースは『黄褐色系グリース 粘性:中程度』です。ご依頼時の現状トルク感を
    基にご希望のトルク感に仕上げることを目指します (使用するグリースは当方に一任頂きます)。
  14. 光学系について
    当方では前玉〜後玉までの光学硝子レンズ群のことを「光学系」と表現しています。
    光学硝子レンズには必ず「表面/裏面」があり、貼り合わせレンズ (複数枚の光学硝子
    レンズを接着剤を使って貼り合わせてひとつにしたレンズ群) も含まれていることもありますが、貼り合わせレンズのバルサム切れ (貼り合わせレンズの接着剤/バルサムが経年劣化で剥離し始めて白濁化し薄いクモリ、或いは反射が生じている状態) は専用機械設備が無いので対応できません

    なお、光学系内は経年のCO2溶解に拠る極微細な点状痕が残り、当方では「点キズ」と
    呼んでいますが清掃しても除去できません。
  15. コーティング層について
    光学系内コーティング層の経年劣化は見ただけでは事前に一切判断できません。清掃して初めて劣化が判るので清掃の結果コーティング層にキズを付けてしまう/剥がれてしまう或いはヘアラインキズが付いてしまうことがあります。その場合当方による弁償やご請求額の値引など一切対応しません。ご依頼時はそのようなリスクを伴うことをご覚悟の上でご依頼下さいませ。
    またMINOLTA製やライカ製オールドレンズには光学系内に極薄膜蒸着のコーティング層が存在します (一部他社光学メーカーにもあり)。この極薄膜コーティング層は清掃液を
    垂らしただけでその揮発時に痕が残るため、全くキズ/痕が無い状態に仕上げることは
    できません。当方は個人なので光学硝子レンズ研磨機械設備、コーティング層再蒸着設備などが無くキズの無い状態に仕上げることもできません。
  16. 光学系内のクモリやカビについて
    クモリやカビは清掃だけでは除去できないことがあります。特にコーティング層の経年劣化に拠るクモリやコーティング層に浸食したカビなどは除去できません。またカビは除去できたとしてもカビ除去痕が残ってしまうこともあります。逆にクモリだと見ていた部分が実はカビでキレイになることもあります。これらは作業してみなければ一切結果が推測できません。
    当方で行う「硝子研磨」は手作業のためコーティング層表層面の極薄い部分だけの効果
    しか見込めず、必ずクモリやカビが除去できるとは限りません (逆にキズが付くこともあります)。
  17. カビの判定について
    当方は個人なので光学系内の光学硝子レンズを検査する機械設備 (顕微鏡など) が無く、且つ試薬を使った検査などもできません。光学系内のカビの発生について厳密に調査することは不可能です。
    経年の使用に於ける光学系内のカビは菌糸状のカビばかりとは限りません。極微細な点状のカビが集まってクモリ状に見えている場合もあれば、極微細な汚れのように見えている場合もあります。それらがカビなのかどうかの判定は当方ではできません。
    カビの発生に関する判定が必要な方は当方にはご依頼頂かずプロのカメラ店様や修理専門会社様に整備をご依頼下さいませ。
  18. 光学系のキズとコーティング層のキズの相違について
    当方ではLED光照射で視認できるキズを「光学硝子面のキズ」と認識しています。順光
    目視で視認できるコーティング層のハガレは、LED光照射では視認できないのでキズと
    認識しません (これに関するクレームはお受けしません)。
  19. 過去メンテナンスについて
    オールドレンズが過去に一度もメンテナンスされていないことは非常に希です。過去メンテナンスに起因する不具合や問題点まで当方が責任を被るのはおかしい (不条理) と考えます。過去のメンテナンスに起因する不具合や問題点は、その改善に係る処置に対して
    追加料金が必ず発生します。
  20. 内部構成パーツの経年劣化について
    内部構成パーツは経年劣化により正常に機能しない、或いは過去メンテナンス時に故意に変形/改修/切削されていることがあります。これらについてその改善に必要な代替パーツの調達/更なる改修/改造を施した場合追加料金が発生します。
  21. 作業途中の返却について
    作業途中で固定環固着などの理由から継続して作業を進められないことが希にあります。その場合作業途中で元に組み戻した上でご返却します。作業の結果は当初の問題点が改善されていない、或いは当初の状態よりも改悪になっている場合もあり得ます。事前に予測することができないので当方による弁償などは一切できません。またその際のご請求額は一定の作業を経ているため相応の金額をご請求します。
  22. 既に一部解体している場合
    ご自分で一部/全部を解体されている場合、或いは光学系の清掃だけをご自分で実施されている場合などは必ずご依頼時に事前にその旨ご案内下さいませ。バラせばどの程度過去のメンテナンスから時間が経過しているのかはすぐにバレてしまいます。
  23. 商品確認、ご請求額のお支払いについて
    整備が完了し返却後、荷物お受け取り当日から起算して3日以内に商品をご確認頂き当方指定銀行口座宛ご請求額をお支払い下さい
    商品確認で不具合があればお受け取り後3日以内にご連絡下さいませ。それ以降は再修理としての扱いになり有料になります。
    領収書の発行は行いません (ネットバンク決済も含めお支払い時の明細を以て領収とさせて頂きます)
  24. 不具合の判定について
    ご依頼時にご案内のない装着/使用方法で不具合が生じた場合、当方の免責とします。
    オールドレンズやマウント規格に対する認識、或いはオーバーホール/修理に関する認識の相違であり、規格が同一だとしても掛かるチカラの影響は微妙に異なり整備内容や調整が変わります。
    (例:ご依頼時マウントアダプタ経由 → 実際はコンバーターを経由し装着していたなど)

    そのようなフィルムカメラ時代の認識に執着する方からのご依頼は一切お断りします
    そもそもオールドレンズをマウントアダプタ経由デジカメ一眼/ミラーレス一眼に装着し使う「オールドレンズに対する資質の欠如」と考えます。
    (頑なにマウント規格に拘る方やフィルムカメラとデジカメ一眼/ミラーレス一眼とが同一の認識の方など)
    当方ではマウントアダプタ経由での確認/調整しかできません。プロのカメラ店様や修理専門会社様にご依頼下さいませ。
  25. 難度加算について
    料金一覧の「(6) 難度加算」は、対象作業が完結するにあたり1時間以上の時間が必要だった場合に次の計算式をもとに算出し加算請求しています。

    ① 単独作業:1,000円+作業時間:1,000円/1時間あたり
    ② 単独作業:2,000円+作業時間:1,000円/1時間あたり
    ③ 複合作業:3,000円+作業時間:1,000円/1時間あたり
    ※単独作業は「ネジ締め付けや固定調整」など一部部位のみの作業は①になり「ヘリ
    コイドの組み直し」などグリース再塗布など別の作業を要する場合が②として扱い
    ます。また③は複数箇所の部位調整を伴う場合の計算式です。
  26. オーバーホール/修理の当ブログに於ける掲載について
    当方はオーバーホール/修理専門業者ではなく、単なるオークション『転売屋/転売ヤー』です。
    従って同業者 (オークション出品者/修理専門会社/カメラ店) の営業補助/販売補助を手助けする意思がありません。
    当ブログに掲載しているオーバーホール/修理の工程手順、及びその解説は必ずしも組み立て工程の適正な手順を示さず、且つ詳細な解説も肝心な要素を排除して記載/掲載していることがあります。
    当ブログ掲載内容を参考にして組み立てを進めた場合に正しく組み上がらなかった場合、その責は当方にありません。また当ブログの解説ストーリーから故意に組み立て手順を違えた順序で掲載していることもあります。
    その趣旨に基づき、当ブログの適正な記載/掲載内容に係る責任と義務を当方は有しません。
  27. オーバーホール/修理完了後のクレーム対応について
    オーバーホール/修理が完了しご返却した時、オールドレンズの仕上がり状態についての「一切のクレームを拒否します」ご納得頂けずとも当方はその対応を一切行いません。

    この考え方にご賛同頂けない方は当方へのご依頼を御遠慮下さいませ。プロのカメラ店様や修理専門会社様宛にご依頼下さい。
  28. 特約事項、及び料金は事前通告無く改訂することがあります。
  29. 2020年11月6日付訂正しました。
    ・【オーバーホール/修理の受付対象】の1.に補足を加筆。
    ・【オーバーホール/修理の受付対象】の2.所有マウントアダプタ一の一部を訂正。
    ・システムを変更しました。